True Colorsを見つけるためのセッション
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先週末、スピリチュアルリーディングを受けてくださった
Sさんから、メールを頂きました。
読んでいて涙が出そうになりました。
なんだか感動してしまったのです。
セッションの中で、Sさんには少々厳しいことを
言わざるを得ない場面がありました。
伝える前、
「この言葉をSさんは受けとめられるかしら?」と
一瞬考えました。
初めてお会いして数十分。
厳しいことなど言わずに、耳障りのいいことだけ選んで
セッションを終えることもできます。
けれど、ある意味で賭けに出ました。
受け止めて貰えなかったなら、それまで!という風に。
すると、頂いたメールの中でその部分に触れられていました。
「教えて頂いてありがとう」とお礼が添えられて。
厳しいフィードバックを受け入れるには、
勇気と強さ、柔軟性が要ると思います。
そして自分への愛も。
Sさんにはそのすべての力が備わっていらっしゃいました。
メールには、
すぐにお礼のメールを入れずに申し訳なかった、と
詫びる言葉のあとに、
「この二日間、神道さんにお話しいただいたことを
何度も思い出しながら、ぼーーっと、考えたり、
出会った人の話を聞いたりしてすごしました。
お礼のメールを出すよりも、その様に過ごすことが、
私には大切だと思ったからです。」と書かれていました。
私が感動したのはその部分。
その場限りの発見や、楽しみを味わうだけでなく、
週末を自分自身の理解のために過ごして頂けた。
そしてそこから色々なモノが生まれたのが
文面からと、Sさんのエネルギーの両方から
感じられます。
Sさん、そのきっかけに立ち会うことができたこと、
本当に嬉しいです。
私が提唱する1回で終わる短期療法は、
問題が明らかなときや症状が出ているもの
(例えば恐怖症やトラウマの解決、痛みなど)は
その場で解決してしまうので、セッション終了後には
「あれ?なんで?どうして?何とも思わなくなっちゃった」と
言われることが多いです。
※私の考える「問題」とは、改善するものでなく
消滅まで出来たときに成功と呼びます
しかし上記が”形のある悩み”とすれば、
”形のハッキリしない悩み”については
カウンセリング(リーディングも含みます)中の時間だけでなく、
終了してから後、日常にそれがどう影響していくかも重要です。
そういえば先日のメイクレッスンでも、
「アフターフォローが無いと、間違ったままのメイクを
続けかねないですね」と、クライアントさんに言われたばかり。
少しセッションの見直しが必要かなぁ。
2度目のセッションはクライアントさんの自由選択に
お任せしていますが、次のセッションをきちんと
お勧めするのがカウンセラーの責任かもしれない。
セッション後から次のセッションまでの間に、
何を思い、何を取捨選択していったか。
どのような変化があり、何を守ろうとしたか。
新たなチャレンジを試してみたか、
微調整の必要があるか、など。
本当のセラピーは、ご本人の中でしか行われないのです。
思うに私は、人が深まっていく過程を見るのが
好きなんだと思う。
”深まる”って、うまく説明できないけれど、
自分の魂の役割に気づき、その道を歩き始めるということかな。
目の前でクライアントさんの変化を目にしていると、
自分もまた日々成長していきたいと強く思います。
けれど一方で、
カウンセラーなんて要らなくなる世界を夢みたりもします。
私が目指すのは、一人ひとりがカウンセラーとなって、
自分自身や周りの大切な人を癒したり、励ましたり、
問題解決のお手伝いができるようになる世界を創る事。
その日が来るまで「ここ」に存在して、
必要なときに、必要としている人に、必要な言葉をガイドする。
それが私の使命かな!
そんな風にいつも漂う私です
今日会った友人から、
「前世って信じる?ヒプノって知ってる?」と聞かれました。
そして私の答えを待たず、
「職場の後輩が、
”ヒプノ”に行って”前世”見てきたんだって!」
と言う。
こんな感じの会話、この1週間で2度目・・
そして私、「前世・・、信じる。ヒプノ・・、知ってる。
だって、わたしヒプノセラピスト。」
この答えも2度目。
友人、「えぇー!?」とびっくり。
これも2度目
私のやっていることって、結構知られていないんだなぁ、と
ショックだけど、自分の表現不足を認識することができました!!
ヒプノとは催眠のこと。
催眠療法(ヒプノセラピー)と言うと
日本ではあまり馴染みが無いかもしれないけれど、
アメリカなどではカウンセリングだけでなく医療現場でも
用いられます。
古代では麻酔の代わりもしていたんです。
日本で認可されないのは、体だけ診て心を診ようとせず、
患者の顔より臓器ばかり見る医者の習いがあるからかな。
自分で言うのも何ですが、私は催眠がかなり得意
「特技」と言ってもいいぐらい
今まで「催眠にかかりにくくて・・」と訴える人を
何人も攻略(?)してきました
そもそもカウンセラーとしての学びの原点は
催眠療法ですもの。
名乗っていないけれど、催眠療法士のお免状もあります。
催眠療法の用い方には幾つかあり、
一般的なところでは「退行催眠」がありますね。
退行。時間を遡ること。
任意の年齢や、任意の出来事があった頃に時間を
巻き戻す。
時には幼少期に。
時には胎児の頃に。
時には前世や過去世に。
前世というのは、1つ前の世。
過去世は、さらにもっと前の世。
ここには輪廻転生と言われるように、
人が幾度も生まれ変わることを前提にしているけれど、
輪廻転生を信じるか信じないかは問題ではありません。
信じない人も、過去世の自分に会いに行くことができる。
では過去世に行ってどうするの?と
疑問に思うかもしれませんね。
日本のヒプノセラピストは、
ブライアン・ワイズ博士の前世療法を踏襲している方が
ほとんどじゃないかな?
時間をかけて催眠誘導し、心身をリラックスさせたところで
クライアントが今一番必要なメッセージを持っている前世に
タイムトリップする。
そしてその時の生き方から、求めるメッセージを手にして
帰ってくる、というパターン。
言ってみればスタンダードだけれど、
これがなかなか感動を呼ぶ結果をもたらします。
私も催眠誘導で幾つかの過去世にトリップしたことが
あるけれど、必要なメッセージを受け取ると同時に
過去世のトラウマまで解消したことがあります。
過去世のトラウマというのは、
知らず知らず現世に影響しているものなので、
スタンダードな催眠だ、などとバカに出来ない面もあります。
今は物凄いスピリチュアル・カウンセラーとして
活動されている友人も、催眠で過去世を見てから
スピリチュアルな力が開花したと言います。
彼の場合は、もともと持っていながら封印していた力を
「思い出した」という事ですが、そんな風に意外な発見を
することがあります。
私の場合にはパラレルワールドにトリップしたことが
あります。
パラレルワールドというのは、次元の違う自分の人生を
垣間見てきたということ。
まだカウンセラーになろう等とは思っていなかった頃、
前世を見るために試みた催眠療法で、
子供を相手にするカウンセラーをしている別次元の自分を
見ることになりました。
化粧っ気の無い顔に、地味~な灰色のスーツに、
髪を後ろに束ねただけの女性。
子供を助けることだけに生きて、自分の人格が
あることなど忘れているかのように日々を過ごし、
ある日歩道橋で突然倒れて息を引き取った。
催眠でこの人生を見ていなかったら、
私も同じ道を歩んでいただろうと思う。
不思議な話だけれど、もう一人の私に教えてくれて
ありがとう、と心から思う。
ところでご存知ですか?
私たちが意識できる自分(=顕在意識)というのは、
意識全体のたった3-7%と言われていることを。
残りは無意識とか潜在意識と呼ばれている部分。
ただしこの潜在意識は眠っているばかりでなく、
日々、こうしている間にも使われています。
ブログを読みながらも、電話が鳴ればその音を聞き分ける
ことができるし、少し喉が渇いたなぁと体調の変化にも
気づくことができる。
朝起きて、どうやって布団をめくろうか考えることなく
布団から出て、道を間違えることもなくトイレに行って、
意識することなく正確にドアを開け閉めする。
こうした自動的な行動は潜在意識が使われているからこそ
可能なわけです。
最近、野菜不足だなぁと思いを馳せることが出来るのも
潜在意識が最近食べたものを記憶しているからこそ
出てくる発想。
私たちが記憶する必要の無いと判断したものも、
記憶はdelete(消去)されるのでなく、顕在意識という
記憶のフォルダーから潜在意識のフォルダーに移動
されるだけ。
だから幼少期の記憶も胎児だった頃の記憶も、
過去世も蘇らせることができるってわけ。
さらに自分には到底できない、
持っていなかったと思うような力だって、
引き出して使うこともできるのです。
潜在意識ってすごいですよね。
そしてそれを優位に働かせるのに、催眠は有効なわけです。
ただ催眠だって万能なわけではない。
クライアント自身が、潜在意識の蓋(ふた)をあけることを
許可しないとトリップできない。
顕在意識で許可していても、潜在意識で拒否することは
時折りあること。
それに催眠療法自体、時間がかかるのもネック。
セッションに時間がかかるということは、
その分、お金もかかり、クライアントの負担が増えます。
だから最近は催眠を使わずに潜在意識を開く手法を
使うことが多いのです。
それでも必要とあらば催眠を用います。
最近でも、この方には催眠が必要だなぁと思うセッションが
ありました。
感情の蓋が閉じている人は、本当の思いを理性で
抑え込んでいるのです。
理性が勝ち続けると、心が悲鳴をあげて体に不調となって
表出してくる可能性があります。
病は気から、とはよく言ったものです。
気持ちの持ちようで病にかかる、という意味ではなく、
見えない「心」の変わりに、
見える「体」が窮状を訴えるという意味で。
体の病は心の叫びです。
精神的なストレスが体を蝕むのでは無いのです。
体は自らを犠牲にして、心が少しでも楽になれるよう
バランスをとろうとしているのです。
東洋医学では、「未病」という考え方があります。
病気と診断される前の状態。
たとえば肩こりや、原因不明の偏頭痛、胃の痛みなど、
早い段階で対処することをお勧めします。
体を治すには、まず心からです。
薬を飲むよりも、心がくつろげる休養の時間をつくって
あげてほしいと思います。
ブログではついついスピリチュアルなことが多くなってしまいますが、
クライアントさんの状態やご要望に応じて、
いろいろな方面から問題解決のお手伝いをしております。
恋愛の悩み、職場の人間関係、閉所恐怖症や高所恐怖症、
外見の悩み、思い癖、トラウマ、何でも来い・・です!
最近では、エネルギー治療に関してパワーアップしました。
元々やっていた内気功に加え、複数の外気功を学びました。
治療もしますが、私の役目は治療者となることでなく、
その治療者を増やすことだと感じています。
治療者一人にできることは小さいけれど、
治療者が増えれば多くの方の救済ができますでしょ。
またワークショップなどでご披露したいと考えていますので
お楽しみに♪
催眠療法で感動体験もぜひ
今日も長文にお付き合いいただきありがとうございました。
eRi
先日、いつものように朝寝坊した朝、
「胃と腰の調子が悪いので、今日セッションを
お願いできませんか?」とメールが入っており、アタフタ
急な話だし、お受けしない選択もあったけれど、
よっぽどのことなんだろうなぁ・・と思い、
お受けすることにしました。
ご依頼主のNさんは「ボディトーク」というセッションをされている
セラピスト(ボディトーカーと言うそうです)で、
True Colorsの4月のお話会に初参加いただいた方です。
昨年、(オーラ○泉みたいな)スピリチュアル系の
公開リーディング(こちらもどうぞ)をしたときにご参加くださり、
その後は何度かお目にかかったのですが、
4月のお話会にご参加いただいたのを機に、
親交を深め、ボディートークのセッションをお願いするなどして
お友達になりました。
さて、彼女のご依頼内容は体調不良。
それならボディトークの方が直接的な介入ができるだろうにと
思うものの、それをあえて「心理」カウンセラーの
私に依頼してくるには何かあるのだろうか。
メールには、「体調が悪くなる理由が知りたい」とも
書かれている。
なるほど。
その辺りはサイキックの力でガイドにアクセスして
みようか。
痛みはエネルギーワーク(気功)でとっていけばいいかな。
だけど、そういう対処療法だけでは終わらない気がする。
ま、とにかく会ってから考えよう。
心理カウンセラーたるもの、予断は真実を見る目を曇らせる・・・
そんな気持ちでお会いすることになりました。
そうしてお会いしてカウンセリング開始。
改めてどんな介入をしようかな、と考えましたが、
彼女は直感的なイメージワークが得意だろうな、と
会話で用いられる単語などから検討をつけたので、
フォーカシングをアレンジしたアプローチを試みました。
痛みのある部分をイメージの中で取り出して、
それと会話してもらうんです。
ちょっと不思議な話かもしれませんが、
それもまた潜在意識に働きかける心理療法の1つです。
始めてみると、思った以上にイメージワークが上手♪
これもまた能力の1つです。
私はガイドするけれど、時折り私のガイドを待てずに
彼女と痛みのコミュニケーションが進んでいき、
私は見守って(言い方を変えれば置き去り(笑))、
時々軌道修正したり、展開を進めたりする役割に徹します。
しばらくすると「あ~、つながった!わかりました!」とNさん。
「あの~、もしよろしければお話してくださいますか?」と私・・。
Nさんのお話によれば、お子様が小学生のとき、
何度か担任から電話があり(楽しい話でないのは想像できます)、
そのたびに心配などのご苦労があったそうです。
ところで最近、中学の先生から留守電が入っていたとのこと。
私のセッションを受けるまで、そのことを思い出すことも
なかったのに、思えばそれから体調不良が始まったことに
気づかれたそうです。
留守電の内容がどんなものだったのかは聞きませんでしたが、
”学校の先生からの電話”がアンカー(きっかけ)となり、
以前の心配やご苦労が無意識に蘇ることとなり、
それが胃や腰の痛みとなって再現されたようです。
私の行う<問題解決型の短期療法>の場面において、
このように原因を追究することは重きを置いていません。
時に悩みの原因は幾つもの事柄が複雑に絡み合っており、
原因解明に時間や労力をかけるよりも、
現実に起きているその「問題」をどう扱っていくか
を大事にするからです。
ですが今回のように、思いがけず原因がわかることが
あります。
さらにお話を聞いていくと、
過去に受けたカウンセリングで、カウンセラーから
ひどいことを言われたこと、その傷が癒えていないことから
首から肩に症状となって残っていたことも判明しました。
心理カウンセラーは心の問題を扱うものと思われがちですが、
心と体(そして魂)はつながっています。
健気にも、体は心の痛みを代わりに引き受けていて
くれるものなのです。
トラウマと言うと、「つらい出来事があったから
そこに触れられるのはイヤ」、ということも多々ありますが、
Nさんのように、無自覚に心の傷となって、さらにそれが
心でなく体に残っている場合もあります。
Nさんのケースでは、体の(目に見えない)傷を癒すことで
いくつかのトラウマを解消するセッションを行いました。
セッション後、トラウマとなった出来事をありありと
イメージの中で再現して頂きましたが、
もう体の症状は起こらないことを検証しました。
それはつまりトラウマが解消されたということです。
今日になり、
「その後体調が良い。ありがとうございました」と
ご報告メールをいただきました。
クライアントさんが元気な笑顔を取り戻して頂くことは、
つくづくカウンセラーの喜びだと感じます。
またNさんが、ブログで当日の事を書いてくださいました。
ボディトークについても書かれています。
ぜひご一読ください。こちらです。
なぜ世界基準で効果を認められている「心理療法」が、
この日本では馴染みが薄いのか。
2~4割のPTSD患者に効果があるとされる「抗うつ薬」。
名前のとおり、うつ病の患者によく用いられる薬だ。
一口に「抗うつ薬」と言っても、さまざまな会社から
何種類も販売されており、症状に合わせて「医師が処方」する。
私も後学のため試してみようと、一度飲んでみたことがある
(よい子はマネしないでね)。
すると。頭がぼーーーーっとして、何かを考えるとか、
行動を起こすとかの気持ちが起こりにくくなる。
私の場合には、お風呂に入ろうと風呂場まで行ったはいいが、
こんな風になった。
「えーっと。そう、ここはお風呂。
私はお風呂場に来た。
さて、お風呂に入るにはどうしたらいいのだっけ?
・・・そうか、まず服を脱ぐんだった。
そして・・・湯加減に注意して、お湯を浴びるのだったな」と
真剣に考えながらでなくては行動が起こせなかった。
強いストレスにある人が、それ以上ストレッサー(ストレスの
原因)を考えないで済み、休養が必要とされるときには
効果があるのだろうなと思った。
しかし薬は、すべての人に効果があるというわけではない。
また、大なり小なり、副作用があることを忘れてはならない。
一時的にストレスを抑えるとか、眠るために睡眠導入剤を
服用することは大切だが、薬が心を治してくれるわけでは
ない。
心も体も、最後に治すのは自分自身であって、
薬でも医者でもないことは周知の事実でありながら
見落とされがちだ。
アメリカでの西洋医学離れは顕著だ。
1990年代になって、西洋医学を離れて代替医療への
注目が進んだ。
16種類の代替医療(ハーブ、鍼、マッサージ、カイロ等)の
利用者は、1990年には成人の33.8%(6000万人)。
それが、1997年には、42.1%(8300万人)と上昇。
最近のデータは把握していないが、1998年には45%を
超えたらしい。
また代替医療は、高学歴の人に利用者が多い。
西洋医学の限界、投薬の副作用に着目すれば、
新たな医療を求める声が上がるのも納得できる。
WHO(世界保健機構)によれば、世界の健康管理業務の
65~80%を「伝統的医療」と分類している。
インドであればアーユルベーダ、
中国であれば東洋医学(漢方薬や気功、鍼灸など)、
イギリスではハーブやアロマ、レイキなどのエネルギー療法
と、各国には伝え継がれた伝統的な治療法が、
今も継続されている。
なお、私は西洋医学の優位性を認めないわけではない。
西洋医学と代替医療、それぞれの効果とリスクを考えて
使い分けたり併用する「統合治療」の在り方を支持する。
しかし日本の西洋医学を「神話化」している実情には閉口する。
保険適用される伝統的医療は、漢方薬、鍼灸、柔道整復の
一部だけにしか認められていない現実がある。
PTSDだけに限らず、「心」のケアについても西洋医学
を治療の主体とする現実は否めない。
冒頭に書いたとおり、抗うつ薬は健康保険で適用される
治療として確立されているが(効果が出るのはたった
2~4割程度であるとされるのに)、心理カウンセリングや
心理療法について保険適用される場合は極めて少ない。
そもそも病院で心理カウンセリングを併用(主用でなく)
するところは、探し出すのに苦労する。
探せ出したとしても保険は利かず
実費負担がほとんどの実態がある。
そもそも精神科・心療内科の医師や看護師が、
心理学や心理カウンセリングを学んでいて、業務に活かせる
レベルにある人は3%にも満たないであろう。
彼らの仕事は、「心」(最近では脳の問題ととらえる向きも
ある)が原因で「体」に症状が出ている場合に、
「体」を治すことが目的で行われる。
日本の医師会、政府は、本当の意味で「心のケア」を
認めていない。
「心」の存在ですら認めていないのではなかろうか?
かつて会社員をしていたとき、諸外国における介護の実態を
研究していたことがある。
日本が介護保険を施行しようとする数年前であった。
日本の介護保険はドイツをモデルとしているが、
その実態はまったく異なる。
諸外国における介護の実態は、
『介護される人』のために在って、それを集計したり
周辺事業者の利益のためにあるのではない。
オーストラリアでは、ヘルパーの資格が無くとも、
介護される人が「近所に住む仲良しの○○さんに介護され
たい」と言えば(そして○○さんが同意すれば)、ヘルパー
としての知識や技術が○○さんに伝えられ、ヘルパーの
資格を与える。
そして定期的に専門化が見回るなどして、介護者、
被介護者の両方をバックアップする。
東北大震災後、どこかの村長が、
「国はモデルケースとか、過去の実績とかでなく、
被災者の声を聴いて、被災者が求める支援をしてほしい」と
発言していた。
そんな当たり前のことが新鮮に聞こえるほど、
日本では通り一遍の政策が一般化されているように思える。
心理療法も然り。
世界で認められているからと言って、それがそのまま
日本に効果があるかどうかは別な問題をはらむ。
正直言えば、心理カウンセリングは日本人には馴染まないと
思っている。
日本人は謙虚であることを美徳とし、それは現代にも
少なからず受け継がれている。
言葉によって自分の意思を正直に、飾ることなく表現すること、
自分の優位性を主張するために、第三者を批判することも
厭わない考え方は、文化的に身についていない。
だからカウンセラーには、言葉に表れていない「察する」
という日本人独自の技術が求められると考える。
対して心理療法は、顕在意識を離れて潜在意識に
アプローチするものが多い。
潜在意識はウソがつけない。
カウンセラーに対しても、自分自身に対しても。
私が心理療法に重きを置く理由は、まさにここにある。
さて、その心理療法。
国際的に効果を認知されながら、日本ではそれを試すこと
さえ難しい環境にある。
国は効果があるかどうか疑問であるなら、
専門家を呼んで試してみればいいと思う。
もしもそこで問題があるというのなら、
そこから改善するとか、教育を徹底すればいいではないか。
いつまでも鎖国していては、数千人の人の回復が
遅れる。
心の傷は長期に渡る事で、体にも影響を及ぼす。
それは長い目で見れば国家の利益にならないこと、
それこそが問題であると気づいてほしい。
PTSD治療者足りない
今朝の読売新聞の記事のタイトルです。
以下、Wekipediaをリンクしながら、記事の内容を
抜粋します。
・東日本大震災の影響で、PTSD(心的外傷後ストレス
障害)患者の増加が懸念されているが、治療効果が
高いとされる心理療法の専門家は、東北地方で20人
未満にとどまることが読売新聞の取材で分かった。
・PTSDは、恐怖体験が繰り返しよみがえる状態など
が長く続く。死の恐怖に直面した人の5~10%が
発症されるとされる。被災者や、遺体捜索などを
行った救援者も発症の恐れがある。
・今回は被災者と救援者の数が膨大。患者が数千人
に上る恐れがあるとみる。
・治療では抗うつ薬などが使われるが、効果があるの
は患者の2~4割程度とされる。
・国際的に有効性が確認されているのが、心理療法
の「暴露療法」。
・「EMDR」という心理療法も欧米で普及している。
・・・とあった。
ここから分かるのは、
・投薬(抗うつ剤)で効果があるのは患者の2~4割。
・国際的、欧米では心理療法の有効性が認められ
ていること。
そしてその治療者は、数千人に上るであろう患者
に対して、東北地方では心理療法の専門家が
20人未満であること。
「心理療法」と言うと、まだ日本では馴染みが少ない
のが実情だと思う。
私はその心理療法を専門とする治療家の一人だ。
色々な手法(催眠療法、フォーカシング、タッピング、
ゲシュタルト療法、家族療法、認知行動療法、NLP、
化粧療法、ヨーガ、ボディ・チューニング他)を、
心理カウンセリングとスピリチュアルな力をプラスした
形で実践している。
なぜ心理療法が日本で馴染みが少ないのか?
ついにパソコンを買い、長文で投稿が可能に
なったので、明日続きを書いてみようと思う。