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今は仲夏 芒種 初候 蟷螂生(かまきりしょうず)

2012年06月06日 | 四季
仲夏 芒種 初候 蟷螂生(かまきりしょうず)

芒種(ぼうしゅ)
「芒・・のぎ」とは、イネ科の植物の穂の先で、針のように
とがっている部分のこと。穀物の種まきや麦の刈り入れ
、稲の植え付けに適した時期とされました。
一方でそろそろ梅雨入りの報も聞かれる頃。
雨空を見上げる日も増えてきます。


蟷螂生(かまきりしょうず)
6月6日から10日頃
初夏になると、秋のうちに草の茎や人家の外壁などに生み付けられた
卵から、カマキリの幼虫が孵化します。
カマキリは一生の間に大量の小昆虫や、まれに蛙などまで捕食します。
交尾時には雌の肉食性が強いあまり、雄を食い殺してしまうような
こともあるので、古来男性をたぶらかす魔性の女性の喩えにも
されてきました。

旬の魚は真魚鰹

鮮度の良いものは身が堅くて鱗(うろこ)のよくついているもの。腹の小さいもの。
切り身なら、切り口に透明感があって身がだれていないもの。
マナガツオは、サバ科の”カツオ”とは全くの無縁であり、イボダイの仲間です。
イボダイは、岡山では、”シズ”と呼ばれています。ではカツオとは縁がないのに何故
この名前がついたのでしょうか?
書籍を読んでいると色々と逸話があるようだ。
「漁期がカツオと同じシーズンで、しかもカツオ同様味の良い所から名づけた
ようだ。」というのが最も一般的なようです。
その他に古来、子供の成長を祝う儀式の一つに「真魚始(まなはじめ)」というのが
あります。室町時代には、生後101日目、江戸時代には120日目に行われました。
いわゆる”食いぞめ”だからめでたい魚を用意します。本格的には”タイ”が似合うが
鎌倉時代以降、”カツオ”もめでたい魚とされた。そんな所からカツオが獲れない地方
では、このマナガツオを代用とし、祝いの席に出したのでしょうといわれています。

旬の野菜は茗荷

大陸からショウガとともに持ち込まれた際、香りの強いほうを「兄香(せのか)」、
弱いほうを「妹香(めのか)」と呼んだことから、
これがのちにショウガ・ミョウガに転訛したとの説が有力である。
俗に「食べると物忘れがひどくなる」と言われているが、
栄養学的にそのような成分は含まれていない。
逆に近年、香り成分に集中力を増す効果があることが明らかになっている。
無機成分では窒素とカリウムが多く含まれ、食物繊維(粗繊維)が多い。

季節の花は紫陽花

樹高は 1-2 メートル。葉は光沢のある淡緑色で葉脈のはっきりした卵形で、
周囲は鋸歯状。6 月から 7 月に紫(赤紫から青紫)の花を咲かせる。
一般に花と言われている部分は装飾花で、おしべとめしべが退化しており
(中性花)、花びらに見えるものは萼(がく)である。
ガクアジサイでは密集した両性花の周囲にいくつかの装飾花がみられるが、
セイヨウアジサイではほとんどが装飾花となっている。
「あじさい」の名は「藍色が集まったもの」を意味する
「あづさい(集真藍)」が訛ったものと言われる。
また漢字表記に用いられる「紫陽花」は唐の詩人・白居易が別の花
(ライラックか)に名付けたもので、平安時代の学者・源順がこの
漢字をあてはめたことから誤って広まったといわれている。
コメント
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