ハリソンさんはカノ紳士 ーフランス通過編 ー(後半)

今は昔の18世紀欧州が舞台の歴史大河ロマン。

25-9 僕、貴族 (=`ェ´=)ピャーの人スパイ説

2022年01月06日 | 第25話 貴族になれない私達


 ハリソンさん、
この人からはクレールさんへの情熱も
大して感じ取れないし、やってる事からすると
王のスパイかも…なんて妄想が広がって行きます。

 ひょっとしたらエクトル氏は、
ハリソンさんとは違ってギャーギャー騒いだり、
周りに自分から触れ回ったりするような
タイプじゃ無いからかもしれないのに。

 この後、ハリソンさん、マルセル相手に
「国家存亡にも関わるかもしれない陰謀論」
を展開させ、マルセルを呆れさせますが、
その一方で、ある点については救われたような
気にもさせるのでした。

 人々の中に紛れて言動を探るために、
お偉いさんが街に放ったスパイが当時本当に
いたようです。

 ベートーべンに至っては
皇帝や貴族の悪口、
政治へのいちゃもんが警察を通して
全部バレちゃってたとの事。

 耳がよく聞こえないために、
筆談相手に対して大声で答えるので、
遠くからでもスパイには
彼の言っている事が丸聞こえだったのだそうです。

 それでも、しょっぴかれ無かったのは、
「彼を庇護する貴族達がいたからだった」というのは
皮肉な話です。

❄️ 続きは1月10日/土曜日
またハリソンさんのせいで話が別の所へと飛んでしまいます。




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