やっぱりモダニズムが好き!

1920-1960年代のモダン建築を中心に写真をアップ

横浜

2008-03-20 18:22:57 | 村野藤吾

横浜山下町のこのかわいらしい日赤の建物が、もうすぐ建替えだという。建物の横を覗くと、タイル貼りであった面影が確認出来る。

関内に行ったら寄りたいのが村野さんの市庁舎だ。一階の市民情報センターをチェック。しかし、ここにいるおばさま職員は、仕事中に無駄話ばかりしてて、苦情は来ないのか。

耐震工事中で、出入り口の制限があるが、市会棟のロビーは通れる。まるでコンサートホールのロビーのよう。

階段もかっこいい。

伊勢佐木町まで歩いて松坂屋に寄る。アールデコ装飾を眺めながら、最上階へ。


屋上に上がったのは、”ゆず”の看板を見るためではない。ここからの景色がなかなかなのだ。

レーモンドの不二家が見える。
商店街入り口の伊勢ビルも見える。

日本橋高島屋のディテール

2007-10-07 20:17:58 | 村野藤吾
日本橋高島屋は、一粒で二度おいしい。高橋貞太郎による古典的な既存建築の後ろに、村野藤吾による増築が加えられているのだから。




古い写真と比べると、既存部分を残して上手く増築されたことがわかる。
既存部分は、1933年の竣工。増改築は、1952年・54年・65年に行われている




南側から見たところ。ペントハウスの下には、笠置季男(かさぎすえお)による抽象的な彫刻が。
新大ビル(大阪)の羊↓と佇まいが似ている。こちらは藤本美弘の作品



東京メトロ東西線日本橋駅の改札にあるマーキュリー像も笠置の作品。同じモノが都内に数点あるようだ


東南から見たところ。ガラスブロックが大胆に使われている。
頭上には(早大のところでも紹介した)辻晋堂の彫刻が。バラをモチーフにしている




屋上駐車場に上がる階段


北側のペントハウス


クラシックなエレベーターホールより中央通り側が既存の屋上と思われる。
こちらには、小堀忍の噴水がある。小堀は、小笠原邸の色とりどりの陶器でおなじみの陶芸作家

早大文学部校舎のディテール

2007-07-29 19:48:16 | 村野藤吾
早稲田大学文学部校舎が8月に建て替えられることになった。ここには村野藤吾の建築ディテールがたくさんちりばめられていた。そのほんの一部にすぎないが、アップしてみた。

1962年、村野・森建築事務所設計
珪藻土の特製レンガとコンクリートが織り成す自然な風合いは、無機質になりがちな高層棟の外観を温かみのあるものにしている





玄関ホールの大理石モザイクは、長谷川路可と武蔵美の学生との共同作品だ


ガラスブロックは、岩田藤七の作品

陶壁は、辻晉堂の作品


村野藤吾ならではの、軽やかな手すり

ピロティーが憩いの場に

非常階段までもが非常に複雑