やっぱりモダニズムが好き!

1920-1960年代のモダン建築を中心に写真をアップ

早大文学部校舎のディテール

2007-07-29 19:48:16 | 村野藤吾
早稲田大学文学部校舎が8月に建て替えられることになった。ここには村野藤吾の建築ディテールがたくさんちりばめられていた。そのほんの一部にすぎないが、アップしてみた。

1962年、村野・森建築事務所設計
珪藻土の特製レンガとコンクリートが織り成す自然な風合いは、無機質になりがちな高層棟の外観を温かみのあるものにしている





玄関ホールの大理石モザイクは、長谷川路可と武蔵美の学生との共同作品だ


ガラスブロックは、岩田藤七の作品

陶壁は、辻晉堂の作品


村野藤吾ならではの、軽やかな手すり

ピロティーが憩いの場に

非常階段までもが非常に複雑

麻布台界隈

2007-07-11 16:06:10 | 戦前+戦後モダン
麻布台から虎ノ門方面へと歩いた。休日は人通りも少なく、いいお散歩コースだ。旧逓信省貯金局の外観もじっくり見た。頑張っているわりにかっこいいという印象が薄いのは何故だろう。



旧逓信省貯金局。1930年。大蔵省営繕管財局


右・車寄せの柱。こんな繰り形の施された柱は、他に見たことがない



さりげなくかっこいい某社宅。2階建て住宅が数棟並んでいる


俊朝寺本堂扉。四角い金箔入りガラスがアクセントになっている。帝国ホテルで使われていたガラスと同種のものだろうか? 菱形のステンドグラスは「港区の歴史的建造物」によるとイタリアから輸入したガラス。中央部は網入りガラスと、いろいろ楽しめる


愛宕隧道。向こう側が見えるほど短いが、1930年竣工という歴史のあるトンネル。「東京再発見」で伊東孝先生が指摘しているように、四角く切った石を積み、しかもところどころ色の違いをつけたところがなんともモダン


鎌倉旧上水道ポンプ場

2007-07-02 15:43:06 | 水道施設
鎌倉に行く用事があったので、周辺情報を検索していたら、旧大仏坂体育館がヒットした。上水道の加圧ポンプ場として1935年頃建てられた建物だという。観光客で賑わう長谷大仏のヨコを通り抜けて行くと、大仏坂トンネルの手前にその建物はあった。門や開口部がちょっと表現派っぽくていい感じだ。

旧上水道ポンプ場
玄関の半円形がアクセントに

アルミサッシになる前の画像がコチラ↓のサイトにありました
http://www.japan-fireworks.com/gallery2/kamakura_m/daibutsusaka.html