やっぱりモダニズムが好き!

1920-1960年代のモダン建築を中心に写真をアップ

パイロットビル+芝浦のビル

2007-09-16 20:45:35 | 戦前+戦後モダン
前回からのパイロットビルつながりで、今回は東京パイロットビルを訪ねた。レインボーブリッジの芝浦出入口近くに、そのビルはある。だれの設計かは知らないが、かっこいいビルだ。デザイン的には60年代テイストなので、HPにある東京パイロットビル完成1969年というのが竣工年か。そして、隣には、なんとガンダム系のカキコキしたビルが・・・。細部を見ると、戦前物件に見えなくもない。意外な収穫だった。
芝浦あたりは、芝浦工大の校舎や沖電気が無くなって寂しくなったが、いい味を出している60年代ビルがたくさんあるので楽しい。


臨港道路がくるっと回って交差する下に、そのビルは見えてくる


60年代テイストの東京パイロットビル


隣には、ガンダム系カキコキビルが


横に書いてあるPORT DIRECTOR TOKYOというのが当初のビル名か



「港区の歴史的建造物」に掲載されている昭和4年・旧東京電燈株式会社の建物。現・日本電気計器検定所別館2号館


前川國男の戦後物件、西原衛生工業ビル


締めは、芝浦アイランドのオープンカフェでこんな景色を見ながらまったりと。時間が止まる感じ


麻布台界隈

2007-07-11 16:06:10 | 戦前+戦後モダン
麻布台から虎ノ門方面へと歩いた。休日は人通りも少なく、いいお散歩コースだ。旧逓信省貯金局の外観もじっくり見た。頑張っているわりにかっこいいという印象が薄いのは何故だろう。



旧逓信省貯金局。1930年。大蔵省営繕管財局


右・車寄せの柱。こんな繰り形の施された柱は、他に見たことがない



さりげなくかっこいい某社宅。2階建て住宅が数棟並んでいる


俊朝寺本堂扉。四角い金箔入りガラスがアクセントになっている。帝国ホテルで使われていたガラスと同種のものだろうか? 菱形のステンドグラスは「港区の歴史的建造物」によるとイタリアから輸入したガラス。中央部は網入りガラスと、いろいろ楽しめる


愛宕隧道。向こう側が見えるほど短いが、1930年竣工という歴史のあるトンネル。「東京再発見」で伊東孝先生が指摘しているように、四角く切った石を積み、しかもところどころ色の違いをつけたところがなんともモダン