やっぱりモダニズムが好き!

1920-1960年代のモダン建築を中心に写真をアップ

銀座のビル

2007-06-28 22:19:53 | 戦前モダン
銀座2丁目の越後屋ビルが来週から解体予定だという。越後屋ビルのねじねじの柱が好きな人、裏面が好きな人、いろいろいるだろうが、私は越後屋のアールデコをおさえておいた。きれいなデザインだ。

越後屋ビル1931年

越後屋のアールデコ

朝香宮邸(庭園美術館)のバルコニー


奥野ビル(銀座アパートメント)の一本となりの道にあるビル。上の方はスクラッチタイルが貼られている



全面緑化?

2007-06-20 13:58:27 | 戦前モダン
村野建築でおなじみ、岩田藤七のガラス展(7月8日まで新宿歴史博物館)を見に行ったあと、周辺を歩いた。成女学園に古い校舎があるらしいので行ってみたら、全面蔦に覆われていた。もとに戻したら絶対かっこよく、学園の顔になるのに。近所の四谷四小は、珍しくスロープのある学校。建替えの計画があるようだ。


全面緑化されているものの、よく見ると確かに戦前の建築だ


四谷四小。Kさんのサイトによると、1936年の建築
分離派建築博物館
http://www.sainet.or.jp/~junkk/hukkou.htm

ピース(切片)保存

2007-06-16 18:57:17 | 久米権九郎
三井不動産の機関誌「こんにちは」4月号に三井浜田山グラウンド跡地プロジェクトの話題が載っている。つい最近まで、ここには久米権九郎によるかっこいいクラブハウスが建っていた。このクラブハウスをどうするかの命題に、三井の出した答えは、クラブハウスの特徴的なアール部分をペラッと切り取って、新しいコミュニティ施設にペタッと貼り付けるという。これで70年の記憶を重ねたことにするらしい。建築を学んできた者が、今きちんとした保存をしないのなら、これから建築を学ぶ者にとっての生きた教材はなくなってしまう。



緑の芝生に白いモダニズムが映える


1936年竣工。久米権九郎設計。非常階段は80年代改修時のもの


このアール部分をピース(切片)保存するという。階段室の嵌め殺し窓


●クラブハウス関連文献
国際建築1936年11月号
建築知識1936年12月号
「三井の建築家」三友新聞社
「素顔の大建築家たち02」建築資料研究社

たまには洋館

2007-06-13 17:48:25 | その他
初台・新国立劇場の西側の道を歩いていると、洋館らしき建物の一部が目に入った。建物の正面に回ってみると、きれいな庭付の洋館が建っていた。屋根に特徴がある。お庭の手入れをしていた奥様に声をかけたところ、大正期の家だという。よき所有者に恵まれた住宅だ。


チェコキュビズム

2007-06-03 20:35:57 | 中村與資平
中村與資平が設計した駒込の住宅を見に行った。チェコキュビズムのデザインを施した住宅は、他に東女の教官邸(1924年レーモンド)くらいしか見たことない。こちらは1926年(大正15年)だから、レーモンドの少し後になる。こんなすごい住宅がよくぞ残っていたものだ。

竣工時の写真はこちらのブログにあります。
中村與資平記念館別館
http://blogs.yahoo.co.jp/yosihei8jp/32730227.html


駒込の住宅

チェコキュビズムのデザイン


東京女子大・外国人教師館のチェコキュビズム(フラワーベースの台と暖炉)