ネットオヤジのぼやき録

ボクシングとクラシック音楽を中心に

JBCと協会が緊急声明(?) V - その意味するところとは・・・ -

2019年06月30日 | Boxing Scene
■業界を揺るがした分裂騒動 -キックボクシングとの関係- 1960年代末から勃興したキックは、大エース沢村忠の爆発的な人気に牽引される形で、二度と帰らぬ黄金期を終えたボクシングと入れ替わるように台頭。櫛の歯を削るように、ボクシングのレギュラー番組(後楽園ホールの定期興行が地上波のゴールデンタイムで放送されていた)が相次いで消えて行く中、民放キー局はキックの番組を次々と制作し、人気選手獲得に躍起と . . . 本文を読む

JBCと協会が緊急声明(?) IV - その意味するところとは・・・ -

2019年06月30日 | Boxing Scene
■ボクシングとキック&総合の相互交流は無理なのか? 例えば王国アメリカでは、フレディ・ローチやロベルト・ガルシアのような名のあるトレーナーが、総合の選手にも門戸を広げて、かなり早い段階からボクシング(ディフェンスを含めたパンチのテクニック)の指導を行ってきた。 全米に多大な影響力を行使するネバダ州アスレチック・コミッション(ラスベガスを所管)や、カリフォルニア,ニューヨークなどのコミッションが . . . 本文を読む

JBCと協会が緊急声明(?) III - その意味するところとは・・・ -

2019年06月30日 | Boxing Scene
■JBCと協会が緊急声明(?) III - その意味するところとは・・・ - ■コミッションと協会・・・二元管理の必要性について 日本プロボクシング協会と日本ボクシング・コミッション。プロボクシングという競技を管理運営する為に、どうして2つの「独立した組織」がなければいけないのか。それは、すべてのスポーツ(プロ・アマを問わず)が興行であることと深く結びつく。 木戸銭を取って(あるいは直接徴収 . . . 本文を読む

JBCと協会が緊急声明(?) II - その意味するところとは・・・ -

2019年06月29日 | Boxing Scene
■ライセンスの発行管理について まず押さえなくてはならないのが、日本国内のボクシングを統括する団体だ。以下に挙げる3つが、日本国内における競技としてのボクシングを管理運営する組織になる。 □プロボクシング <1>日本ボクシング・コミッション(JBC:Japan Boxing Commission) <2>日本プロボクシング協会(JPBA:Japan Pro Boxing . . . 本文を読む

JBCと協会が緊急声明(?) I - その意味するところとは・・・ -

2019年06月24日 | Boxing Scene
巷では盛り上がっているらしい、天才キックボクサー那須川天心に、自称元ボクシング3階級制覇王者,亀田興毅(協栄ジムトレーナー)が挑戦するビッグマッチ(?)の本番直前、JBC(日本ボクシング・コミッション)とJPBA(日本プロボクシング協会)が共同で緊急声明(?)を出した。 以下に関連記事とプレスリリース(画像ファイル)をご紹介するが、言いたいことをまとめると次のような内容になる。 「ボクシング」 . . . 本文を読む

若き2冠王に挑むチャレンジャーはムエタイの2冠王 - 京口 VS サターンムアンレック 直前プレビュー -

2019年06月19日 | Preview
■6月19日/幕張メッセ(千葉市)/WBA世界L・フライ級タイトルマッチ12回戦 スーパー王者 京口紘人(ワタナベ) VS WBA10位 サターンムアンレック・CPフレッシュマート(タイ) 昨年大晦日のマカオ興行に参戦し、同門の先輩王者田口良一から2団体統一(WBA・IBF)王座を持ち去った南アの人気者ヘッキー・バドラーにアタック。フィジカルとパワーの差にモノを言わせて、第10ラウンド終了後 . . . 本文を読む

新生一翔の完全復活なるか - パリクテ VS 井岡 直前プレビュー -

2019年06月19日 | Preview
■6月19日/幕張メッセ(千葉市)/WBO世界J・バンタム級王座決定12回戦WBO1位 アストン・パリクテ(比) VS WBO2位 井岡一翔(Reason大貴)日本ボクシング史上初の4階級制覇(?)を目指す井岡一翔が、最高にして最大のチャンスを迎えたと言っていいだろう。口さがない表現で恐縮だが、「ドニー・ニエテスに負けた者同士の決定戦」。公式記録上はパリクテがドローで、判定負けした井岡よりランキン . . . 本文を読む

カムバック II /不惑の悪童に何が起きたのか? - Z・ジュダーの場合 -

2019年06月16日 | Boxing Scene
■6月7日/ターニング・ストーン・リゾート&カジノ,N.Y.州ヴェローナ/NABA(北米)S・ライト級王座決定12回戦クレタス・セルディン(米) TKO11R 元2階級制覇王者 ザブ・ジュダー(米)90年代末から2010年代始めにかけて、J・ウェルター級とウェルター級の2階級を賑わせた”悪童”ことザブ・ジュダーが、41歳にしてボクサーとしての命運を(おそらく)絶たれた。勝手 . . . 本文を読む

カムバック I /軽量級の爆裂パンチャーが4年ぶりの復活 - D・クェリョの場合 -

2019年06月09日 | Boxing Scene
■2019年3月8日/アンゴノ(マニラ近郊/フィリピン)/ABFバンタム級王座決定10回戦元ミニマム級コンテンダー デンヴァー・クェリョ(比) TKO2R ジャック・アミサ(インドネシア)2011年から2013年にかけて、ミニマム級で世界王座にあと1歩まで迫ったフィリピンのハードヒッターが、4年に及ぶ長いブランクを経て復活を遂げた。鮮度の落ちるレビューで恐縮だが、個人的に高い関心を持っていた選手な . . . 本文を読む

GGGが体制を一新してリスタート - ゴロフキン VS ロールス 直前プレビュー -

2019年06月09日 | Preview
■6月8日/MSG N.Y./164ポンド契約12回戦元3団体統一ミドル級王者 ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン) VS IBFミドル級8位 スティーブ・ロールス(カナダ)心配していた通り、ラスベガスでカネロに統一王座を強奪されたゴロフキンが、実戦のリングに帰ってくる。2012年に念願だった渡米を実現以来、丸8年(約9年)に渡って良好な関係を継続してきたチーフ・トレーナー,アベル・サンチェスと . . . 本文を読む