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ネットオヤジのぼやき録

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ミドル級頂上決戦(?)迫る - GGG VS カネロ 直前プレビュー -

2017年09月17日 | Preview
■9月16日/T-モバイル・アリーナ,ラスベガス/WBA・WBC・IBF3団体統一世界ミドル級タイトルマッチ12回戦
統一王者 ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン) VS 元WBC王者/WBC及びWBA3位 カネロ・アルバレス(メキシコ)



「いったい、何時になったらやるんだ?」

2015年11月21日。奇跡的な復活を遂げたミゲル・コットとの大一番で、互いが駆け引きに終始する消化不良の内容でミソを付けながらも、160ポンドのWBC王者となったカネロ。遡る事2年、2013年9月に行われたマネー・メイウェザーとの統一戦に敗れ、154ポンドのWBC王座を失ったカネロは、以来155ポンドの契約ウェイトを通し続けてきた。

荒ぶるファイター,アルフレド・アングロとジェームズ・カークランドには完勝したが、当て逃げ待機戦術の才人エリスランディ・ララ(現WBA S・ウェルター級王者)には、薄氷の僅少差2-1判定勝ち。コットとのミドル級タイトルマッチも、当然155ポンドのキャッチウェイト。

大方の予想通りとは言え、ショッキングなワン・パンチKOでウェルター級のアミル・カーンを屠った初防衛戦も、やはり155ポンド。「ミドル級最強決定戦」の開催を再三再四呼びかけるGGGに対して、重い腰を一向に上げようとしないカネロは、マウリシオ・スライマンWBC会長の指名戦指示を黙殺する格好で王座を返上。リアム・スミス(英)が保持するWBO J・ミドル級王座への挑戦を選択する。

あからさまな対戦回避に、容赦無いファンの叱責が飛んだ。「ガッカリだ。カネロがこんな臆病者だとは・・・。」

メイウェザー&パッキャオに渾身のプロポーザルを繰り返し、ビッグマッチに飢えていたアミル・カーンが、無謀としか思えない155ポンド契約を呑んでカネロに挑み、同じウェルター級でIBF王座に君臨するケル・ブルックは、なんと160ポンドのミドル級リミット契約でGGGにぶつかり、ともに玉砕。

ブルックの被害は甚大で、眼窩底骨折(右眼)の重傷を負い緊急入院。昨年5月の再起戦で、エロール・スペンスの挑戦を受けて11回KO負け。連続KO負けで無冠となった上、なんと左眼にも眼窩底骨折が認められ、引退の危機に瀕している。中東にルーツを持つ英国イングランド2強の蛮勇は、鮮やかなコントラストを描き、決断できないカネロの優柔不断をより一層際立たせた。


そのカネロが、164ポンド契約のフリオ・C・チャベス・Jr.戦に同意し、凋落傾向が顕著とは言え、チャベス・Jr.にほとんど何もさせず、フルマークの3-0判定に下した直後、カネロが対戦に合意したと公表。リングサイドで観戦していたGGGがリングに呼び込まれ、ポスト・ファイト・インタビューはキック・オフ・カンファレンスに一変した。



昨年9月のリアム・スミス戦で、3年ぶりとなるS・ウェルター級リミットで調整したカネロが、一気に10ポンドもの増量(調整)を行ってどこまで動くことができるのか。大幅なリバウンド(15ポンド前後)で知られるカネロだけに、「問題ない。絞らないだけの話さ。」とタカを括る者もいれば、「いや、しっかりフィジカル強化に取り組んでいないと、単なる水ぶくれになりかねない。」と心配する者も現れる中、カネロは満座の観衆と取材記者たちが納得するだけのパフォーマンスを見せた。

一方受けて立つGGGには、加齢による衰えと防衛疲れが囁かれ出している。言わずと知れた、ダニエル・ジェイコブスとの前戦だ。WBAの正規王座を保持するジェイコブスに、予期せぬ苦闘を強いられたGGGは、18連続KO防衛の新記録達成を逃しただけでなく、限界説がまことしやかに語られる。


GGGのチャンピオン・ロードは、2010年8月、パナマシティでのWBA暫定王座獲得から始まった。以来、丸7年間で18回もの防衛戦をこなし、今回が19度目。すなわち暫定王者となった決定戦から数えて、20回目の世界戦ということになる。

1970年代半ば過ぎから、1年間にこなすプロボクサーの試合数が減り出し、1980年代に入って劇的に現象した。世界チャンピオンの防衛戦にも、当然影響する。1968年のメキシコ五輪に合わせて、アマが採用したL・フライ級の成功を目の当たりにしたホセ・スライマンWBC会長が、J・フライ級とJ・フェザー級の新設に踏み切ったのも70年代半ばだった。

タイトルマッチの減少対策として(?)、主に軽量級を中心に階級の増設がひっきりなしに行われ、80年代末にストロー(ミニマム)級が誕生し、プロの階級は11から17へと大幅に増え、今や世界チャンピオンに課せられる防衛戦は、年間2回が標準。


しかしGGGは、7年間で20試合。約半数の挑戦者は、11位以下の名も無いローカル・ボクサーだったけれど、年間3試合のペースで7年防衛を続け、常に安定したコンディションを維持してきた。年齢も30代半ばに差しかかり、マッチメイクは統一戦や上位ランカーとの顔合わせに移行。

高額のギャランティが約束されるビッグ・ファイトを渇望し、実力と実績に見合った評価を望めば望むほど、対戦相手のレベルも上がり、1試合で受けるダメージも深くなって行く。疲れない方がどうかしている。地位と評価がいや増し、トップを極める時期はピークアウトと紙一重。我らが内山高志と山中慎介も、その狭間で伏兵に捕まってしまった。

左右のスイッチを含むインサイドワークを駆使しつつ、GGGの出足を読んで前後左右にポジションを変え、ボディワークをサボらず頭を振るジェイコブスを、GGGの強打は正確に捉えることができなかった。

集中力が落ちる後半、倒すことに気持ちが傾き、相手に打たせて前進する傾向はGGGの特徴でもあったが、被弾の仕方が良くない。「打たせて」いるのではなく、明らかに「打たれて」いる。

危険な兆候は、1年前のケル・ブルック戦から出ていた。結果的に見れば、パワーの差で現役ウェルター級王者を圧倒したTKO防衛だが、ブルック得意の右ストレートをまともに浴びて、慌てる姿を一度ならず晒す。

逆説的に言えば、直近2試合で露になったGGGの綻びが、一貫して対戦に消極的だったカネロ陣営を翻意させたのである。大きな勝負になればなるほど、慎重に事を運ぶゴールデン・ボーイも、「やるなら今だ。このタイミングしかない」と直感したのだろう。中途半端な挑戦者に取りこぼし、大番狂わせで王座から転落されたら元も子もない。


直前の賭け率も、かなり接近している。

□直前のオッズ
<1>BOVADA
GGG:-150(約1.67倍)
カネロ:+120(2.2倍)

<2>5dimes
GGG:-175(約1.57倍)
カネロ:+155(2.55倍)

<3>シーザース・パレス
GGG:-150(約1.67倍)
カネロ:+130(2.3倍)

<4>ウィリアム・ヒル
GGG:4/6(約1.37倍)
カネロ:5/4(2.25倍)
ドロー:22/1(23倍)

<5>Sky Sports
GGG:4/6(約1.37倍)
カネロ:11/8(約2.37倍)
ドロー:25/1(26倍)


現地入りしてから行われた公開練習で、両雄は軽快な動きを披露してくれた。どちらも万全の仕上がりを強調しているが、その言葉に偽りはなさそうに見える。この動きをフルに12ラウンズ続けることができたなら、シュガー・レイ・ロビンソンやシュガー・レイ・レナード級のスーパースターも夢ではないのだが・・・。



本番のリングを見るまで、本当のところはわからないけれども、大一番に相応しいハードワークで鍛え込んできたことだけは確か。

※公開練習の映像
<1>GGG
GENNADY GOLOVKIN'S COMPLETE WORKOUT FOR CANELO ALVAREZ - CANELO VS. GOLOVKIN
https://www.youtube.com/watch?v=hZqECKvH2Gg

<2>カネロ
CANELO ALVAREZ'S COMPLETE WORKOUT FOR GENNADY GOLOVKIN - CANELO VS GOLOVKIN
https://www.youtube.com/watch?v=65ERW5qnpps


記事の下に専門家たちによる予想や、ウェブ投票について掲載したが、専門記者とボクサー,トレーナーたちは、想像以上にカネロ押しが多い。なおかつその根拠,理由として、”優れたスキル”を挙げるケースが目立つ。とりわけディフェンスに対する評価は高く、

「無残に顔を腫れ上がらせたカネロを、一度でも見たことがあるか?」

確かにその通りだとは思うが、スピードはどうだろう。単純に出入りの速さを比べれば、GGGの方が遅いとの見解は間違っていないと思うが、カネロもそんなに速い訳ではないし、S・ウェルター級に上げて以降、運動量は落ちている。ウェルター級で台頭してきた頃の機動力は、望むべくもない。

ラウンドが長引いた場合、手中が途切れやすくボクシングが粗くなるGGGに対して、カネロは最後まで守るべきところは守るという意見である。頷けるとこもあるけれど、カネロも後半~終盤にかけて息切れしがちだ。

S・ウェルター級で王者となってから、大きな味方になってきた盛大なリバウンドが、裏目に出ているとの指摘もあった。そして今回は、IBFのベルトも懸かっている為、リミット+10ポンドのリバウンド制限がかかる。

もともとGGGは、当日のウェイトを170ポンド前後で仕上げることが多く、3団体を統一してからも、大した問題にはならずに済んできた。カネロもまた、155ポンドで秤に乗った後、一気に15ポンド近く増やしてリングに上がる。

すなわち今回のカネロには、前回のチャベス戦と同様、増量によるパワー・アドバンテージがゼロに等しい。となると、メイウェザー・Sr.が得意満面で喋りまくっていた通り、「素早い動きで前後左右に動き、GGGに的を絞らせない。」作戦で行くしかないと、そんな見立てに辿り着いてしまう。

フロイドの親父さんは、「そこからカネロは、スピーディかつ重いコンビネーションを放つ。」と、カネロの優位を導き出すのだが・・・。

それなりに番狂わせの可能性を残しつつ、取りあえずGGGの防衛ということにしておこう。カネロの守りも堅いので、判定まで行くだろうか。


◎ゴロフキン(35歳)/前日計量:160ポンド
WBAミドル級(V18),WBCミドル級(V6),IBFミドル級(V3)統一王者
戦績:37戦全勝(33KO)
アマ通算:350戦345勝5敗
※8敗説有り
2004年アテネ五輪ミドル級銀メダル
2005年世界選手権(綿陽/中国)ミドル級2回戦敗退
2003年世界選手権(バンコク)ミドル級金メダル
2002年アジア大会(プサン)L・ミドル級金メダル
2001年東アジア大会(大阪)ウェルター級金メダル
2000年ジュニア世界選手権(ブダペスト)L・ウェルター級金メダル
身長:179センチ,リーチ:178センチ
右ボクサーファイター

◎カネロ(27歳)/前日計量:160ポンド
元WBC S・ウェルター級(V6/WBA王座吸収V0),元WBCミドル級(V1),元WBO J・ミドル級(V0)王者
戦績:51戦49勝(34KO)1敗1分け
アマ通算:不明
※20戦,44勝2敗など諸説有り
2005年ジュニア国内選手権優勝
2004年ジュニア国内選手権準優勝
身長:175センチ,リーチ:179センチ
右ボクサーファイター



流石に2人とも見事な仕上がり。ここから一晩で体重を戻すことになるのだが、IBFルール(リミット+10ポンド)によるリバウンド制限が、どちらにどう味方し、あるいは気勢を殺ぐことになるのか。

IBFが絡む統一戦で最近気になるのは、当日計量の結果が公表されないこと。先日のクロフォード VS インドンゴ戦でも、当日のウェイトが報じられなかった。どちらか一方がIBFの当日計量を拒否したり、10ポンドをオーバーしても再計量に応じず失格(獲得の権利を失うのはあくまでIBFの王座のみ)すれば、速やかに記事が出てくるけれど、実際にクリアしているのかどうかが判断できない。

ルールで義務付けている以上、当日計量の結果はただちに公表すべきだ。


□両雄の最低保障
ゴロフキン:300万ドル
カネロ:600万ドル
※PPVセールスの実績に基づくインセンティブ
両選手とも最大1,500万ドル

※再戦条項
カネロが負けた場合、ゴロフキンはリマッチに応じる義務を負う。カネロが勝った場合、再戦履行の義務は生じない。

観客動員:22,358名
PPVセールス予想:100万件超


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■オフィシャル

主審:ケニー・ベイレス(米/ネバダ州)

副審:
アデレイド・バード(米/ネバダ州)
デイヴ・モレッティ(米/ネバダ州)
ドン・トレッラ(米/コネチカット州)

立会人(スーパーバイザー):未発表


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■自信をアピールする両陣営

GGGとカネロには、一緒に練習をした経験がある。ビッグベアにあるGGGのキャンプをカネロが訪問し、当然非公開だが、スパーリングもやっている筈だ。2009年から2010年にかけて、主戦場にしていたドイツを離れ、渡米を決断したGGGをサポートしてきたトレーナーのアベル・サンチェスは、この時の印象も含めて「負ける要素は何1つない。」と断言。



「カネロは非常に優れたボクサーだが、ゲンナジーを超えるアビリティまでは有していない。特にパワーにはかなりの開きがある。ダニー・ジェイコブスは、我々が警戒していた通り、打ち合いを避けた。しかしカネロには、ジェイコブスほどの瞬間的なスピードがなく、ゲンナジーのプレッシャーをかわし切れないだろう。」

「カネロの出方にもよるが、彼が普段通りの戦術とスタイルで来るなら、中盤辺りで捉えることは充分に可能だ。いつもよりディフェンシブにやってくる場合も想定しているが、まあ問題はない。」


対するカネロ陣営も負けてはいない。ずっとチームを組んできたトレーナーのエディ・レイノソは、「GGGは過大評価され過ぎている。彼が豪快に倒してきたのは、そのほとんどが無名のアンダードッグだ。サウルのような、打って良し,守って良しの万能型とは一度も戦っていない。」と”口撃”。

マネージャー兼トレーナーというより、現在はメンター的存在と表した方が相応しい、ホセ・”チェポ”・レイノソも、異口同音に語る。

「GGGの化けの皮を剥がす。ミドル級を統一して、18回もタイトルを守った功績は素晴らしいものだが、はっきり言って挑戦者のレベルが低い。サウルは彼より一回り若いが、真のトップレベルとタフ・ファイトを繰り広げ、世界の頂点でしのぎを削ってきた。フィジカルとパワーを不安視する連中もいるが、まったく問題はない。」




前日計量に集まった観衆は、なんと1万人。前売りのチケットも飛ぶように売れ、HBOのPPVは100万件を突破する見込みらしい。カネロの報酬が、ベルトを持つGGGの2倍という現実が、”興行の主役”がどちらなのかを何よりも雄弁に物語る。

※映像:前日計量
<1>フル・ヴァージョン
https://www.youtube.com/watch?v=NDx7yhahKf8

<2>GGGとカネロのみ
https://www.youtube.com/watch?v=e2UNXnxhGas


GGGと彼の陣営は、完全アウェイを覚悟してリングに上がらなくてはならない。アンドレ・ウォードに手痛い連敗を喫したセルゲイ・コヴァレフ同様、「倒し切らなければ勝てない」との認識も必要になるかもしれない。


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■専門誌の予想とウェブ投票

<1>ESPN
合計14名の専門記者,アナリスト,解説者(元審判,トレーナーを含む)の予想
カネロ支持:9名
ゴロフキン支持:5名
1)ダン・ラファエル(ESPNボクシング部門主管):GGGの判定勝ち
2)ニック・パーキンソン(ESPN/英):GGGの判定勝ち
3)テディ・アトラス(ESPN/アナリスト,トレーナー);カネロの2-1判定勝ち
4)ナイジェル・コリンズ(ESPN/元リング誌編集長):カネロの判定勝ち
5)エリック・ラスキン(HBO):カネロの判定勝ち
6)サルバドル・ロドリゲス(ESPN Deportes/スペイン語圏):カネロの3-0判定勝ち
7)ジョー・コルテズ(ESPN Deportes/元公式審判):カネロの判定勝ち
8)クラウディア・テレホス(ESPN Deportes):カネロの2-1判定勝ち
9)ベルナルド・ピラッティ(ESPN Deportes):GGGのKO勝ち
10)カルロス・ナーヴァ(ESPN Deportes):カネロの判定勝ち
11)カルロス・ナルバエス(ESPN Deportes):GGGのKO勝ち
12)レオポルド・ゴンサレス(ESPN Deportes/Noche de Combates):GGGのTKO勝ち
13)デルヴィン・ロドリゲス(現役ボクサー):カネロの判定勝ち
14)パブロ・ヴィルエガ(ESPN Deportes):カネロのKO勝ち

Predictions: Canelo Alvarez vs. Gennady Golovkin
http://www.espn.com/boxing/story/_/id/20650507/predictions-canelo-alvarez-vs-gennady-golovkin


<2>Box Nation(英)
合計31名の現役及び引退した元選手(王者含む),トレーナーの予想
カネロ支持:19名
ゴロフキン支持:11名
回答保留:1名
1)アンソニー・ヤーデ(L・ヘビー級現役ボクサー):カネロのKO勝ち(拮抗したタフ・2)ファイト)
3)アンソニー・ファーネル(トレーナー):GGGのTKO勝ち
4)ドミニク・イングル(トレーナー):カネロの勝ち
5)デレク・チソラ(ヘビー級元コンテンダー):カネロのTKO勝ち
6)エンゾ・マッカリナーリ(元WBOクルーザー級王者):カネロの勝ち
7)クレイグ・エヴァンス(ライト級現役ボクサー):カネロの勝ち
8)ダニエル・デュボワ(ヘビー級プロスペクト):GGGのTKO勝ち
9)デリー・マシューズ(元WBAライト級暫定王者):GGGの8回KO(TKO)勝ち
10)アダム・ブース(トレーナー):カネロの判定勝ち
11)ゲイリー・ロケット(トレーナー/元ミドル級コンテンダー):カネロの勝ち
12)テリー・フラナガン(現WBOライト級王者):カネロの僅差判定勝ち
13)マーティン・バウワーズ(トレーナー):カネロの勝ち(KO・TKOも有り)
14)リアム・スミス(元WBO J・ミドル級王者):カネロの判定勝ち
 ※スミスはカネロにTKO負けを喫して王座陥落
15)リアム・ウィリアムズ(現英国J・ミドル級王者):カネロの判定勝ち(おそらく)
16)アラン・スミス(トレーナー):GGGの判定勝ち(おそらく)
17)ブラッドリー・スキート(ウェルター級現役ボクサー):GGGの終盤TKO勝ち
18)ジャック・キャターオール(S・ライト級現役ボクサー):カネロの勝ち(期待値込み)
19)トミー・ラングフォード(現英国ミドル級王者):僅かにカネロ優位(51-49)
20)トゥンデ・アジャイ(トレーナー):明白なカネロの勝ち
21)ジョシュ・レザー(S・ライト級現役ボクサー):カネロの勝ち
22)ジェイミー・コンラン(S・フライ級現役ボクサー):カネロの勝ち
 ※マイケル・コンラン(ロンドン五輪フライ級銅メダル)の実兄
23)ジョー・ギャラガー(トレーナー):カネロの勝ち
24)リオン・ウッドストック(S・フェザー級現役ボクサー):わからない(カネロに期待)
25)ピーター・フューリー(トレーナー):GGGの勝ち
26)バリー・ジョーンズ(Box Nation/アナリスト):50-50(僅かにGGG有利)
27)パディ・バーンズ(北京・ロンドン2大会連続フライ級銅メダル):GGGのTKO勝ち
28)ジョシュ・ウォーリントン(フェザー級現役ボクサー):どちらとも言えない(ややGGG/互いに倒すチャンス有り)
29)ジョー・ピグフォード(J・ミドル級現役ボクサー):カネロの僅少差判定勝ち
30)リアム・ウォルシュ(現英国S・フェザー級王者):カネロの判定勝ち(GGGのジャブが決め手になる)
31)ゲイリー・コーコラン(ウェルター級現役ボクサー):GGGの判定勝ち

Canelo Alvarez v Gennady Golovkin - Experts Poll
http://www.boxnation.com/boxing-news/canelo-alvarez-v-gennady-golovkin-experts-poll/


■専門家の予想(インタビュー)
<1>Roy jones jr reacts to Canelo Golovkin weigh ins "Key to victory for CANELO is good chin"
https://www.youtube.com/watch?v=it800EQ8B-Q

<2>Roberto Duran "Golovkin can take a hit! We dont know if Canelo can! The most intelligent will win!"
https://www.youtube.com/watch?v=ahPzPXa8MDA


<3>Nacho Beristain "Gennady Golovkin could destroy the career of Canelo...even retire him"
https://www.youtube.com/watch?v=QJW5AUr6j8k

<4>Paulie Malignaggi favors Golovkin over Canelo! Not impressed by Canelo! Hes not fixing flaws"
https://www.youtube.com/watch?v=0W90oJLewLA

<5>Freddie Roach "Golovkin won the fight! Says Canelo will not expose Golokvin, "GGG is too strong"
https://www.youtube.com/watch?v=xBAva1Mu63I

<6>TERENCE CRAWFORD: I got GOLOVKIN STOPPING CANELO
https://www.youtube.com/watch?v=Y0lOHjDZFI8

<7>KELL BROOK WARNS CANELO THAT GOLOVKIN TOO STRONG; PICKS KOVALEV OVER WARD, RIPS MAYWEATHER-MCGREGOR
https://www.youtube.com/watch?v=wfm0M8A4qVA

<8>Daniel Jacobs picking Golovkin to beat Canelo "he's the bigger guy"
https://www.youtube.com/watch?v=UqqzgU0vhDw


■WEB投票
<1>POLL Gennady Golovkin vs Canelo Alvarez ? who wins?
9/16


http://www.boxingnewsonline.net/poll-gennady-golovkin-vs-canelo-alvarez-who-wins/

<2>Who wins Canelo vs Golovkin on September 16? - Bad Left Hook
5/7


https://www.badlefthook.com/2017/5/7/15571574/who-wins-canelo-vs-golovkin-on-september-16

<3>Predictions -- Canelo Alvarez vs. Gennady Golovkin - ESPN.com
9/12


http://www.espn.com/boxing/story/_/id/20650507/predictions-canelo-alvarez-vs-gennady-golovkin

<4>Boxrec(フォーラム内での投票)


<5>Box Nation


<6>Boxing Scene(フォーラム内での投票)

※「GGG VS カネロ」と、「メイウェザー VS マクレガー」のどちらを観たいかという投票。


ファンのWER投票では、驚くほどGGG有利と出ている。専門家たちの意見は割れているが、カネロ支持が多数派との印象がある中、GGGのパワー・アドバンテージを採る声も多い。

面白いのが、メイウェザー・ジムの様子を撮った映像。ジェフ・メイウェザーがインタビュアーとなり、現役・元ボクサーたちやトレーナーたちに予想を聞いて回っている。

エディ・ムスタファ・ムハマドと一緒に、懐かしい顔もご登場。

<1>Floyd Mayweather Jr. & the Mayweather Boxing Club predict Canelo vs. GGG
https://www.youtube.com/watch?v=WIvIbLKix5A&t=125s

<2>Gennady Golovkin vs. Canelo Alvarez predictions from the Mayweather Boxing Club
https://www.youtube.com/watch?v=-WVB_YA_d1E&t=322s

<3>Canelo vs. GGG- Mayweather Boxing Club predicts a winner
https://www.youtube.com/watch?v=lehpbt8ko-g


メイウェザー一家は、全員カネロ押し。理由は簡単明瞭。

「マネー・メイ>カネロ>ゴロフキン」の三段論法で、「GGGよりフロイドが上だ。」とアピールしたい。魂胆が丸見え・・・。