Trips with my RV.

RVでの小旅行。

鳥インフルエンザ・・・

2011-01-27 21:45:12 | 独り言
A/H1N1について 

新型インフルエンザの流行抑止の為、娘の中学校は24日まで休校。


感染も忘れた頃にやってくる?


過去に、眉唾なインフルエンザ関連の記事を残しているからか、最近の鳥インフルエンザ関連の報道について私信や直電を頂戴する事が多い。だが、申し訳ないが私は全くの素人だし・・・、どちらかと云うと安心の未来を説くタイプではなく・・・(最悪では無いが)悪いパターンを想像してしまう根暗な人間なので、私の考えなんかは参考にしない方が良い・・・と思う。

まぁ、最悪の未来像は『12モンキーズ(Twelve Monkeys)'95ユニバーサル』を観れば良いだろう。鳥インフルエンザが自然界の中で自然発生したのでなく、人為的なテロが産んだものとしているSF映画だ。

素人の私への御質問の大部分が、「今年は、何故複数の養鶏場で同時多発的に被害が発生しているのか?」と「(ヒト・ヒト感染する形への)変異の可能性」だ。後者の質問に対しては「神様」しか判らないと回答した。今の型でもトリ・ヒト感染するのか、しないのか、さえ私には判らない。

だが、前者の質問には朧気だが答えが在りそうに思える。「渡り鳥」が国内感染の重大なファクターである事。鳥インフルエンザと云っても、罹らない(重篤な症状が出ない)「鳥」も居て、困った事に、その「鳥」が「渡り鳥」である事。今年の日本国内での同時多発的な養鶏場での感染を見ると・・・恐らく、その「渡り鳥」の渡来した地域での鶏インフルエンザの大発生が考えられる。検疫や防疫と云う今日的な方法では「渡り鳥」由来の国内侵攻を止める事は出来ないので、当該地域を巻き込んで防疫体制を樹立するしか無い。その「渡り鳥」は「カモ」であり、その当該地域は「東南アジア」だと推測されている。もはや、日本単独での防疫には限界が近づいている・・・だろう。

「カモ」は先ず東南アジア(の流行地)で、鶏から「H5N1」型ウイルスに感染する。そして春になると健康宿主(ウイルスを体内に持ったまま)として、シベリアやロシア極東に渡って、営巣地の水辺をウイルスの入った糞で汚染し、鳥インフルエンザ・ウイルスが定着したととされている。そして10月頃からは今度は「カモ」は南下し、カムチャッカ半島やロシア極東を経て、北海道から西日本に到来するとされている。アジアでの感染の広がりが、営巣地であるシベリアにまで拡大し、そこで暮らす「カモ」が日本にやってきた。又は、同じ営巣地や経由地を渡ってきた白鳥やナベヅルにも感染し死んでいる様だ。各所で見つかる死んでいる「渡り鳥」が真のスプレッダーではなく死んでいない元気な「カモ」がスーパー・スプレッダーであるならば・・・日本全土が鶏インフルエンザ発生の危機に瀕している。

過去記事のどこかにも書いた筈だが、鳥インフルエンザと銘打たなくても、そもそもインフルエンザは鳥類の病気だったそうだ。それがヒト・ヒト感染する形に変異したのが今日的にヒトが罹るインフルエンザなのだそうだ。高病原性として恐れられているのは鳥インフルエンザの中でもH1~H15の血清型の内のH5・H7であり、昨今今回の流行はH5N1型だそうだ。これは野生のアヒル等のカモ類固有の病気で、水禽類は既に免疫を獲得していて感染しても宿主は発病しないとされている。水禽類は発病しないが家禽類(鶏・ウズラ・七面鳥等)に感染すると高い病原性を示すのだそうだ。兎も角・・・もしも「渡り鳥」であり宿主が発病しない「カモ」が今回の国内同時多発している鶏インフルエンザの感染源だとすれば、今までの方法での防疫は全く役に立たない事に成る。

東南アジア諸国にも呼び掛けてアジア全体で鶏インフルエンザの防疫体制を樹立する必要があるだろう。尚、アジア諸国では外貨獲得の為に、この10年の間に養鶏頭数が急激に増えているそうだ。この地域での流行が続く限り・・・日本単独で何をやっても効果がないと思うのだ。何故なら、渡り鳥を中心に感染した鳥が鶏舎に侵入して感染・・・と云う図式こそ不自然で、野鳥の営巣地で感染した鳥のフンに集っていたハエやアブ等の昆虫類やネズミも(宿主には成らないが)媒介する危険性の方が高いと思う。又、乾燥した糞の飛沫感染、近距離なら空気感染もするらしいが「カモ」なんか日本全国に普通に見られるのだから、「カモ」が居る地域=日本全国が危険地帯となる筈だ。

鶏への鳥インフルエンザ感染が確認される度に数万羽が殺処分されているが、昨年年末WHOがインドネシアの鶏市場(生きたままの鶏が取引される)で調査したトコロ・・・約半数の市場で鳥インフルエンザウイルスが検出され、1/4の市場からは高病原性の「H5N1」型が検出されたのだそうだ。タイやベトナムや中国南部でも同じ状況だろう。鳥鶏感染の段階では経済的な被害だが、鳥ヒト感染、ヒトヒト感染が発生したら・・・

怖いなぁ~



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