Trips with my RV.

RVでの小旅行。

Dometic製カセットトイレCTW-4110の汚水漏れ問題

2020-05-18 21:28:44 | 快適化?
9年前の古い過去記事「キャンピングカーにウオッシュレット? 2011-07-27 20:25:11 | 快適化?」に御質問を頂いた事をキッカケに、書きたいと思っていた(けど、忘れていた)記事ネタを思い出した・・・次第。



それは、Dometic製カセットトイレCTW-4110の汚水漏れ問題である。(この事は、ZIL522御使用の諸先輩方のWebページ等でも報告されていたと思う)

アメリカンな頃はマリントイレだったが、巨大な5thホイールトラベルトレーラー時代にヘッドに積み替えて使うピックアップキャビンを用心の為に・・・巨大な5thを牽いていけなそうな場所での車中泊用に・・・ダブルRV体制でいたが、その際に米国から直輸入したピックアップキャビン2003 Six-Pac SC-150RD(本国メーカー展示車)を使っていた。メーカー展示車ならではの完全フル装備だったが米国標準仕様では、マリントイレ仕様でグレータンク/ブラックタンクの区別は無く両方をミックスした65Lの排水タンクが装備されていた。それではブラックタンクのダンプが可能な環境でしか生活排水もダンプ出来ない事となり不便だろうと考えて、マリントイレを外して、その場所にTHETFORD製CS2000カセットトイレを交換した。これがTHETFORD製カセットトイレ経験開始である。(厳密には、その7年前に牽引免許不要英国製トレーラー(コンパス・ステージ400/4)に積まれたカセットトイレこそが最初だろうが、その頃はカセットトイレは子供用のオマル感覚で大人は外トイレ・子供は内トイレ方式だったので私自身は積極的に利用した経験が無かった。

カセットトイレは臭いが漏れるのではとズッと不安に思っていたのだが、ピックアップキャビンに積み替えたTHETFORD製CS2000カセットトイレは優秀だった。使い方さえ間違えなければ臭い漏れは皆無だったので、子供専用に使っていた欧州トレーラーのトイレの臭い漏れは使い方が拙かったと理解した。そして、先代ZIL521でも勝手を知ったTHETFORD製CS2000カセットトイレを愛用していた。THETFORD製カセットトイレは優秀だ。凡そRV用のカセットトイレの最高峰だろう。


諸般の事情でマダマダ使える521を522に買い替えする事になったが、そこで初めてDometic製カセットトイレを使い始めた。当初は特に問題は発生せずに、便器内が陶器製である事で掃除が容易だと喜んでいたのだが、ある日、トイレの臭いが車内に漏れている事に気がついた。欧州トレーラーの頃、子供用オマルとして使っていた頃のトイレの臭い漏れの原因は、トイレットペーパーがシャッターに挟まって封鎖が不完全だったとか、そもそもシャッターが全閉して無かったりとか様々な原因があるのだが、あれこれチェックしても原因は分からず終いで、帰宅後カセットタンクをダンプした際に、タンクの下に汚水が極く僅か漏れている事に気が付いた。

原因は判らないが、ドコからか汚水が漏れている!今回は「大」は使わなくて良かったと安堵したと同時に、今後は原因究明が済むまで「大」使用は保留する事とした。タンク下に汚水が漏れると、ここに洗剤を噴霧して水洗いをするのだが、必然的にマルチルームの床を全部洗剤洗いしなくてはならない。(タンク下だけ拭き取って消臭剤を噴霧しても「小」っぽい臭いが完全には消えない)

その後、何度か出動の度に、ブラックタンクの下を確認したが特に漏れは無かったが、タンクの側面に水滴が付いている事が有るのに気が付いた。

そして、数ヶ月後の出動時に再び車内に汚水の臭いが漏れ出る事が発生し、案の定、カセットタンク下の窪みに汚水が少量溜まっていた。そして、カセットタンク側面にも汚水が垂れた跡が残っていた。この時点で、トイレの汚水漏れの原因は、シャッターを閉めて用便した後に、シャッターを開いてカセットタンクに汚物を落とす際に、シャッター上の汚水の極く一部がタンク側面に零れ落ちるのが原因では無いかと仮説を立てた。

シャッターを閉めたままで洗浄水を多めにトイレボールに入れて走ってみたりしたが漏れてない事の方が圧倒的に多いが、実験を繰り返すと、やはりシャッター上の水が、完全にタンク内に落ちない時がある事に気が付いた。その原因は様々だ。カセットタンクの固定が不完全な場合はDometic製に限らずTHETFORD製でも漏れが発生した事があるので当然だが、Dometic製はタンクセット不備の警告灯が消えていてもセットが不完全な場合が有り、そんな場合は高確率で汚水漏れが発生する事が判った。それ以外にも、THETFORD製では未経験だが、Dometic製では傾斜が大きな場所では汚水漏れが発生している事も有った。シャッター上に洗浄水を多めに張って、ロックは解除せずにタンクを揺さぶってみると僅かに水滴が漏れていたりするので間違いはないだろう。

カセットトイレの正しい使い方は、THETFORD製でもDometic製でも用便前にシャッターを開ける事になっているのだが、THETFORD製では精度の問題かシャッターを開けなくても問題が生じる可能性は皆無だったし漏れが発生しない迄もカセットタンクに水滴が付いている事も皆無だったが、Dometic製CTW-4110では用便前にシャッターを開けて使う方法以外は無いのだと結論した。用便前にシャッター全開で使って貰っているが、これまでのトコロ、汚水漏れは発生していないので、Dometic製CTW-4110では用便前にシャッター全開を意識するしか対応策は無いのだろうと思っている。

# Dometic製CTW-4110セラミックスボウルが売りだったが、THETFORDでもC260シリーズにはセラミックボウルモデルが登場しているので気になっているが・・・

今は、誰かがマルチルームに入ると「トイレ使う前にはシャッター全開ね!」と声を掛ける事にしているが、単なる歯磨きダケなんだけどとウザがられている今日この頃である。それでも、使用前にシャッター全開にしていない事もあるらしいのだが、家族全員が使用前にはシャッター全開を会得したら「大」の使用も許可する事にしているのだが、既にダンプ時に、それと思しき物体が躍り出て来る事もあるので、既に我が家では「大」は解禁になっているのカモ知れない。

そんな訳でZIL522搭載のDometic製CTW-4110は、使用前にシャッター全開するならば汚水漏れは発生していない。セラミックスボウルは掃除の際に便利だと思うが、汚水漏れと天秤に掛けると汚水漏れを起こさない信頼性の方を尊重したい。

尚、このネタのキッカケになった御質問は、「522ではウォシュレットはつけてますか?」でしたが、簡易型ウォシュレットを付ける(我が家的方法ではホットメルトで貼り付ける)と外れたりズレたりするので維持管理が大変だし、汚れ易くなるので掃除も大変なので、我が家では殆ど使わないマルチルームのシャワーヘッドをビデシャワーヘッドに交換していて、オシリだって洗って欲しい時は標準のシャワー水栓を操作しビデシャワーを使う事にしている。ビデシャワーを手に取るのも流量調整や温度調整も便座に座ったまま可能な絶妙な位置関係なので、ZIL522に於いては、簡易ウオシュレットを付けるよりもビデシャワーヘッドに付け替えるのが良いのでは無いかと思っている。ビデシャワーのままでも通常のシャワーとして使う事も可能だが、万が一にも普通にシャワーを使いたい方は標準のシャワーヘッドも置いておけば付け替えて使えば良いだろう。今回のネタであるDometic製CTW-4110からの汚水漏れの時でも、通常のトイレ掃除の際にも、ビデシャワーに付け替えておくと非常に便利だと思っている。特にアダプターを買わなくても、標準で付いていたシャワーヘッドを外してAmazon等で買ったビデシャワーヘッドと問題なく交換出来た。

ビデに特化したのは、こんなモデル

シャワー シャワーヘッド ノズル ホース シャワーフック セット キッチン用 浴室用 トイレ用 G1 / 2 多機能 消臭 抗菌 浄水 節水 水流調整 衛生管理 (2) Amazon(余談ながら、この形状の癖に、『その以外、バスタブやトイレ、浴槽、フルーツ野菜洗い、ペット、洗車、地面なども活躍できます。』と書いてあるので案外汎用性は有るのかも知れない)


トイレ掃除にも便利なのは、こんなモデル(我が家は、数年前にノズル部も銀色のモデルを確か900円位で入手したと思う)


LUXWELL シャワーヘッド ノズル トイレ 洗浄 ノズル ビデ用洗浄 キッチン用 浴室用 トイレ用 多機能 消臭 抗菌 浄水 節水 水流調整 衛生管理
(あぁ、この商品も『その以外、バスタブやトイレ、浴槽、フルーツ野菜洗い、ペット、洗車、地面なども活躍できます。』と書いてあった。シャワーヘッドの裏側のボタンを押している間だけ湯水が出る(モーメンタリー)タイプで我が家で使っているのも同じく中国製だが、ボタンを押さない時は水が完全に止まっている・・・低圧の標準ポンプの場合・・・ので二次災害は起きいくいと評価している。実は、キッチンシンクで大きめの鍋を洗った時にはマルチルームから伸ばしたビデシャワーで鍋を洗った事が有る)

「大」使用前にボウルを濡らす為にも使用可能だろうし、ボウル内にペーパー等が残存してしまい洗い流してしまいたい場合にも水流で推す事が出来る。慣れは要するだろうが、上手に狙えば、オシリだって副次被害なくお釣りなく洗浄可能だと思っている。簡易ウォシュレットの頃は、シャワーホースの付け根に分岐器を付けていて、それを切り替えてからシャワー水栓を操作し簡易ウォシュレットを操作すると云うナカナカ手順が難しいのだが、ビデシャワーは使い方に悩む必要はない。普段のトイレ掃除でも非常に重宝だ。我が家では、国産キャブコンのマルチルームでシャワーを浴びる回数より、トイレ掃除に使う回数の方が圧倒的に多いと思うので通常のシャワーヘッドは外してトイレ脇の棚に立てて入れている。キャラバンから帰って車体洗車後にボイラーに貯湯した温水でシャワーを浴びた時にシャワーヘッドを変えずにビデシャワーで浴びてみたがシャワーヘッドで止水が出来るので標準のシャワーヘッドより便利だと思った位だ。(折角のセラミックスボウルなので、ダンプ前にはトイレ洗浄洗剤で毎回洗っている。樹脂ボウルの頃は傷を恐れて目に見えて汚れない限り洗わなかったが、臭い対策にはボウルも綺麗に洗った方が有利だと思う)

シャワーヘッドを換えただけ・・・と云う我が家的な「快適化?」なのだが、手間と値段の割に満足度は高かったと思う。
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