大芦高原温泉「雲海」へ行ったが・・・

久しぶりの大芦高原温泉「雲海」は良かった。特に・・・不景気なのか何なのかセッセと通っていた数年前とは違って、温泉施設内はガラガラに空いている。男湯には３チーム５人しか居らず、浴槽は１チーム１個でも余っている。キャンプ中やキャラバン中の温泉は、時間との闘い（？）的な面もあり１時間で切り上げる事にしているが、今日は温泉三昧を満喫して飯喰って駐車場でバタンと倒れれば朝になっているツモリで居る。妻子との約束は破格の２時間半後である。（久しぶりのキャンプだから大盤振る舞いである）

で、禁断の水風呂サイクル入浴を開始した。露天風呂で３００数える水風呂で２００数える。ジャグジーバスで３００数える水風呂で２００数える。寝湯で３００数える水風呂で２００数える。薬湯（よもぎ）で３００数える水風呂で２００数える。打たせ湯で３００数える水風呂で２００数える。大浴槽で３００数える水風呂で２００数える。サウナに１０分入る水風呂で２００数える。を１サイクルとして、これを２巡目まで繰り返したら・・・サウナ後の水風呂で世界がグルグル回り始めた。

う・・・やばい・・・ここで気絶して救急車を呼ばれ全裸で病院に担ぎ込まれたら・・・すこぶるマズイ。折角のキャンプが台無しである！取り敢えず浴場内のベンチに横になり眩暈が収まるのを待って、ウォータークーラーの水をゴクゴク飲んで再び横になっていたら眩暈も収まった。（助かった）妻子との約束の時間まで未だ３０分残っているが自重しておこう。体を洗ってからドライヤーで頭を乾かして、ロビーで待っていた。今日は、大した目的は何も無いのだが大芦高原温泉「雲海」の駐車場で車中泊をして帰るツモリで居たので、温泉入浴を限界まで堪能する事が出来た次第。ここ大芦高原温泉には熱湯が無いのが少々寂しい（千屋温泉には４５度位の熱湯があり・・・隣接するキャンプ場泊の際に調子に乗って、熱湯と水風呂サだけを２０回ばかり往復して・・・気絶して裸のまま担架で医務室に運ばれて救急車を呼ばれる寸前だった事がある）私の趣味の話を書いても仕方がないが・・・、私にとって温泉施設の最大の愉しみは水風呂である。水風呂は冷たい方が嬉しくて、その冷たい水風呂に喜んで入りたくなる熱湯が２番目の愉しみである。それから・・・泉質とか云々・・・と云う温泉好きの風上には置けない、単なる水風呂好きである。（もし、自宅の浴室をリフォームする幸運に恵まれるのなら・・・必ずW浴槽とするツモリだ）そう云う訳で、私の大好きな水風呂サイクル入浴だが、これには致命的な欠陥がある。これを２サイクルか３サイクル繰り返すか、熱湯と水風呂を１０往復すると・・・大抵の場合、その後は元気が出ない事が多い。なので、人様と御一緒するキャンプ中には３往復までと決めている。

ま、兎に角、今日は、このまま館内で晩飯を喰ったら、駐車場で朝まで爆睡のツモリで居た。だから、晩飯の際に生ビールも御馳走になろうと密かに楽しみにしていたのである。

約束の時間（２時間半）を過ぎても妻子はロビーに現れず・・・３時間経った頃、妻子がやってきた。「いや～、娘さん、久しぶりのキャンプで嬉しいヨ」（因みに、私は・・・奥さんには「奥さん」と呼び掛けるし、娘さんには「娘さん」と呼び掛けるし、愛犬には「犬！犬！」と呼び掛ける）と娘さんに喜びを語ったら・・・「今日は帰るよ。私する事があるから・・・」と冷たく言い放たれてしまった。「え゛ぇ゛～、駐車場で車中泊するツモリで水風呂１４～５回入ったから・・・気絶寸前なんだけど？」と懇願するもダメなのだそうだ。
妻は念願の生ビールを美味そうに飲んでいるので、私は腹癒せに幕の内弁当に単品牡蠣フライを追加してやったぞ！ワッハハハハハ！（余談だが、ここ大芦高原温泉「雲海」のレストランでのお薦めはチキンカツ定食・・・だと思っている）食事をしながらも、水風呂で気絶しそうになった話をして・・・危ないからチョット寝て帰ろう！と何度も誘ったが・・・ダメの一点張りである。

正直な話・・・本当に危険だと思うが、「どうしても帰る！」と云うので帰宅する事にする。案の定、湯当たりした妻子は走り始めると爆睡してしまう。使命感で無事に帰宅を果たしたのに、誰も起きてこない。今日は一家で自宅の庭で車中泊か？・・・トホホホ。