東洋環境分析センタ- 現場奮闘記

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レジオネラ属菌について~サンプリング・分析編~ 微生物検査グループ

2012-09-04 | 技術部
皆さん、こんにちは!!
今回は私たち微生物検査グループが、レジオネラ属菌についてご紹介したいと思います。

レジオネラといえば、生息場所として、温泉などの入浴施設というイメージが強いと思いますが、実は河川や土壌などにも生息する環境細菌であることが知られています。レジオネラ属菌に感染すると、発熱や寒気などの軽い症状から、肺炎に似た症状を発症するなど、重症化すると死に至るケースもあります。入浴施設を管理する方々にとっては特に気を使われる所でしょう。

今回はサンプリングから分析、判定までの流れをご紹介したいと思います。

浴槽水の場合、少なくとも年1回の水質検査が必要となります。本日も浴槽水の分析依頼を頂いておりますので、早速サンプリングにまいります。



塩素消毒をしている場合は、チオ硫酸ナトリウムを入れて塩素を中和させます。

上の写真は浴槽水のサンプリング風景ですが、その他にもプール水や冷却塔水など多様な御依頼を頂いております。

ラボに検体を持ち帰り、分析を進めます。

まずは検体をろ過します。
※検体を扱う前には机の上や手指をアルコール消毒してから取りかかるなど、検体が汚染されないように細心の注意を払いながら分析をおこなっています。



それぞれ処理を行い、培地に塗りつけます。


    <熱処理>


    <酸処理>



数日間培養し、判定します。

判定の様子は培養終了後にアップ予定です。
今しばらくお待ち下さい・・・。

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