靖国

小泉首相が今年も八月十五日の靖国参拝を棄権致しました。

郵政民営化を目的にゴリ押ししようとしている総選挙をぶれさせる訳にはいかぬ、とのこと。どうやら小泉首相は総選挙と靖国を天秤にかけてしまったようです。総選挙を狙った立派な「政治的判断」であります。

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確かに政権与党として、自らの目標である郵政民営化を政権を取られる上に民主党如きに潰されるわけにはいかぬのは判りますし、民主党の政権は当然国益にかないません。かといって自民党単独過半数が取れる訳でもありませんので、靖国参拝で公明党を敵に回す訳にもいかぬのも当然です。ならば小泉首相は靖国を己の政治的欲求のためにカード化するべきではなかった。知覧で英霊の遺書に涙することも必要なかった。今思えばあの涙もカード化された国内向けの政治的パフォーマンスではなかったのかと思えてしまう。小泉首相は粛々と何も語らず靖国に参ればよかったのに、軽々しく政治で靖国を弄んでしまった。

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小泉首相に靖国参拝する資格があるのかどうか最近疑問に思えてならない。死して護国の鬼となられた英霊に一国の指導者として向き合う資格があるのかどうか。