皆様こんにちは
山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。
いつも当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます!!
娘さんのダウンジャケット(バーバリー製)の衿が黄ばんできたので
しみ抜きをしようと塩素系漂白剤を使用した所、バーバリーチェックが
脱色してしまい、当ブログをみて問い合わせがあり、津軽海峡を渡って
関西から送って頂きました。
ダウンジャケット(バーバリー製)
ダウンジャケット(バーバリー製)
表地はナイロン100%でチェック地はキュプラ60%ポリエステル40%です。
中綿ダウン95%フェザー5%となっています。
ダウンジャケット(バーバリー製)衿
衿ヤケで黄色くなっています。
ダウンジャケット(バーバリー製)衿 自己処理部分
衿ヤケを落とすために塩素系漂白剤(ブリーチ・ハイター等)を使用した為に
チェックの黒地が脱色して茶色くなってしまいました。
ダウンジャケット(バーバリー製)袖口
袖口もやけて黄色くなっています。
ダウンジャケット(バーバリー製)衿 しみ抜き後
使用した塩素系漂白剤が生地に残っている事を考えてしみ抜き機で
薬剤を洗い出して後に乾燥すると黄色い輪じみが発生しました。
原因を考えると生地に付いている加工剤や着用による皮脂や汗の成分か
中綿のダウンの汚れが中から出てきた来た事が考えられます。
お客様は色掛けだけして欲しいと思いますがしっかりと水洗いをしない事には
衿の輪じみも取れないし袖口のヤケも落ちないために、水洗いを決断しました。
水洗い後の洗浄液
水洗いをすると思ったとうり色々な汚れがわんさか出て来ました。
これだからしみ抜き機では処理しきれなかったの思いました。
乾燥後に色掛けです。
ダウンジャケット(バーバリー製)袖口 水洗後
袖口も黄ばみが落ちました。
ダウンジャケット(バーバリー製) 衿色掛け途中
最初に黒い部分を修正しました。
グレーに見える部分がかなり厄介です。
ダウンジャケット(バーバリー製)衿 色掛け後
グレーの部分の脱色して茶色くなった部分の赤味がなかなか消えてくれず
これ以上色掛けをすると黒くなるギリギリのところで止めました。
ダウンジャケット(バーバリー製)仕上がり後
ダウンもつぶれずふっくらと仕上がりました。
これで娘さんに叱られないと思います。
追伸
到着後に感謝のお電話をいただきました。
7年程前のダウンジャケットで何度もクリーニングをしていたとのお話を
伺いました。表示どうりのドライクリーニングで処理していたと思います。
水洗いしたので羽毛もふんわりしました。お客様が喜んでいただける事で
苦労が報われます。頑張って良かったです。
着物と洋服のお手入れは
厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる
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