皆様こんにちは
山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。
現代は沢山のしみ抜き機(超音波しみ抜き機やスプレーガン)がありますが、
しみ抜きの道具は古く(戦前より昭和50年位まで)は画像の左側の二種類専用ブラシを使用していました。
名称はパッキンブラシ(水木)と言います。
パッキンブラシ、タタキ棒 精密霧吹き 平コテ(上)
黒いブラシが馬毛、白がシュロ製ですシュロとはヤシ科の植物です。たわしの原材料です
真ん中はたたき棒で薬品を付け軽くたたく為の道具です。
パキンブラシを上手に生地を傷めずに使うのに、五年掛かると染色補正の本にのっていました。
右のガラス製の精密霧吹きで濡れたふちのぼかしに使います。
それ以前は、水を口に含みブーと言うかブワっと吹き出していました。
これも難しく、三年掛かるそうです。
他に上は平コテです。
薬品を反応させる為に使用したり、乾燥やアイロンの様に使います。
しみ抜き屋のことわざで「プープー三年水木が五年」と言うことわざがあるそうです。
その後昭和40年以降に超音波洗浄機が登場しました。
超音波洗浄機(ソノフラッシュ)
ソノフラッシュの先端のコーンより毎秒2~3万回の超音波振動にて洗浄します。
超音波洗浄機はパッキンブラ(水木)に取って代わり、
現在は染色補正業や紋入れ業クリーニング業に広く使用されています。
もう一つはスプレーガンです。
スプレーガン(ユニスーパー)
スプレーガンはノズルの先端より溶剤又は水が高圧に出てきます。
生地を傷めない様にノズルを調整して生地に最適な圧力にて、使用しています。
使用のしかたにより生地ぬ目開き等、デメリットもありますが現在私自身は
スプレーガンを使用しています、
着物のお手入れでお困りな場合方は、
厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる
山三 三ツ屋染舗にご連絡下さい善処致します。
〒062-0902
札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号
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メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp
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