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創業106周年きものと洋服のお手入れ専門店 一級染色技能士の仕事事例と日常生活

しみ抜きの道具1

2013年05月20日 | コラム

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

現代は沢山のしみ抜き機(超音波しみ抜き機やスプレーガン)がありますが、

しみ抜きの道具は古く(戦前より昭和50年位まで)は画像の左側の二種類専用ブラシを使用していました。

名称はパッキンブラシ(水木)と言います。                                                                            

 

パッキンブラシ、タタキ棒 精密霧吹き 平コテ(上)

 

黒いブラシが馬毛、白がシュロ製ですシュロとはヤシ科の植物です。たわしの原材料です

真ん中はたたき棒で薬品を付け軽くたたく為の道具です。

パキンブラシを上手に生地を傷めずに使うのに、五年掛かると染色補正の本にのっていました。

右のガラス製の精密霧吹きで濡れたふちのぼかしに使います。

それ以前は、水を口に含みブーと言うかブワっと吹き出していました。

これも難しく、三年掛かるそうです。

他に上は平コテです。

薬品を反応させる為に使用したり、乾燥やアイロンの様に使います。

しみ抜き屋のことわざで「プープー三年水木が五年」と言うことわざがあるそうです。

 

その後昭和40年以降に超音波洗浄機が登場しました。

  

  超音波洗浄機(ソノフラッシュ)

ソノフラッシュの先端のコーンより毎秒2~3万回の超音波振動にて洗浄します。

超音波洗浄機はパッキンブラ(水木)に取って代わり、

現在は染色補正業や紋入れ業クリーニング業に広く使用されています。

 

もう一つはスプレーガンです。

スプレーガン(ユニスーパー)

スプレーガンはノズルの先端より溶剤又は水が高圧に出てきます。

生地を傷めない様にノズルを調整して生地に最適な圧力にて、使用しています。

使用のしかたにより生地ぬ目開き等、デメリットもありますが現在私自身は

スプレーガンを使用しています、

 

着物のお手入れでお困りな場合方は、

厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる

山三 三ツ屋染舗にご連絡下さい善処致します。

〒062-0902

札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号

電話011-811-6926 FAX011-811-7126

メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp

ホームページ http://328senpo.sakura.ne.jp

営業時間 平日(月曜~土曜) 午前8時~午後6時

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