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きものと洋服でお困りのあなたへ !!

創業107年 きものお手入れと洋服のメンテナンス店 一級染色補正技能士の仕事事例と日常生活 

ぼかし八掛 アイロンによる焦げ しみ抜き 正絹素材

2021年02月02日 | 着物(しみ抜き)

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

いつも当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます!!

仕立て屋さんから仕立て中の八掛を作業中にアイロンで焦がして

しまったのでしみ抜きができるかと問い合わせがありました。

今回は諸事情により画像はありませんのでお許し下さい。

ぼかし八掛(イメージ画像)

ぼかし八掛の白場の部分の40%位がレモン色に焦げていました。

話を伺うと使用していたアイロン(家庭用)が故障したので、

新しく製品を探した所、気に入ったものが無くて、ネットで

中古品のアイロン(サーモスタット無し)を購入して使用した所、

慣れない製品の為に生地を焦がしてしまったとの事でした。

ベテランの仕立て屋さんですが、生地を焦がしたのは初めての事で

アイロンの焦げが落ちるとは思わなかったとおっしゃっていました。

撥水加工済みのぼかし八掛だったので少し大変でしたが綺麗に

落ちました。

現代の業務用の電気アイロンはサーモスタットが付いていますが

昔の電気アイロンはサーモスタットが無かったので先輩の職人さんから

指に唾液を付けてアイロンを掛ける面を素早く触って温度を測ったり、

頬にアイロンを近づけて温度を測ったと聞きました。

和裁用のコテのメーカーも廃業した事や糸のメーカーの色糸も

廃番が続き思った色糸が無くなった事で随分と不安を感じていました。

閉塞感のある経済状況と着物離れからの生産減少から部材が無くなって

来た事や作業従事者の高齢化による減少と今回の新型コロナウイルス感染拡大で

息の根を止められている様に感じました。

仕事も減っていますが、日本の文化を絶やす事も出来ないので今日もまた

継続していく様に頑張っていきたいと思ったのと、仕立て屋さんのお役に立てた事

これまでの努力と店を継続出来た事を感謝しました。

 

着物と洋服のお手入れは

厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる

山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。

〒062-0902

札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号

電話011-811-6926 FAX011-811-7126

営業時間 9:00~18:00

休日 日曜・祝日

メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp

ホームページ http://328senpo.sakura.ne.jp

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