皆様こんにちは
山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。
に交通指導中に石川県の母の実家の従兄弟が亡くなったと聞き、取るものも取り敢えずに
準備をして飛行機に飛び乗りました。詳しいことはまた後日に書こうと思います。
私はスマホは持っていないし、パソコンの持ち出せなかったのでブログの更新を
できませんでした。悪しからずお許しください。
出発前に急ぎでお預かりしていた、スーツのパンツに血液が付いたので
何とかして欲しいとの依頼です。
スーツ（ジャケット・パンツ）
ストライプのスーツです。
スーツ（パンツ表）下血
スーツ（パンツ裏）下血
血液が広範囲に付いています。
しみ抜き屋をしていると血液のしみは何度も遭遇します。
仕立て最中で針射しによる出血、転んでのけが、突然の鼻血、注射後に止血中に漏れて衣類に付いた、
生理や痔による物が今まで扱った血液のしみです。
しみ抜き中のタオル
血液のしみは付いて乾かない時は化粧石鹸と水で落ちますが、乾いて時間が経つと
血液成分のたんぱく成分が固まるために蛋白分解酵素が必要になります。
修業時代初めて生理のしみ抜きをしたとき。下敷きのタオルにを着物のしみ抜き部分をの乗せ
中性洗剤を付け叩き様のブラシで叩くとタオルにしみがお引越ししてくれます。
そのタオルをみて、嘔吐しそうになりました。おえ、おえしなが作業をしていた事が
懐かしく思い出しました。今では平気になりましたが（笑い）
スーツ（パンツ裏）下血 しみ抜き後
中性洗剤とアンモニアで上っ面の汚れを取りその後蛋白分解酵素をで血液成分を
落としてしっかりゆすぎ出し乾燥すると綺麗に血液が落ちましたがストライプ柄も
綺麗に落ちたのか、一瞬びっくりしましたが、しみ抜き前の画像を見るとすでに
ストライプの柄がありませんのでお気に入りのスーツで長期間着用してストライプが
減ってしまった事が分かりました。しみの部分にばかりに気を取られて全体を見れなかった事を
反省しました。綺麗に取れて良かったです。
着物と洋服のお手入れは
厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる
山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。
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