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陶芸教室 夢工房あすか

大分市内にある陶芸教室のブログです。
  大分市南春日町12の8
  電話 097‐545‐3581

思い出に記しておこう

2025-04-04 21:04:04 | よもやまごと
 
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 ■ 思い出に記しておこう

近くに新しいお店が出来て嬉しいが、
一方で馴染んできたお店がなくなるのは寂しい。

近くの明林堂書店の二階にテーブル席が10席、
カウンター席が10席ほどのオープンな感じの喫茶室があった。
パンとお菓子のなんでも屋さんのカフェ「リトルソルト」である。

寒い日が続いていたので、ここ暫く行ってなかったが、
少し暖かくなって来たので数ヶ月ぶりに行ってみた。
書店の一階から二階に上がり本棚に飾られてる新刊の表紙などを眺めながら
奥へと進む。あれっ何もない。間仕切りとこすれたようなフロアマットしかない。

この二階の喫茶室のカウンター席は私の指定席になっていたのだ。
大きな窓ガラスの下に国道10号線が走っている。大小の車が行き交う。
眺めてるだけで飽きが来ない。4時ごろになるとランドセルを背負った
可愛い小学生が左に右にと寄り道をしながら楽しげに帰宅して行く。
手前の歩道では、自転車に乗った人たちがたまに通り過ぎる。
人がまばらに行き交うものののどかでのんびりしている。

車の往来ははげしい。片道二車線。あの「別大マラソン」のコースである。
大小の車が左は別府市に向かい、右は大分駅に向かって途切れることなく続く。
二階のカウンターから眺めてるだけで時が過ぎてゆく。ぼやっと見ているのだ。
ここが20年来の私の息抜きの憩いの場所になっていた。

 

私が初めて陶芸の手引書『生活にうるおいを与える食器づくり』
の原稿を作成をしたのもこのカウンター。カウンターの左片隅である。
カウンターが左端がL字型になっていて一人だけ座れるスペースになっていた。
その場所に陣取って処女本の原稿作成をした。その後はこの場所に上掲の写真の
ように大型の冷蔵庫などが置かれてしまったので奥室のようなスペースはなくなっている。
この陶芸の拙著は初めての出版物だったので、陶芸教室の休日のたびに
ここに座ってパソコンで下書きした原稿の校正などをしていた。
自費出版ながら初めて本を出すことができた。夢が実現した。

その後、もう一冊『相続(その一幕)』というノンフィクションも書いた。
テレビドラマ化なども夢見てたが重い話なので誰の目にも止まらなかった。
自費出版で売れるほどのものではなかったが、叔母から「文才があるね」などと
おだてられたのを思い出す。「直木賞を狙います」と冗談を言ったものだ。
日記も書いたことがなく、読書もしたことがないのに名文など書ける訳がない。
このブログでも文章やネタ探しに毎回毎回、四苦八苦してる現状だ。
ブログは陶芸教室のホームページのサイトが閉鎖されたので、
宣伝のために已む無く始めたもの。何とか6年半ほど続いている。

この喫茶室ではその後もお店の手づくりのシホンケーキやホットコーヒーを飲みながら、
車の流れをみたり、週刊誌をみたり、たまにランチのビーフシチューなど食べたりして
過ごしたものだ。お客さんも少なく静かで居心地のよい場所だった。
教室が休みの時に過ごす癒しのスポットの一つになっていた。

お店は中年のご婦人が3人くらいでローテーションでやっていた。
20年くらい同じメンバーだった。薬のマツモトキヨシで買い物をしてる時に
見たことのある女性に出会ったことがある。「あれっ誰だったかな??」と
思い出せずに「生徒さん、陶芸体験にきた人?」と頭の中でくるくるとしてたら、
「明林堂の喫茶の・・・」と言われたことがある。そんな過去の記憶も蘇ってきた。
それからは店に行くたびに爽やかな笑顔を返してくれていた。
コロナ禍になってからはマスクでその笑顔も見られなくなっていたのが少し残念だった。

書店の二階の奥にあるお店なので、お客さんはそれほど多くなかったが、
子供連れのお客さんもよく来ていた。のんびりできる静かな場所だった。
孫八人が大分に来るたびに本を買ってあげてここでランチをした。
息子、娘たちや孫たちにもなつかしい場所である。

昨年に、間近に「スターバックス」が出来たので客足が減るだろうなと
思ってはいたが、寒くもなってきたこともありここ暫く行ってなかった。
久し振りに書店を覗いてみたら、あれっ! カフェの中が伽藍洞になっているではないか。
寂しくショックな気持ちになった。また一つ私の憩いの場所がなくなっていた。



 

新しいものが出来るのは嬉しいが、古いものがなくなるのは寂しい。
これも時代の流れだろう。20年間もくつろがせてもらって、ありがとう!
以前のお店の様子もブログに残しておこう。ネットより写真を拝借。サイズが小さい。

  


大分に来てからは、我家の裏にあった「豊の国健康ランド」の大温泉や大ロビー、
自転車に1,2分くらいの明林堂書店のこの喫茶室「リトルソルト」、
駅前商店街のジュンク堂書店の下にあった「スターバックス」、
徒歩で14,5分の大分駅前の眺めのいい「ドトール」の二階、
車で6,7分くらいの所にあるイタリア料理店「ラ・パーチェ」、
そのそばにある小庭のあるギャラリー兼カフェの「タピエス」、そして、
隣町の別府のホテル潮騒の宿「晴海」などが常時訪れる息抜きの場所であった。
潮騒の宿「晴海」には家内も毎回連れて行った。ホテルの「えいたろう」でランチ。
ランチ後に温泉につかり、インフィニティな露天風呂でぼけっと海や空を眺めていた。
海には釣り船が一隻二隻。潮が引いた海辺では白鷺が細い嘴でなにかを突っついている。
子供や孫たちが帰大した時もいつも連れて行ってランチして温泉につかりコーヒーやケーキを。
息子や娘たちもお気に入りの場所だが、改装されてから少し雰囲気が変わってる。
以前はこれらのお店に毎週のようによく出掛けていたものだ。

これらのお店も、コロナ禍になってからはお店の人がマスクをしていたりで、
笑顔もなくなり鬱陶しくストレスを感じるようになったので行かなくなっている。
少し暖かくなったら自転車で大分駅前の「ドトール」の二階席にでも行ってみよう。
豪奢になった大分駅を眺めながらミルクレープとブレンドコーヒーでブレイクしよう。


大分市内にある数少ない 陶芸教室 「夢工房あすか」 です。
下記の教室案内をクリックしてご覧下さい。


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どなたか存じ上げませんが、ありがとうございます! 


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ブログのカテゴリーの 「陶芸の基本」 の記事も閲覧者が大変多くなっています。
このカテゴリーはブログのベスト閲覧シリーズになっています。
粘土細工的でないオーソドックスな陶芸が普及することを願っています。

因みに、最初から形を作りながら成型するやり方を「手捏ね(てごね/てづくね)」といいます。
代表的なものに「楽茶碗」があります。伝統的な抹茶茶碗の作り方です。
このような作り方もありますが、現代の電動ろくろの手法とは異なります。
現代陶芸においては、電動ろくろと一貫する手びねり技法を学ぶようにしましょう。



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 私のブログは陶芸ジャンルですので、Goo-ブロガーさんの訪問が少なく、
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