陶芸教室 夢工房あすか

大分市内にある陶芸教室のブログです。
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課題を克服してスープカップを

2024-02-22 23:18:36 | 湯呑み、カップ、ポット
 
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 ■ 課題を克服してスープカップを

板状にした陶土を型に嵌めて器を作ると容易に作品ができます。
これを「タタラ作り」と言うのですが、板状のものを半筒形の
型に嵌め込むとなると、大きな皺が発生して作品にならないのです。

解決策がないかと一晩考えたらアイディアが浮かんだ。
ふた手間ほどかけたら作れるようになった。

このやり方で作った作品が羽田さんのスープカップ四つです。
型にしたのは羽田さんが不用になったと言う漆塗りのお椀です。
お椀の内側を使って同型同寸の器が出来るようになったのです。
取っ手はお椀から外せるようになってから取り付けています。


 




ご本人も満足したようで、一昨日も教室に来て、
同じやり方で再度スープカップづくりをしていた。
要領を掴むとさらに良いものが出来るようになるでしょう。
無理だと思っていたものも工夫すれば出来るものです。

タタラ作りだと初心者でも容易に作れます。
羽田さんのお友達が体験に来られたので、
このタタラ作りで中皿を作つてもらった。
これは、型にタタラ板を被せて成型してます。
また、足立さんの知人も体験に来られたので、
同じようにお皿を作ってもらった。拡大してアップしよう。

 


私は皆さんに陶芸の基本を知ってもらいたいという思いが強く、
陶芸体験でもこれまでは「玉づくり」で湯呑みを作つてもらっていた。
そして、その後の「削り」も「釉薬掛け」も体験してもらうようにしていた。
一回分の料金で三回来てもらっていたが、このコロナ禍では、三回も
来れないので、一回で容易に出来る「タタラ作り」を行ってもらっている。


 ※ 生徒さんへ
  今、素焼きを始めました。
  土曜日の昼頃に窯出しをしますので釉掛けに来て下さい。
  この素焼きの窯に羽田さんが一昨日作つたスープカップも入ってます。



大分市内にある数少ない 陶芸教室 「夢工房あすか」 です。
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このカテゴリーはブログのベスト閲覧シリーズになっています。
粘土細工的でないオーソドックスな陶芸が普及することを願っています。

因みに、最初から形を作りながら成型するやり方を「手捏ね(てごね)」といいます。
代表的なものに「楽茶碗」があります。伝統的な抹茶茶碗の作り方です。
このような作り方もありますが、現代の電動ろくろの手法とは異なります。
現代陶芸においては、電動ろくろと一貫する手びねり技法を学ぶようにしましょう。



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