南部吟遊詩人の写真館

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盛岡秋祭りの南部流鏑馬(やぶさめ)~後半~

2009年09月17日 08時11分35秒 | 盛岡の祭り
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前半に引き続き、後半も大量画像でお待ちしております。

表示の遅い方、すいません。

後半です。
↓介添え役です。もともとは息子が射手を務めるにあたって心配した父親が始めたのがきっかけだったといいます。



南部流鏑馬は江戸時代から続き、一時明治41年に途絶しましたが、その後、見事に復興されました。


↓今では岩手大学の馬術部の学生もがんばっています。(この人、この後落馬してました…。本当に怖いです…命がけですね…


さて、一通り練習が終わると、いよいよ本番。「神事」なので、馬場のお祓いから始まります。
しかし、このときから、雨が降り出します!!サムイヨー

南部と言えば、太鼓(さんさ踊りとかでもね)。ここでも太鼓は重要な役割を務めます。独特のリズムで叩きます。

太鼓の後に続くエラそうな方は、「流鏑馬奉行」。昔は禄高3千石以上の武士(家老クラス)しか務められない、名誉な役職だったそうです。

で、そのあとに、射手と介添え役。

その後に、競技員役の武士たち。

ちゃんと的にもお祓いをします。「神事」とされたのは、この流鏑馬を神に奉納し、今年1年の国家安寧や五穀豊穣を願う行事であったからだそうです。

しかし、雨の中は本当に大変そう…。


射手も練習のときほど、命中率は上がりませんでした。










もっとも、命中率を競うものではありませんが、やはり的を外れれば、観客からため息が漏れます。


それでも、一走終わるたびに、観客からは大きな拍手が起こります。






命中すれば、観客からは大きな歓声!
おお~~っ!!

ちなみに「流鏑馬」には大きくわけて「小笠原流」と「武田流」があるそうですが、「南部流」はそのどちらにも属さない、独特な型なのだそうです。
(どこがどう違うかはよくわかりません





射手一人につき三走づつすると終了です。そうすると、射手と介添え役がゴール地点にいる「流鏑馬奉行」を迎えに行き、最後は全員で馬場を進み、退場します。


競技中に雨もやみ、空には青空が広がりました。


今日はいいものが見られました。



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