南部吟遊詩人の写真館

このサイトは2023年3月、容量の不足により更新を断念しました。以後は「南部吟遊詩人の写真館2」に続きます。

月山に登ってきました。【後半】

2019年08月11日 11時38分17秒 | 旅先で(岩手以外の名所)の写真
月山の山頂に着いたのが11時でした。
湯殿山神社の麓レストハウスから、バスが出るのが14:10とのことです。
それに乗らないと、出発地点である「羽黒隋神門」まで帰れないんですよ…。

登山コース図を見ていくと、そこまでの行程は180分。
けっこう、ギリギリなんですね。
うーん、写真撮ったり、お参りとかしていると、アウトじゃないかなあ…。
しかも、14:10のバスを逃すと、次は16:30。
そのバスは「羽黒隋神門」には止まらず「鶴岡駅」まで行ってしまうし…。

いろいろ考えても仕方がない。できるだけ全力で行くとしましょう。


山頂から降りて、登山道に戻ります。


この建物は「社務所」のようです。


折角来たのだから、「月山神社」にお参りしないわけにはいかないでしょう!!


ここから先は「撮影禁止」というわけで、本宮の写真はありません。


月山神社は世にも貴重な神社の一つです。


入り口近くの納屋にありました、ウサギの像。
本宮には狛犬の代わりにウサギの石像が二対あります。やっぱり「月」には「ウサギ」なんでしょうか??


ここからお参りに行きます。祈祷料500円。若い神主さんがカウンター越しですが、御幣でお祓いをしてくれます。


で、お参りしてきました。撮影禁止なので、みなさん、ぜひ、自分の目でお確かめください。

さあ、先を急ぎましょう。


山頂小屋です。


中はこんな感じ。残念ながら、立ち寄っている時間はありません。


分岐点に来ました。


こんな山頂近くに池塘があるのも驚きですが、


だんだん、ガレ場になっていく気配。


さらば、月山神社。


私は前に進みます。


と、思ったら石がガラガラ。歩きにくいったらない…。


おまけに、いきなりこの斜度!!!登ってくるの、最悪やん!!


下りると、稲荷神社が。


進みましょう。


基本的に、高木はありませんが、笹程度ならあります。


でも、基本的にガレ場続き。


それでも登山客は多い。人気ですね。


基本的には尾根沿いに行くので、なだらかなところも多いのです。


やっぱり眺めがいい!


小さな池塘が見えます。


滅茶苦茶先は遠そう。なにせ3時間のコースなんですから…。


またも、石畳。


遙かに続く山道です。


みんな辛そう…。


「金姥」の分岐点です。ここまで順調。
左手に進めば、山登りです。


湯殿山神社に行くにはこっち。金姥山の裏手を回っていく感じです。


浮石も多くなってくるので、気を付けなければいけません。


山道を進むと小屋が見えてきました。


渡渉もあります。


基本、狭い山道になってきますが、開けた場所もあります。


淀んだ池塘はずいぶん、汚いです。


小屋の近くに来ました。




どうも、この辺が「装束場」の辺りらしいのですが、小屋やトイレは今は使えないようです。


「ドアの調子が悪いので使わないでください」、とか書いてあります。


中はこんな感じ。古い!




はるか下に何か見えてきました。(あとから分かりましたが、「湯殿山神社」です。)


あっちの山は関係ないのかな…?道が見えませんが…。(あとでわかりましたが、これが「湯殿山」のようです。)


向こうの山にも登山道は見えない…。

って、ことはあの谷間に降りていくってことか…。高低差かなりありそう…。

と、思っていたら、来ましたよ。梯子場。


まあ、修験道の山ですし、このくらいは。と思っていると、↓(振り返っている)


鎖もあるし、昔はこれを鎖で登っていたんでしょうね…。


とにかく、狭い山道。滑りやすいので、その点でも注意!(実際、コケてしまった)


え!!!???また梯子???


そして、また梯子!!(4つくらい連続して梯子だった。なんて恐ろしいんだ…)


キレイな、蝶々いました!!


今度はロープを持って進む道。足場がすごく急で、さらさらしています。超、危険!!


ガレ場が終わると、またも石畳の道。


そのうち、道自体が沢になってきました。沢下りしながらの下山です。これも超、危険!!


ようやく普通の山道になり、ダムとか見えてきました。谷側です。


高く、切り立った岩からの


滝。


全景はこんな感じ。


たぶん、この辺が「干満の滝」。


湯殿山神社の境内に来たようです。


対岸は遊歩道のようで、湯殿山神社と駐車場とをつなぐ道のようです。


境内です。ここからまたも「撮影禁止」


「湯殿山神社」は「語るなかれ」「聞くなかれ」と言われた神秘の霊域。
ここは冒せません。ぜひ、ご自身の目でお確かめください。


ちなみに、祈祷料はここも500円。
御幣を持った若い神官がカウンター越しに祝詞を唱えてくれます。
でも、人数がまとまらないとやってくれないみたい。



こっちの遊歩道から帰れるみたいです。


入り口にきました。


ここが参道の入り口のようです。


湯殿山信仰を表示する石碑。


参道の入り口には売店や社務所があり、売店の後ろに控えるのが「湯殿山」です。

「湯殿山」は約1500mの山ですが、登山道がなく、登れないそうです。
先ほどの「湯殿山神社」は湯殿山の麓にあり、月山神社のように山頂にあるわけではないのです。
私は「湯殿山神社」も「湯殿山」の山頂にあるものだと思っていました。
だから、かなり下がってきたなあと思いました。

参道の入り口からバスの来るところまで歩いていきます。(15分もしません)




なんだか、鳥居もありました。


滝もあります。

この滝の色から推察するに、この辺の土地には鉄が含まれているようです。
だから湯殿山神社のご神体も…ハッ…!しゃべっちゃいけなかった…。

会館の方に出てきました。


こちら、宿泊もできるようです。


多くの供養塔もありますが、


圧巻なのはこの大鳥居。でかいです。


湯殿山神社と書いてあります。


その横に会館があり、レストハウスもあり、駐車場、バス停などもあります。


まあ、だいたい、こんな感じです。


そして、近くにある湯殿山神社の解説。ご神体について書いてあるじゃないですか…。

結果的に、バスには間に合いました。やれやれといった感じです。本当に良かった。



さらば、庄内平野。また出羽三山には来たいものです。



米どころ、庄内平野の日が暮れていきます。


【後半の行程】
11:10月山山頂発
11:45牛首
12:00金姥
12:30装束場(施薬避難小屋)
13:10湯殿山神社着
13:30湯殿山神社発
13:45湯殿山大鳥居着
14:10バス発
15:35羽黒隋神門で下車

【撮影日:2019/8/8】


コメントを投稿