Nasebanaru

アメリカで趣味と生活を綴る

タイムマシン

2010-01-23 06:51:33 | 気の向くまま
1998年生まれのアメリカ人のジョンタトラーと言う男性が2036年からタイムとラベルをしてきてお目当てのパソコンの部品を手に入れて未来へ帰っていったという話を聞きました。オカルト好きには有名な話みたいです。

真偽のほどはおいておいて、タイムマシン、欲しいですねー。

過去に自分が失敗したところにさかのぼってそれとなく助言?したとして果たして過去の私は聞く耳を持っただろうかと考えるとはなはだ疑問ではありますが、あの時あーしとけばなーと思うことは多々あります。よく言う後の祭りです。

前回「来年の今頃は何をしているだろう?」で終わりましたが本当に私の場合どんな変化があるかまったく予想がつきません。

日本で大学生活をしていた頃はまさか自分がアメリカで住む事になるとは考えていませんでした。コーヒー店を開く前にやっていた寿司の商売がとんとん拍子に広がり、そしてその後他店との競争に敗れ全店閉めざるを得なくなることも経験しました。調子よくやっている最中は来年、再来年のことを真剣に考えて来なかったからでしょう。

しかしいまいちコーヒー店の調子が上がらず、いろいろと考える時間だけは与えられているのですがなかなか将来のビジョンと言うものは浮かばないものですねー。結局何も変わっていないような気が…

寿司の商売をしていたと書きましたが私はもともと職人ではなく、あの商売を始めたのは本当にちょっとしたきっかけからでした。

当時上の娘が生まれたばかりで私はただ生活するのに必死でした。必死と書くと大げさですがはたから見ても朝から晩まで良く動き回って仕事をしていたと思います。当時主にある日本食のお店でウェイターをしていたのですが、違うお店で日本食店を出していた人から一緒にビジネスをやらないかと誘われたのです。

あの時は失敗しても失うものもありませんでしたしレストランのウェイターの給料などたかが知れていましたからその誘いに乗ることにしました。

それから5年後に店を手放さざるを得なくなるまでに6店舗まで広げていました。いまだにその時の従業員から時々電話のあることは嬉しいことですが、その時は彼ら従業員を路頭に迷わすかもしれない瀬戸際でしたから精神的にもかなり参っていました。(ほとんど全ての従業員が再雇用されました。)

今考えるとこのコーヒー店を開けてからも5年目です。これは5年周期で私に襲い掛かってくる宿命なのでしょうか?

最初の商売の5年間ではお金を得ました。

次の商売の5年間では幸せの意味とこれから長く付き合える友人を得ました。が、お金と家族は失くしました。

これからの5年間の目標です。

もっと多くの友人を得つつ財を成し、長く続いてゆく自立した商売人を目指します。

タイムマシンがあれば今から5年後を見に行ってすぐにこの目標が達成されたかどうか答えが得られるのですが、たとえそれが可能でもやっぱりやめときましょう。

毎日毎日の積み重ねが大事なわけですから。


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