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札所めぐり詣り

北海道の温根湯温泉には、裏山に観音霊場や四国八十八札所を集めた石仏群があります。
 
この札所を、地元の人達は年に二回、春先の花祭り法要の日に「お山はじめ」、秋の成道会の法要の日に「お山じまい」としてお参りします。
 
ご住職が先導して、各々にお参りしてまいります。各自は、「新西国三十三ヶ所、新四国八十八ヶ所、○○寺観音霊場順拝」と、書いた札を持って、石仏に置いていきます。
 
この新四国、新○国・・・または準四国・・・、という代理参拝の札所は全国的に各地に見られますが、一箇所にこれだけの規模で作られているのは、めずらしいかも知れません。
冬の厳しい北海道ならではの信仰の形なのかも知れません。
 
 
                           
寺の境内にある石仏群は、植木の冬支度とともに、赤や緑の毛糸をまとい、いかにも暖かそうです。
 
冬はもうそこまでやってきているのです。
北国の信仰のあたたかさを感じました。
        
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