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あきらめない!

高橋尚子選手のインタビュー記事が載っていた。(3.26読売新聞)

「『あきらめない』という言葉は、たった6文字なのにすごい言葉だと思った。それを自分に何百回と言い聞かせてきた私がその言葉を発し、走れば、その言葉の持つ輝きが伝わるかも知れないと思った。生きていれば、浮き沈みはあるが、見ている人に『あきらめてはいけない』と思ってもらえる選手になりたい。」
これは、2005年に東京国際で優勝したときのインタビューで述べた言葉。
高橋選手のポリシーはいつもここにある。

「あきらめなければ夢はかなう」

先日の名古屋国際で、体調を崩し27位と惨敗したが、今回のインタビューで次のように答えた。

「名古屋であのような成績になってしまい、大きいことは言えないが、楽しむだけの走りをするつもりは全くないし、走れないと思っていない。過去の栄光は切り捨て、挑戦者の気持ちで一つひとつ全力で戦う。やめた方がいいのではないかという周りの言葉で、夢をやめようとは思わない」

そして、次の目標として、20年度に行われる国内3大マラソンすべてに出るというのだ。東京・大阪・名古屋と、4ヶ月に3レース。前人未踏。前からの夢だったそうだ。人の限りない可能性を自身の身体で挑戦してみたいのだそうな。もともと、タブーとか非常識といわれるものに疑問を持つこともあるとのこと。高地トレーニングも、あらたなデータの収集も、挑戦することで見方が変化し、常識が塗り替えられてきたのだともいう。
 
 この人の語る「あきらめない」には、人間を科学する哲学があると感じた。極限まで追い込んで、ますます人間の持つ神秘的な無限の可能性を、自分自身のからだに感じているに違いない。それを追いかける夢、、、周りからでは計り知れないものであると思うが、応援してあげたいものだ。

 私自身、今年の目標を「がんばらないけど、あきらめない」にしている。1月に訪れた友人の寺で目にした言葉だが、奥が深い。
 ピーンと張りつめて頑張るには、少し疲れる年齢になった。高橋選手のようには頑張れないけど、「あきらめない」でねばり強く夢は持ち続けたいものだ。
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