六波羅蜜地蔵

六波羅蜜(6ハラミツ)は、人々とともに社会の中で寄り添いながら、仏の生き方を目指す六種類の生活徳目です。このような生き方を「社会の中の仏様」という意味で「菩薩(ぼさつ)様」と呼ばれています。波羅蜜は、インドの言葉でパーラミターといい、「悟りの岸に渉る」意味で「到彼岸」と訳されています。

代表的な生き方として、六種類があげられています。

⑴布施　⑵持戒　⑶忍辱　⑷精進　⑸禅定　⑹智慧

ここでは、この6種を、六地蔵として、描いてみました。ポイントは、各お地蔵様の名札です。六種の性格を反映させてネーミングしてみました。

⑴布施・・・めぐみ　　何か、人のお役に立てる「恵み」を施したい。

⑵持戒・・・まもる　　ならぬことをしない気持ちで戒めを「守り」ます。　

⑶忍辱・・・しのぶ　　我慢強く、くじけず困難に耐え「忍んで」生活します。

⑷精進・・・つよし　　何事にも「強い」気持ちで努力精進します。

⑸禅定・・・しずか　　身体と呼吸と精神を平静に、こころ「静か」に保ちます。

⑹智慧・・・さとる　　世の中の道理をよく「悟り」、正しい智慧に生きます。