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滋賀県紀行②~湖南の寺々~

琵琶湖の南端が瀬田、大津です。①で紹介した石山寺も含めてここから西側の比叡山のふもとの辺り、雄琴温泉の付近までが大津地区。ここからやや東に国道1号線に沿って鈴鹿峠の山間に至る地域は焼き物で有名な信楽地区、湖南とも呼ばれています。

この地区は、琵琶湖から遠ざかって集落が広がっています。1号線に面しながらも、山間部と接していて、田園風景が豊かなところです。写真は、甲賀市土山(つちやま)にある寺院で、前に広がるのは茶畑です。近江茶とも呼ばれるブランドの土山茶の産地です。
 こちらでは美味しいお茶を煎れていただきました。辺り一面、プロペラが回っている茶畑が広がっていました。
         

この付近は、京の奥座敷として、食材を提供する上でも重要な位置であったと思います。近郊野菜の栽培も盛んです。コスモスも咲くのどかな畑の風景ですが、ふと目に止まったものがありました。

広い畑の真ん中に犬小屋があるのです。地域の人に聞きましたら、イノシシなどの農作物を荒らす動物を追い払う「畑番」を担っているのだそうです。一件で数匹のワンチャンが別々に離れたところで番をしているのだそうで、さぞ寂しいだろうなと思って近づきました。愛想良くて寄ってきました。役に立っているのだろうか・・・?
 

お茶と並んで代表的な作物は、「おおかぶ」です。京都の千枚漬けの原料になるのだそうです。
 

こちらの地区では、集落ごとに寺院も手厚く護持されています。茅葺きの堂宇も風情があります。

      
ここは伊賀にも近いところ。甲賀・伊賀の忍者たちの故郷の地です。

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コメント
 
 
 
失礼いたします。 (tenjin95)
2008-10-30 10:32:02
> 管理人様

宗門のもの、と限定しなければ、かなり多くの寺院数を有する滋賀県ですので、大小色々なお寺があったのではないかと拝察いたします。

拙僧的には、滋賀県では、鈴木正三に関わるお寺に行ってみたいと思っております。
 
 
 
→tenjin95さん (tera)
2008-10-31 20:45:24
ほんとうにおっしゃる通り、大小様々です。宗派も真宗寺院を筆頭に各宗派があるようでした。

鈴木正三師に関わるお寺が滋賀県にあったのですか。知りませんでした。もともとが武士ということですので、戦国の地との関わりも強かったのでしょうね。
 
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