[2022年12月12日 更新]
過去の自分に向けて伝えておきたいこと。
生徒は一度教えてもすぐに忘れる。どんなにいい授業だったとしても、それ一発ですべて覚えさせることは不可能だ。
よって授業の後、繰り返し復習する機会を設けなければならない。
それが塾の宿題だ。
私は授業の最初の7分間、前回内容の復習テストに費やしている。
前回内容を皆が忘れていたら、今日授業をやっても正しく積みあがらないから。
この復習テストには1~2か月前に学んだ問題も1つ混ぜている。忘れているかどうかのチェックだ。
個別指導でもない限り、たいていの塾では中学校の予習を進める。
塾でさんざん学習したことの復習を、中学校の授業を通してできる。
だから塾に通っている子は、学校の授業が理解でき、定期テストでも結果を出しやすい。
塾ではこのように、生徒は忘れていくものだと認識して指導している。
塾に通わず保護者が子に教えているような環境の場合、ぜひ再三の確認をしてやって欲しい。
子どもに限らないが、人は忘れる生き物だ。
◆塾の先生が教えるのがうまい理由
先生は頭がいいからではない。
塾の先生は毎年、同じ単元の授業をしている。
ベテラン講師なら10年20年とやってきている。子どもらは何を忘れがちなのかを経験からわかっているのだ。
経験の浅く、自分自身が頭が良いと自覚していない講師は要注意。
自分はあっさり覚えたのだからと、子どもにも同じように覚えさせようとする。当然うまくいかない。「覚えなさいよ」と指示して覚えてくるようなら、塾はいらない。どうすれば覚えられるか。何から覚えればいいかを指導するのが塾講師だ。
私は11から21までの平方数を中学生には暗記させる。
すべてくだらないゴロ合わせだが、生徒は楽しんで覚える。
例えば 15×15=225 は、
行こう、行こう、ニャンニャンGo で一発だ。
四十過ぎのオッサンが「ニャンニャン」とか言っているのだから滑稽な塾である。
都立に入る! Twitter そのときに必要な情報をこっそりと。ミンナニナイショダヨ
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