今回も「文化・スポーツ等特別推薦」(以下、文スポ)の一覧をお見せする。
今回はバスケットボールに並び、ほぼすべての都立高校に設置されている部活、バレーボールを取り上げる。
◆実施している高校はサッカーより少ない
バレーボールの文スポ実施校は少ないので、単位制普通科も区部の全日制普通科では単位制を含めても集計した。
文スポ実施校は17とサッカーよりも少ない。
高校バレーボールは世間からの注目度が高い。特に女子は。
しかし、女子バレーボールは私立高校が上位を独占している。インターハイ出場も東京はずっと私立高校のみ。
よって「全国大会に行く」のが目標なら、都立高校に入ってはいけない。詳しくは過去記事を読まれたい。
<過去記事:都立高校女子バレー部 強豪校は>
2017~2019年度の17校合格率は48%→49%→52%と高い。
野球、サッカー、バスケとくらべても圧倒的に高い。
女子だけで見ると、45%→50%→58%とさらに高くなる。
◆男子バレーは少ない
男子バレーボールの文スポは少ない。
表にある4校以外は、専門学科でも杉並工業しかない。
多摩地区はもっと少なく、東大和高校のみだ。
◆都立ではインターハイに行けない!?
都立高校の男子バレー部の成績、ベスト16を見てみると
2019年インターハイ予選
13位 上野高校
14位 深沢高校
2018年インターハイ予選
8位 足立新田高校
12位 上野高校
14位 武蔵野北高校
2017年インターハイ予選
10位 東大和高校
11位 上野高校
13位 足立新田高校
この3年間、インターハイに出たのは私立の駿台学園と東亜学園だけ。
東京都からは2校出られるが、この2校が独占している。
女子と同様、都立高校がインターハイに出場することは、残念ながら夢のまた夢だ。
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