[2021年6月29日 更新]
6/24、都教委から都立高校一般入試の平均が発表された。
いつも6月下旬に発表されている(昨年度だけは7月にずれこんだ)
過去19年分の平均点推移と比較しながら見ていこう。
◆急降下
2021年度入試の平均点は
国語72.5点
数学53.3点
英語54.1点
社会54.6点
理科47.8点
この点数は高いのか低いのか。
過去5年のうち、上から何番目かを見てみると
国語 2番目
数学 5番目
英語 5番目
社会 4番目
理科 5番目
低い。
過去19年間の平均点を上回ったのは国語のみ。
過去5年間の平均点を上回ったのも国語のみ。
理科は過去最低である。
その理由は明白。「ただの四択問題」が減ったから。
◆2022年度 理科の平均点は上がる
来年度の理科は平均点が上がる。
これは間違いない。2021年度は低すぎだ。
2021年度の理科、四択問題が48点分しか出ていない。
2020年度は64点、2016年度は88点が四択問題だったのに。
ただの四択問題が減ることで、まぐれ当たりが激減。結果として平均点が下がったことになる。
都立下位校だと、ほとんどの受験生が勘で答えているのではないだろうか。特に英語・社会・理科は。
国語の平均点が昔より高いのは理科の逆。
四択問題が増えたから。漢字と200字作文を除く70点分、これがすべて四択問題。1問5点なので勘で2~3問も当たってりゃ平均72.5点くらいにはいくだろうね。
詳しくはすでに過去記事でまとめている。
<過去記事:都立入試国語 マークセンスの得点割合>
<過去記事:都立入試理科 マークセンスの得点割合>
◆数学の正答率の低さが気になる
数学は最初の6問が計算問題。これは例年通りだった。
しかし正答率が例年より低い。
なぜそうなったのか。2022年度はそうならないだろうがその理由は。
明日の記事でお伝えする。
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