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鳥取観光

2019年12月03日 | 非鉄系旅日記
日本海には白波も立って寒そうな鳥取砂丘 人影も殆ど見えない・・・

 年末も近づいていよいよ寒さも本格化、温泉が恋しくなる季節になったので今回は車で鳥取県の三朝温泉まで行ってきました。 自宅からだと名神高速と中国自動車道は有料ですが、佐用から先の鳥取自動車道は無料なので比較的安く行くことができるのも嬉しい点です。 

砂像は遺跡や古代の物語など、テーマは多彩

 鳥取といえば砂丘ですが、流石にこの季節になると海からの風も冷たいので、往路は人気の「砂の美術館」に立ち寄りました。 ここの展示物である砂像とは圧縮した砂に彫刻したもので、今年のテーマは「砂で世界旅行・南アジア編」。 相手が砂なので立体造形の「加減」が難しそうですが、ライティングや遠近を上手く使ってなかなか見事に表現してあります。 
 
白壁土蔵群 このあたりが一番それらしい景観だったが
工事中のクレーンがちょっと残念

 さて、三朝温泉で一泊した翌朝は、古くからの倉吉の中心である白壁土蔵群地区に向かいます。 平日だったこともあり、それ程お客さんは多くなかったのですが、観光案内所や喫茶店などもオープンしていてなかなか頑張ってる印象でした。 第53代横綱 琴櫻記念館という施設がこの一角にあり、地域と相撲の距離の近さが感じられて興味深かったです。 因みに琴櫻関は在位僅か8場所と横綱としては短命で、おまけに66歳で早世してしまいましたが、琴欧州、琴奨菊、琴光喜などの後進を育てています。 

観光駐車場近くの琴桜関像 「郷土の誇り」を感じさせる


倉吉鉄道記念館の直ぐ傍には倉吉線を走っていたC11が展示
ただ傷みが酷く、この先どうなるのか

本当はC11を中に入れたいところだが、大きさからそうもいかず・・・といったところか
館内にはモーターカーの外に写真や資料が展示されている 
 
 もう一つ、鉄道ファン向けには少し離れた旧倉吉線の打吹駅跡に倉吉線鉄道記念館があります。 これは1985年に廃止になった、倉吉~山守20kmを結んでいた倉吉線に関する博物館で、訪れる人も少なそうですが、内部には写真や資料などがきれいに展示されていました。 両記念館とも無料というのも地元愛みたいなものを感じますね。

燕趙園 本格的な中国庭園だ

 車での旅行は鉄道ファンとして多少心が痛みますが、やはり便利。 折角鳥取まできたのでついでにいろいろ見ておくことにします。 
 上の写真は東郷池の傍にある燕趙園(えんちょうえん)という道の駅に併設された中国庭園です。 道の駅としての立地があまり良くなく、綺麗に整備された中国庭園にも拘らず訪問時は貸し切り状態でどうなることかと思ったのですが、中国雑技団の公演時間になると観光バスの団体が来てとりあえず一安心。 一見の価値があると思いますので機会があればどうぞ訪問してみてください。

 最後は往路の鳥取自動車道から見えた河原城に行ってみました。 羽柴秀吉が因幡を平定したときに山城を築いた場所だそうで、元々は天守閣などなかったそうですが、展望台として作られたそうです。 

なかなか立派な天守閣 時代劇のロケに使えそうだ

天守閣の最上階からはパノラミックな視界が広がる
鳥取砂丘も見えるそうだ(この日は確認できなかった)

 駆け足の鳥取観光でしたが、どの観光地も無料だったり比較的安価な入館料で楽しめる上に、見るだけでなく、食べたり飲んだり買ったりが楽しめるお店も良く整備されているように思いました。 大津も神社仏閣や文化財などにだけ頼るのではなく、セットとしての観光インフラが必要ですよね・・・

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