撮り鉄ブログ

https://www.zc.ztv.ne.jp/toritetsu/ 撮り鉄ギャラリー姉妹館です 

600形35周年

2019年11月26日 | 鉄是好日
600形35周年記念前サボ

 石坂線を利用したら乗車した600形に35周年の記念サボが掛かっていました。
 600形の製造初年は1984年で、私が結婚して大津に住むようになった2年後の登場ということになります。 当時の石坂線はまだ260形、300形、350形という吊り掛け式電車の天下で、僅かに1979年に京津線に導入された500形が大津線(京津線+石坂線)初のカルダン駆動車でした。 もちろん500形ですら冷房はありませんでしたから、石坂線には近代化の光は射さないのか・・・と暗澹たる気持ちだった訳です。 

 さて、600形ですが、これは完全な新造車ではなく、300形、260形の改造車でした。 改造の元になった300形、260形も実は改造車で、1910~1920年代の旧型車の古色蒼然たるブリル台車・吊り掛け式足回りに、近代的な上回り(車体)を新造したものでした。 
 600形は300形、260形の上回りの「顔」部分を貫通式3枚窓から非貫通2枚窓に整形(?)し、空気バネ・カルダン駆動の足回りをバーンと奢って製造された車両ということになります。

 もちろん当初は当時の稼ぎ頭である京津線(浜大津~京阪三条)を中心に投入された訳ですが、京津線 御陵~三条が1997年に京都市営地下鉄乗入となって800系に置き換えられると、700形と共に定期列車としては石坂線のみに使用されるようになりました。 ま、冷房と快適な乗り心についてはどうにか確保された訳です。

 とは言え直流モーターを使用した足回りも登場後35年、上回りに至っては60年程の経年であり、この先どうなるのでしょうか?

いつまでも元気で活躍して欲しいような
そろそろ新車のうわさも聞きたいような。。。
この記事についてブログを書く
« ご近所の紅葉 その2 | トップ | 鳥取観光 »

鉄是好日」カテゴリの最新記事