現在、東海道線新幹線はN700A、N700Sばかり
山形新幹線、秋田新幹線を除く東北新幹線もE5系での運転が多い
4月、5月と東北に行ったので、当然ながら東海道新幹線、東北新幹線にもお世話になりました。環境が違うのでN700とE5ってどっちが早いの？とかどっちが優れているの？といった質問の答えという訳では無いですが、感想を含めてちょっと調べてみました。
カーブ半径など線路自体の設計も古く、都市部の走行が多い東海道新幹線と、東北の広々とした田園地帯の走行も多い東北新幹線ですが、先日の東北旅行に利用した列車で較べてみました。
のぞみ 京都～東京 476.3km 所要時間 2時間11分 表定速度218.2km/h
はやぶさ 東京～八戸 593.1km 所要時間 2時間49分 表定速度210.6km/h
私が乗ったはやぶさは一ノ関、盛岡、八戸と停車する列車でいわゆる最速列車ではなくこの結果となりましたが、僅差で結果が逆転する最速列車でも最高速度（東海道新幹線285km/h、東北新幹線320km/h）の違い程は表定速度（距離/所要時間）には差が無い事が判りました。
実は乗車していて一番感じたのは、東海道新幹線の加速の良さ。帰路に東北新幹線から東海道新幹線乗り継ぐと顕著にそれが感じられました。これは車両の性能の違いで、仕様を比較すると
のぞみ N700A 起動加速度2.6km/h/s 最高速度285km/h（東海道）（N700Sも同じ）
はやぶさ E5 起動加速度1.71km/h/s 最高速度320km/h
と起動加速度に結構差があります。単純計算ですが、例えば200km/hになるまでの時間はN700Aだと77秒、E5だと117秒となります。因みにN700Aの起動加速度2.6km/h/sというのは新快速などに使われている225系とほぼ同じ。通勤電車並みということになりますね。
新幹線も東海道・山陽・九州、東北・北海道、上越・北陸、山形、秋田とそれぞれの路線の特性に応じたバラエティに富んだ車両が出現して面白くなってきました。
