新旭駅東駅前広場の「旭日昇天 跳躍の郷」像。
人気の無い駅前にはただ風が吹くばかりでした。。。
滋賀県だけなのかも知れませんが、駅前に銅像とか、或いは何かのモニュメントが設置されているのをしばしば見かけます。私の家に近い比叡山坂本駅近くの石積みの郷公園には最澄の像があって、これはもちろん延暦寺の開祖にちなんだものです。会社に近い野洲駅には「ハーモニー」と称するステンレスがねじれて絡まったようなモニュメントが。なにか駅や駅前を綺麗にすると、こういったものを設置しようという機運が高まるのでしょうか。
さて写真は先日、湖西線の写真を撮りに行ったときに新旭の駅前にあった「旭日昇天 跳躍の郷」とある流鏑馬の銅像。確かに新旭ですから、ストレートに旭日昇天ということのようです。
少しネットで調べてみました。 それによると「新旭」というのは、1955(昭和30)年1月1日、新儀(しんぎ)村と饗庭(あいば)村が合併して町制を施行する際に、「旭日昇天の勢いを以て発展することを望んで」新儀村の「新」と饗庭村の大字「旭」から命名されたそうです。(確かに地図を眺めると駅東側に「旭」という地名があります) 今はこのあたりも平成の大合併で高島市になりましたが、駅前を見る限り町名を付けたときの想いは必ずしも実現しなかったかに見えます。
ではなぜ流鏑馬かですが、これは駅から西に徒歩25分程の場所にある大荒比古神社で催される七川祭りという馬祭りに由来するようで、このお祭り、馬祭りとしては湖西最大の規模で毎年5月の4日の開催とか。(その割には恥ずかしながら初めて知りました。。。) 詳しくは高島市のホームページなどに紹介されています。
何気なく見過ごしてしまう銅像やモニュメントも、調べてみると結構奥深いものがありますね。なかなか良い勉強になりました。