高次脳機能障害その他症状てんこ盛り障害者のお試し出勤は、辛いなぁ・・・。

僕は、今月から、お試し出勤をやってるけど、自分では順調だと思ってた。

だけど、お試し出勤の職場の仕事を覚えることは、僕の脳くんには、荷が重いようだ。

今の状態は、僕の勤務先の役所からすれば休職中のお試し出勤かもしれない。

だけど、その職場に来るお客さんは、そんなことは全く知らない。

だから、僕は、普通の職員として頑張るしかない。

それから、その職場の職員の名前は、名簿では覚えられるかもしれない。

だけど、登庁してすぐに現場に出ちゃう作業員さんもいれば、委託業者さんもいる。

だけど、記憶障害の僕には、その区別がつかない。

もとの職場のみんなみたいに「名前当てクイズ」をやって欲しいと望んではいない。

だけど、顔と名前を覚えるのは難しくて、まだ覚えていない。

かろうじて、隣にいる鬱の人とロングヘアの職員さんはどうにか覚えた。

だけど、その他の人まで覚えるのは、なかなか難しい。

それから、その職場の中に入ってきて名刺を配りにくる営業の人がいたり・・・。

仮に、僕が、この職場に異動するのであれば、必死になって覚える価値はある。

だけど、そうはいかないらしい。

僕が復職するのは、とりあえず元の職場。

だから、また、名前を覚えるので、きっと苦労すると思う。

だけど、休職中のお試し出勤ならば、元の職場で頑張りたい。

僕の記憶がどんどん甦ってくるから、それこそ休職中のリハビリにもなる。

でも、今の、お試し出勤の職場の仕事を覚えたとしても、それは無駄になってしまう。



先日、リハビリ病院のソーシャルワーカーさんに、このことを相談した。

そしたら、「それは上司に確認した方が良い！」って言われた。

それから、このお試し出勤を、そのリハビリ病院の主治医の診断書のみで判断するのだとしたら納得できない。

だって僕は、高次脳機能障害その他症状てんこ盛り障害者だから・・・。

その思いを、リハビリ病院の主治医に聞いてみた。

そしたら、「それは役所に聞いてよ～、私わかんないわよ～」って言われた。

それもそうだな、と僕は思った。



僕は高次脳機能障害のほかに聴覚障害もある。

お試し出勤の仕事の中には、電話引継ぎもある。

ほとんど聞こえなくて耳鳴りが鳴りっぱなしの右耳は補聴器をつけているけど
左耳も聴覚障害があるから、通話の音が聞き取りにくい。

だから、何度も聞き返していくうちに、先方が不審に思い始める。

今日も、何度も聞き直してるうちに、先方から、「失礼ですが・・・」と、僕の名前を尋ねられた。

右側の耳で聞こうと思っても、補聴器がハウリングを起こして、もっと聞こえなくなる。

電話の通話音声のボリュームを大きくしようとしても、その方法がわからない。

周りの人に聞いてみても、マニュアルがどこにあるのか、わからないと言う。

パソコンがあれば、ネットでメーカーのＨＰでマニュアルを見ることはできるだろうと思う。

でも、お試し出勤の僕にはパソコンは用意されていない。

今日のお試し出勤は、あくまでも、休職期間中の、「お試し」出勤。

だから、僕を復職させて雇用を継続するレベルかどうかの「お試し」に過ぎない。

きっと、周りから見たら、電話の引き継ぎすらできない人間に見えるんだと思う。

もし、そうなんだとしたら、哀しいし、悔しい。

とは言え、明日からも職場リハビリは頑張って続けるしかないから、明日も頑張るだけだ。