僕は3年ちょっと前、通勤途中に信号無視野郎の大型トレーラーに轢かれた。
救急搬送された病院の先生は「奇跡的に目立った外傷がない!」と言ってくれたそうです。
それから、事故で駆け付けたお巡りさんが、僕の持ってったショルダーバッグを奥さんに渡してくれたんだそうです。
「ご主人はとっても几帳面な方だったんですねぇ」と言ってくれたそうです。
僕は、その話を聞いて「『だったんですねぇ』なんて過去形にすんな!」と思ったけど、それもいい思い出です。
僕が意識不明でいたころ、職場の同僚が、ノンアルコールビールをもってお見舞いに来てくれたんだそうです。
いつも一緒に頑張ってた仲間と乾杯がしたくて、意識不明の僕と乾杯したんだそうです。
「意識不明」と言っても、目は覚めてるんですけど、僕の意識はまだ戻ってないんです。
その日は職場の忘年会だったそうですが、欠席してきてくれたんだそうです。
あとからその話を聞いてうれしかった。
僕はホントに良い仲間に助けられてるんだな、って思ってます。
いまも、知事さんが、以前僕がいた部署の仲間に「復職した」って伝えてくれてメールが届きます。
職場で、そのメールを読みながら、感情失禁でウルウル涙ぐんでます。
さすがに大号泣するわけにはいかないんで、何とか我慢しています。
でも、許認可事務の職場だから、悪い許可取り屋がよく来ます。
僕の高次脳機能障害の記憶障害で、それが誰だかわからないから遠目で見ています。
でも、僕の高次脳機能障害の脱抑制は、正義感の塊にしてくれただけじゃなくて、カンを鋭くしてくれました。
窓口にいたその人がいなくなってから僕は、「あの悪い奴は誰?」って対応した同僚に聞きます。
カンは鋭くなったけど、聴覚障害になったから声がでかいんですね、僕は・・・。
その同僚が、「もう少し声小さくして、小さくね!!」と言われてしまった(苦笑)。
明日は、そんな仲間との新年会です。
なんとなんと、新年会と併せて、僕の復職祝いの会なんだそうです。
ゲストには、異動した同僚も呼んでくれてるそうで、意識不明の僕と乾杯してくれた同僚も来てくれるんです!!
復職して、彼とまた乾杯できるんです!!
もう、感情失禁の大号泣は予想されてるんで、ハンカチたくさん持って行こうと思います。
あぁ、長かったんだな、この3年間。
中3だった息子ちんは、4月には大学に入学する高校3年生です。
そんなにリハビリの日々が長かった感覚がないのが、ちょっとさびしいけど・・・。
でも、僕は健常者枠で採用されたから、健常者レベルで仕事ができることが認められて復職したんです。
これで、高次脳機能障害者でも働けるんだぞ!って広く社会に伝えたいです。
それが、僕を助けてくれた人たちにできる恩返しだと思うから・・・。
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