今日は上司と一緒に、関係部局主催のまちづくり懇談会に行ってきました。
僕は健常者の頃やってきた、まちづくりの関係だから楽しみにしてました。
そこで他部局の職員さんが説明してくれたのは、将来に向けてのまちづくりのマスタープランでした。
会場に入る前、受付で配られた資料は、1センチ以上もある、ぶ厚いマスタープランの本と、
A4版で10ページくらいのマスタープランの概要版。
その概要版を使って、将来に向けたまちづくりの構想を担当職員さんが説明してくれました。
なんか違うぞ、なんか足りないぞ、と思って、障害者に対してのまちづくりが説明されるのを待ってました。
でも、結局、「障害者」の「しょ」の字も出てきませんでした。
高齢者に向けたことは言ってたけど、障害者に向けたことは全然言ってませんでした。
マスタープラン概要版にも全く書いてなかったし・・・。
やっぱり健常者が考えた、まちづくりってこんなレベルなんだな、とがっかり・・・。
僕が健常者の頃、頑張ってきた「障害者にも優しいまちづくり」の精神が全く感じられませんでした。
僕は、こんなものは許せない!と思ってたら、質疑応答の時間になりました。
このことを指摘する人がいるに違いない!と思ってたら、あららら?誰も指摘しないぞ?!
このままじゃダメだ!と思った僕は挙手して、訴え始めてました。
隣で座ってた上司はびっくりしてたみたいだけど、これは黙ってられないから訴えてみました。
もちろん、気持ちは熱いけど、言葉は丁寧ですよ、公務員ですからね。
僕は通勤途中、信号無視の大型車に轢かれて、高次脳機能障害などの障害者にさせられました。
障害者になってみて、健常者の頃みたいに動けないことがわかりました。
そのあと、東日本大震災が起こって、障害者が避難するのが困難だったろうな。
仮設避難所に行っても障害者は大変だっただろうなってことが、僕は想像できる体になってしまいました。
でも、それが、全然反映されてないのは、いったいどういうことなんですか?と強く訴える気持ちで質問しました。
これで伝わったのかなぁ、と思ったけど、やっぱり伝わってなかったみたいですね。
職員さんが言うには、概要版には書いてないけど、ぶ厚いマスタープランにはちゃんと書いてますよ、だって・・・。
だから、そんなぶ厚い本に書いてあったって、意味ないんだよ!!
「障害者」の3文字を概要版にいれてこそ、将来に向けてのマスタープランじゃないのかよ!!って思いました。
それに、「そんなもの障害者が読めるかよ!!」って思ったけど、言いませんでした。
だって、同じ自治体の職員を、僕が公共の場で攻めるわけにもいきませんからね。
だから、そこは我慢して、黙ってました。
高次脳機能障害の脱抑制のイノシシ攻撃は出さないで、何とか抑えました。
障害者には人権がないの?!残念だなぁ・・・。
障害者は「のび白」がないので大変です。
日々の自己管理で大変なんですよね。
概要版にのってないということは、作成者らの意識には細やかな配慮が全くない、ってことなんでしょうね。
相変わらず、健常者中心の社会づくりに専念しているんでしょうね。
平日の日中、スーパー等に出向くと車いすの方がそれなりに利用されていますよ。
ここらあたりのこと、担当者の方は知っているのかな。
「体罰」という名の虐待行為、健常者中心のまちづくり、嫌なことが多いですね。
毎日カペラくんで通勤してますけど、障害者用の駐車場にカラーコーンを一日中置きっぱなし・・・。
障害者が、カラーコーンどかして停めなきゃいけないのか!って思いますよ、僕の勤務先・・・。
僕は、そこにカラーコーンがなくても停めませんよ。
だって、障害者の住民のための駐車スペースですからね。
役所の駐車場の現実を知ってるのかな、うちの首長さんは・・・。
でも、障害者は頑張って生きていくしかないんですよね。