ど根性系障害者は頑張って生きていくぞ!!!~高次脳機能障害その他症状てんこ盛り障害とともに~

交通事故で負わされた高次脳機能障害等とともに3年ぶり復職できたけど、次の目標を探しながらまだまだ頑張る奮闘ブログです。

僕の技術をわかってくれてる人がいるけど・・・

2013年01月05日 23時33分38秒 | 日記

 今日は、床下の点検の業者さんが来てくれました。

 僕は生き物が好きなんだけど、苦手な虫が何種類かあります。

 そのひとつが「カマドウマ」です。

 別に、刺したり毒があったりすることはない無害のバッタなんです。

 だけど、うちの床下にはたくさんカマドウマがいたんです。

 結局、カマドウマは床下に住むバッタじゃないから、原因はあったんですね。

 いたんです、シロアリが・・・。

 その業者さんは、シロアリを退治してくれて、以降、Tさんが年に2回の無料点検をしてくれてるから、
Tさんとは、かれこれ10年以上のお付き合いになるんです。

 今日の点検は、Tさんが新人さんと一緒に来て、「まだ見習い中ですけど・・・」って紹介してくれて
その新人さんが点検してくれました。

 新人さんが、デジカメで撮ってきた床下の状況を説明してくれたんです。

 うちの床下は、Tさんがずっと点検したり掃除したりしてくれてるからきれいなのはわかってるんですけど
Tさんは、新人さんが説明してるところを、上司として見守っていました。

 Tさんは、僕が事故に遭う前、うちの外壁と屋根の塗装を勧めてくれて、見積もりもとってくれました。


 
 でも僕は、建設業の経験もあるから、自分で足場を組んで、自分で塗装をするってことにしました。

 Tさんにも、そう言って、塗装の件はお断りして、高圧洗浄機や塗装の道具も買っておきました。

 事故の2、3か月前だったと思います。

 Tさんは、僕ひとりで作った車庫とか見てたから、僕の建設業の技術はわかってました。



 僕が県リハから退院してきた頃、自宅にあった高圧洗浄機を見て、「これなぁに?」って奥さんに聞いたんです。

 そしたら、「あなたが買ったから、私にはわからないよ」って言ってました。

 当時、僕の記憶障害は今よりもすごかったんですね、自分で買ったものが何だかわからなかったんですから。

 そのすぐあとに、Tさんが点検に来てくれました。

 当時、僕の記憶障害は今よりもすごかったから、「あれ?ええっと、誰でしたっけ?」って聞いたんです。

 そしたら、「年に2回の点検をしてるTですよ」って教えてくれて、高圧洗浄機のことも教えてくれました。

 でも、当時、僕は自分のてんこ盛り障害のそれぞれの症状が何であるか、まだわからなかったから
「そっか、僕は自分で外壁の塗装をやるつもりで高圧洗浄機を買ったんだ~」って複雑な気持ちで思いました。

 いつも目がぐるぐる回ってた自分は、平衡機能障害だとは、まだわからなかったけど
自分ではもうできない、ってことは理解してたんだと思います。

 でも、Tさんは、「お体の症状が回復するまで、塗装しなくても大丈夫ですよ」って言ってくれました。

 そんなかんじで優しかったTさんを、僕の記憶障害は忘れてたんです。



 今日は、そんなTさんが、「今日は、この見習いに点検させてください」って紹介してくれたんです。 

 僕は、自分の部下を、見習いとして勤務させる、上司としてTさんが素敵に見えたのと同時に
僕が暮れまでやっていた「お試し出勤」を、僕に課した勤務先の愚かを改めて感じました。

 今日は、新人さんが、うちの液晶テレビを使ってデジカメ画像を説明するのを見守るTさんに
元日付けで復職したことと、勤務先に「お試し出勤」を課されていたことを話しました。



 Tさんは、僕の建設業者としての技術、事故に遭ったこと、事故で負わされた障害もわかってくれて、
まだまだ回復するはずだ、って見守ってくれてたんです。

 企業としての利益を追及するよりも、障害者になった僕を見守ってくれることを優先させてくれた超えた。

 その優しさを見て、僕に「休職命令」と「お試し出勤」を課した僕の勤務先を許せなくなりました。

 昨日は職場の仲間が優しく迎えてくれたことに感激してた僕は、
たった一晩寝ただけで、勤務先を許せなくなってました。

 

 これが高次脳機能障害の症状なんだとわかっていても、やっぱりすっきりできない気分でした。

 もう二晩寝れば、公務員として職務に当たることで、また気分は変わるのかもしれないけど
このすっきりしない気持ちは何だろうか、良くなるのだろうか・・・。
 




 やっぱり、さっき書いたことは、その時の気持ちを素直に書いただけです。

 もし、不快な気持ちにさせてしまったらごめんなさい。

 僕の記録として、さっき書いたことは消さないで、そのままにしておきます。

 おやすみなさい。