1992年 6月14日
リオ・デ・ジャネイロ国連環境会議(リオ・サミット)において
12歳のカナダから来た少女のスピーチは、満場の拍手を受け「世界を5分間沈黙させた少女」と
言わしめた。
その一部分が今日の新聞に掲載されていた。
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大人たちに生き方を変えてもらうために、自分たちでお金を集めて
6千マイル離れたところからきました。
私は子供だから解決策は知りません。
でも大人も同じように解決策は知らないってわかって欲しいんです。
オゾン層の穴を閉じる方法だって
絶滅動物を生き返らせる方法だって
砂漠に森をよみがえらせる方法だって誰も知らない。
どう直すのかわからないものを壊すのは
もうやめてください。
私はただの子供ですが
私たちは家族の一員だと知っています。
50億人、そして3千万種の生き物からなる
同じ空気と水と土を分け合っている家族です。
学校で、いや幼稚園でも大人たちは教えてくれます。
人と争わずに尊重し
物を片付け、生き物をいじめずに
欲張りをしないように、と。
ではなぜ、みなさんは、私たちにするなということをするんですか?
みなさんは、子供がこれからどんな世界で生きていくのか
決めようとしています。
親はよく私たちに心配することはないよと言いますが
今、本当にそういえますか?
私たちを愛するなら行動で示してください。
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この少女は、今はもう32歳。
国連の地球憲章起草委員。
砂漠の森化は少しづつ動いているし
絶滅動物対策もいつも話題にはのぼっている。
努力しているのが一部の人間だけでは、到底及ばない。
20年たった現在もほとんど変わらず
ことはジワジワと悪化の方向に・・・
日本は、原発事故の原因も特定できず、後始末も未完成のまま
自宅に帰れない福島の人々を
まだまだ瓦礫の山の土地で生活している東北の人々を
犠牲にしたまま
原発稼働に乗り出した。
「国が本音で守りたいのは、コストにあえぐ電力業界らしい」
「国民生活をまもるため」 ???
権力を持つ一部の人間たちを守るため!!
その他大勢の一般人は、黙ってその人間たちの踏み台になってなさい!!と、云っているにも等しい。
5分間沈黙させられた世界は、20年たっても・・・そう変わらない・・・
人間(私を含め)は、もっともっと謙虚にならなくては地球は死んでしまう。
行くたびに、海辺のかつて女川の皆がにぎやかに、元気に暮らしていた地域が、どんどん何もない、きれいな、たいらな地面になっていきます。そこにもどれないまま住民は、寂しい仮設ぐらし・・・、1年過ぎた今、現場は希望の持てる先が見えない皆口をひらけば”この先、どうなるんだろう”ばかり!
希望の星の子供達にほんとうの希望をみつけてもらうには、我々大人はどうしたらいいんだろうか・・・
政府首脳陣たち全員の身内に起きている不幸だとしたら、対策は大きく前進させているのだろうにと、つい考えてしまいます。
思いやりをもって、人の立場を考えて!
なんて子供たちに教えているのに、片腹痛い思いですね。
小さな力でも、目の前の問題を解決すべく少しずつ協力していく事しかできませんね。
シテ