松田敏子フラワーデザイン・徒然ローズガーデン

予定より長生きしている今を憂いながら、怒りながら、笑いながら楽しむ。

仙厓のすべて

2022-10-10 23:18:00 | 芸術鑑賞・文学・音楽・映画など
出光美術館





扶桑最初禅窟
世界のすべての形
即ち世界その物を表している。






指月布袋画賛
    を月様
    幾ツ
    十三七ツ

布袋が、月を指差しても
人は布袋の指を見て
月を見ることは出来ない。
本質を見なければ
仏の境地には行き着かない
という禅画。




双鶴画賛
    鶴ハ千年
    亀ハ万年
    我れは天年

自らの寿命は天からの授かりもの。


双鶴画賛
出光美術館創業者 出光佐三氏
最後の蒐集作




涅槃図
仙厓を釈迦に見立てた 俳画風の涅槃図
本来の涅槃図では、弟子や動物は釈迦の死を
悼んで嘆き悲しんでいますが
こちらのおやじさん、おかみさんたちは
にこやかな顔。
いかにも仙厓さんらしい
心和む涅槃図。





絶筆碑画賛
一旦筆を絶つことを宣言したが
結局そうはならなかったという話。
絶筆画も何枚も描いている。




さじかげん画賛
「生かそうと殺そうと」
全てハ匙加減。




狗子画賛
紐で繋がれているが、よく見ると
木杭は横倒しになっている。
取るに足らない様々な事柄に
がんじがらめになっていて
一歩を踏み出せない
哀れな人間の姿を
映していると
考えることも出来る。





自画像画賛
こうして依頼されるまま
描いていたという。




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