松田敏子フラワーデザイン・徒然ローズガーデン

予定より長生きしている今を憂いながら、怒りながら、笑いながら楽しむ。

イーハトーボの劇列車

2013-11-15 08:56:08 | 芸術鑑賞・文学・音楽・映画など




作 ・・・ 井上ひさし

農民の理想郷を作るべく、幾度となく故郷の花巻から汽車で東京を目指し

そのたびに挫折を味わった賢治。

そんな賢治が東京へと向かう汽車の中、そして東京での滞在先の様子を描く。

 

宮沢賢治 (1896~1933)
    
    家業・質店の長男として生まれる。

    生前は無名に近い状態であったが、没後に草野心平らの尽力により

    作品群が広く知られ、世評が急速に高まり国民的作家とされていった。



東京に憧れつつも、結局は故郷花巻にユートピア・イーハトーボを作ろうとする。

エスペラント(造語)を農民に教えて世界中の農民と話をさせたい。

詩人、童話作家、宗教家、化学者、農業技師、土壌改良家、造園技師、教師、社会運動家

情熱の赴くままに理想を追い求めた賢治は・・どれもうまくいかなかった。


自立できず、父の意を受け追いかけてきた刑事に徹底的に言われる。

・・・あんだは百姓だと自分でおっしゃっとるが、

    百姓仕事でごはんを食べていますか?

     何から何まで親がかり、そんな百姓がどこにいますか?

      あんまり百姓をバカにせんでもらいたい!!     ・・・

    


賢治の苦悩が・・・。
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2 コメント

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松様 (シモ)
2013-11-24 11:53:34
宮沢賢治の本は、詩集にしても、小説、童話どれも難しい、だいいち、読めない漢字ばかり、彼のこころもちを知ろうと思えば思うほどわからない!でもなんともいえぬ、神秘さと、感覚の鋭さに、引き込まれる。ゆっくり、勉強したい♪ 彼の本の植物にかかわる、一部の文章の引用と植物の写真集が出た。”イーハトボー”

  
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シモさま (マッチ)
2013-11-26 00:01:55
私は認識不足だったことがわかり、もう一度ちょっと
調べなおしてみようかと・・・。なんてな
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