電車内

昨日のこと。ちょうどお昼時、青梅線昭島駅から乗車すると、そこそこいっぱいの乗客だったので比較的空いている場所に立った。
そこは優先席で、女子高校生二人が座っていて、前におばあさんが立っていらした。これはいけないなと思っていた矢先、二人は顔を見合わせ照れながら席を譲ってくれた。思わずホッとした。
もう一つ席がある訳で、ちょっと見回してもう一方おばあさんが立っていらしたので、おせっかいにも勧めてみた。
初めは「いいです。」と断られたが、またおせっかいな私は「せっかく女の子達が譲ってくれましたのでどーぞ！」。気持ちよく座ってくださり、辺りに何ともいえないほんわかとした雰囲気が漂ってきたと感じたのはわたし一人だったかも？

話はまだここで終らない。席を譲られた二人目のおばあさんが立ってらした前の席に座っていた青年がサッと私のそばにきて、「どーぞ！さっきタイミングを逃して譲れませんでしたから・・・」と、恥ずかしそうに言ってくれた。
実はまだ若いと思っている私としては、嬉しいようなショックのような　でもこの雰囲気、流れからしてゴチャゴチャ言わないで譲ってもらうことにした。

こんなこと　ほんとにほんとに滅多に出くわしたことがない。物凄く嬉しくなって大概ゆるくなっている涙腺がやっぱり緩んだというお粗末な松田のおはなし。

写真は記事とはまったく関係ないホテル・リッツ・カールトンの客室。