松田敏子フラワーデザイン・徒然ローズガーデン

予定より長生きしている今を憂いながら、怒りながら、笑いながら楽しむ。

天声人語から

2009-12-03 09:02:15 | その他
当然のことだが、この細長い帯状の空欄に公平な立場で、また暖かい目で時代を読み取った時事を簡潔に表現する人物に、いつも感服させられる。

筆者と共に怒り、悲しみ、喜び、時には希望をも齎してくれる。
豊富な知識で教養にもなる。(これがまたすぐに忘れてしまうのだけれど



・・・晩秋から初冬、沈む太陽はあかあかと世界を染める。燃え尽きるような落日

を見ると、あすまた朝日となって昇ってくるのが奇跡のようだ。落日に夕日さす1

1月の人と言葉から▼人類学の泰斗、フランスのレビストロースさんが100歳で

他界した。 名著「悲しき熱帯」を翻訳した東京外大名誉教授の川田順造さん(7

5)は「先生の言葉で心にしみているのは ”世界は人間なしに始まったし、人間

なしに終わるだろう”という一節です」。

人間のおごりを静かに戒める言葉である、と

▼自殺したタレント清水由貴子さんの妹、良子さん(42)が ”介護うつ お姉

ちゃん、なんで死んじゃったの?”を出版した。「介護される人と介護者だけでな

く、介護者を見守る目が必要だった。私はその目になれなかった」。

悔恨をこえて悲劇の防止を願う

▼大阪の食文化を発信してきた「ほろよい手帳 月刊たる」が創刊30年に。

「うれしくて飲み、悲しくて飲んで生まれる出会いは IT には生み出せない」と編

集長の高山恵太郎さん(66) 


▼ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」の残像も鮮烈に森繁久弥さん瞑

目。老いてなお「面白い話はないのか」「芝居の仕事はないのか」と言い続けたそ

うだ。~陽は昇り、また沈む~かくて時はゆく。・・・

(11月30日の記事より、中略あり)
コメント (4)
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