「孤高のメス」
2010年 堤真一 主演
ピッツバーグ大学の優秀な外科医 当麻鉄彦は、
ある地方の総合病院「さざなみ市民病院」に赴任してくる。
むつかしいオペになると、さっさと大学病院に搬送していた市民病院だが
当麻は、「送っていたら間に合わない、ここで手術する」と
赴任早々、緊急オペを執刀する。
これがいろいろな波紋を投げかけ、
今まで「地方の医療はその程度でいい」と胡坐をかいていた医師たちの反感を買う。
ただ、患者のことだけを考え、淡々とオペをこなしていく当麻。
他の事には一切興味がなく、
地方医療に従事したいと希望を持ってやってきた。
ある意味、医療現場に携わるものの理想である当麻医師。
原作は、今も淡路島で僻地医療に取り組んでいる現役医師である「大鐘稔彦」のベストセラー小説。
最近、観る機会の多い医療ドラマ。
TV放映の「Doctor」(沢村一樹主演)もそうだけど
理想の病院、医師と、現実のギャップを感じさせる内容になっていて
とても興味深い。
こうやって、医療の現場で起こっている様々な出来事を映画やドラマで見ることによって
(それを鵜呑みにすることはいけないが)
患者や家族が、治療の同意やサインをすることを安易に考えたらいけない、ということを学ぶと思う。
私たちが様々な知識を持つことが悪いことだとは思えない。
だから、医療ドラマはとても興味深いのです。

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