<川は流れる>

Reiの好きなこと、ここだけの話

バルトの楽園(がくえん)

2012年10月11日 |  映画
2006年 邦画

松平健 主演

第一次世界大戦時に捕虜になったドイツ軍人たちと
板東収容所所長 松江と板東の人々の交流を描いたもの。

で、いいでしょうか。

こんな史実があったとは。
これが第二次世界大戦になると悲惨さが増してくるので
第一次世界大戦の場合は日本が勝利したこともあって
なんとなく余裕を感じる現実がある。

松江は会津藩士。
革命が終わり今は軍人となって働いている。
板東のドイツ人俘虜の収容所の所長となり
さまざまな試みを初めて行った人である。
人間味溢れる松江はドイツ人からも尊敬され
ドイツ文化を日本に紹介し、
それから先の日本とドイツの友好関係に大きく貢献した。

俘虜たちは奴隷ではない、私たちと同じ祖国の為に戦った立派な軍人である、
という考えの下に、それまでとは違った俘虜たちに自由を与え
板東の人たちとの交流をさまざまな形で行った。

そのひとつに楽団の演奏があった。
ドイツの偉人、ベートーベンの「第九」を
大変な難曲であったにもかかわらず、板東の人たちとのお別れ会に
日本で初めて紹介した。

というストーリー。
映画としての出来は・・・「うーーーん」ですが
こういう史実を知ることは
これからの私たちにも必要ではなかろうかと思った。
敗戦国の惨めな思いも、占領軍からのひどい仕打ちも
そればかりじゃなかったという
人間って元来、暖かいものじゃないか?ってそう思える映画でした。

多少日本側から見た日本寄りの映画であっても
たくさんのドイツ人エキストラを使っているので
少しはドイツ人も納得の映画かな。
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2 コメント

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Unknown (ブタフィーヌ)
2012-10-11 12:12:07
こんにちは^^
「バルトの学園」たしかDVDで観た記憶があります。
内容は、ほとんど忘れてしまったけれど(笑)

「トロッコ」のDVDを借りて、やっと観ました。
上手く言葉では、表現できないくらい胸がじ~んとした映画でした。
ステキな映画を教えて下さってありがとう♪


「トロッコ」 (Rei)
2012-10-11 13:48:36
そうでうすよね、感想はなかなか表現しにくいんだけど、静かな感動がありますね。
ああ、いいなあって思いました。
映像美がずっと心に残ります。

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