12月はそばのシーズンです。
年越しそばもそうですが,来週は恒例の
そば教室があり,最近うでに自信がなくなってきて
ちょっと不安なところも。
そんな中で木曜日に弟子筋(えらそーに!)から粉屋さん情報が。
とある住宅街の普通の戸建ての家でやってる脱サラの
方でした。恐る恐るドアホンを押すとまだ若い感じの
感じのよさそうなお兄ちゃんが・・。
情報で仕入れていたのでまずは
「常陸秋そば」を注文しました。
これはもともと金砂郷村という茨城県の
特産ですが,あちこちで栽培されているようで
滋賀県竜王町産になっています。
確か琵琶湖沿岸にある町で一度行った記憶がある。
ゴルフをやったんじゃなかったかな。あいまい。
新そばで色は薄いけど美味しいですよ,とのこと。
この品種は蕎麦打ちを始めた頃から知っていたけど
道内の粉やさんではなかなか手に入りません。
昔一度打ったことがあるけど,記憶が薄れて
どんなだったか全然覚えていない。確か期待はずれだったはず。
そして次はメニューには載っていないけど
「更科」と言って見たら「ありますよ」とのこと。
俄然テンションが上がった。
何しろ更科が好きで,それをうまく打てなくて悩んでいたので
もしかしてうまく打てるかも・・・。強い期待。
産地は中国と北米のブレンドだという。
ほぼ予想通り。でも細かく挽いてあるので(ロール挽き)
打ちやすいですよ,と押しがあった。
それから色々と話すと延々とそば談義になりそうだったけれど
お互い仕事中なので,早々に切り上げた。
大手製粉所勤務を経て独立されたようだ。
これからに期待!
そして今日早速打ってみた。
常陸秋そばは,つなぎを入れずいつも通り10割で
やってみたけど,何の問題もなく
打ちやすかった。
まず香り,これは道内産よりも少ない。
味は,粘り気があって強いコシではないけど
しなやかな歯ごたえで,これはこれで好きだ。
道内産キタワセとは少し食感が異なり面白い。
甘味もどちらかというと
薄味だ。総じていうなら上品な感じかな。
噛んで食べる人なら道産のほうを好むかも。
喉越しの人ならいい勝負だ。
価格は1kgあたり180円道産より高い。
問題の更科j柚子きりで打ってみた。
結果は失敗。2割つなぎではうまくいかなかったので
3割に増やして何とかものにした。
細かくて打ちやすそうだけど,うまくいかなかった。
まだまだトレーニングの余地がある。ということ,自分の打ち方に。
それでも普通にゆずきりとして美味しく食べられたので
次回以降に課題を持ち越す形となった。
北海道はそばの一大産地なのに観光客は
ラーメンやスープカレーに流れている。
そばをもっと食べてもらいたい,との一念発起のようだ。
しばらくどんな新しい粉に出会えるか楽しみが増えた。
ぼーっとして一枚も写真を撮らなかった。
ひたちあきそば。
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