Tomotubby’s Travel Blog

Tomotubby と Pet の奇妙な旅 Blog。
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George Clinton の日本盤シングルCD (と フリーメーソン)

2007-03-03 | RUGlad2BInAmerica?
CDを整理していたら「日本盤シングルCD」がたくさん出てきました。外形が縦長のアレで、本来、プラスチックの部分を半分に折って小さく畳める筈なんですが、台紙が対応してなくて、なんとも中途半端。せっかく買ったラックにも収まらなくて厄介者です。

その中にPファンクの総帥 George Clinton が、1993年 P-Funk All Stars 名義でリリースした珍しいものがありました。「If it ain't on P-Vine, it ain't P-Funk!」(PCD-750) というタイトル。
1. Terrestrial Touch 4:04
2. Quantum Leap 6:10
3. Feona Funk 4:57

三曲入りで、製造・流通元は雑誌「ブラック・ミュージック・リビュー」の出版社 Blues Interactions, Inc. つまり P-Vine です。よって「P-Vine じゃなけりゃ P-Funk じゃない」ということのようです。なぜか「Not For Sale」になっていまして、少し調べたところ、どうやら P-Vine のCDを買った際のオマケで配られたもののようです。結構レア盤なのかもしれません。音楽の方は一曲目と二曲目がパーラメント節、三曲目はもろファンカデリックの流れ。三曲目はギターがかっこいいんですが、フェイド・アウトで終わるのが残念です。オマケの割には内容はいいんじゃないかと思いますが、今回気になったのは音ではなくて、そのジャケ絵なんです。

右下に George Clinton のサインがあるので、御大自ら描いたものであることがわかります。眼鏡の男性はマルコムXでしょう。1965年にNYのハーレムで演説中に暗殺された急進的黒人解放運動の指導者です。スパイク・リーが彼の生涯を映画化したのが1993年で、このCDのリリース年とも重なります。で、気になるのが、目のある赤い三角形です。すぐにこの図像を思い出しました。1ドル札の裏に描かれた一つ目ピラミッドです。↓

Eye of Providence「万物を見る眼」と呼ばれるこの図像はまた、フリーメーソンのシンボルでもあるのです。この図像は、紙幣だけではなく、アメリカの国璽の裏面にも描かれているのです。フリーメーソンが建国当時からアメリカの国家権力に深く入り込んでいたことを象徴しています。

で、偶然にも1993年当時の(ロックフェラー家の隠し子という説もある)大統領と同じ姓を持つ(さらに現大統領、現大統領のパパとも同じ名を持つ) George Clinton は、このジャケ絵で日本人を相手に何を言いたかったのでしょうか?

ここからは危険な推測に過ぎないのですが、もしかするとマルコムXの暗殺に、アメリカ国家(もしくはフリーメーソン)が関与していた可能性を示唆しているのではないでしょうか?

マルコムXは「ネイション・オブ・イスラム教団」のスポークスマンとして大いに教団の宣伝に貢献しましたが、導師イライジャ・ムハマドとの関係が悪化して追われるようにして教団を脱退し、「アフリカ系アメリカ人統一機構」を組織します。マルコムXを危険視していた「ネイション・オブ・イスラム教団」のメンバーが、殺人容疑で逮捕され服役しましたが、マルコムXは生前、国家権力がCIAやFBIによって自分の命を狙っているのではないかと漏らしており、今なお陰謀説が噂されています。「ネイション・オブ・イスラム教団」は反ユダヤ的傾向が強く、ユダヤ人の経済力を背景にして、国家(もしくはフリーメーソン)が、黒人勢力、イスラム勢力間の抗争を引き起こして弱体化を狙った可能性も捨てきれないといったところでしょうか?

あの George Clinton がそんなこと考えているとは思えませんが.....(笑)