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TOYS倉庫

映画と本と関連フィギュアをマイペースに語ったりレビューしたりする憩いの場所

三人のゴースト

2010-09-05 15:32:12 | 映画


三人のゴースト

アメリカのテレビ局の社長フランク(ビル・マーレイ)
彼は視聴率第一主義の男。自分の考えに口答えする者は容赦なくクビにする。たとえそれがクリスマスイブであろうと
自身が編集したクリスマスの特番CMがあまりに過激で視聴者がショック死したと聞けば『ただでこれ以上ない広告になる』と言わんばかりに大喜びする傲慢で自己中心的で嫌な奴

そんな彼の元に今は亡き前社長が現れ忠告するのです
『お前は今のままでは私のようになってしまう。』
人を信用せず自分だけが正しいと信じて疑わないお前は私と同じ道へ行ってしまう。それでは駄目だと
そして『これからお前の元に三人のゴーストが訪れる』
そう告げる前社長の言葉を幻覚だと聞かないフランク

しかしその言葉は現実となり彼の元にゴーストが現れる…
過去、現在、未来を司る三人のゴーストとの出会いを通して失ってしまった優しさや思いやる気持ちを取り戻すことが出来るのだろうか?


チャールズ・ディケンズの名作『クリスマス・キャロル』を題材に舞台を現代に、主演にビル・マーレイを迎えコメディタッチとヒューマンドラマなテイストをミックスしたファミリー・ムービー

クリスマスイブ、一年に一日しかない大切な日
あなたは誰と過ごしたい?


小学生の時に見て好きになった映画なので想い出補正ありの高評価となっていますが大人になってから見るとオーバーだったりクサイ台詞があったりが鼻につくかもしれませんね

でもやっぱり好きな映画にかわりはないのさ!ビル・マーレイ最高!

白い犬とワルツを

2010-09-02 17:06:33 | 映画


白い犬とワルツを

アメリカの古きよき田舎町で57年間連れ添った妻を失った老人が突然現れた白い犬との出会いを通して様々な人間模様を見せてくれるとても暖かい映画

その名もなき白い犬はおじいさんが困っていれば助けてくれたり寂しい時は側にいてくれたり

そんな白い犬をおじいさんはもしかしたら妻が姿を変えて来てくれたのかもしれない
そう思うのです

大切な人を失ったおじいさん
心配する息子や娘

周りの人達も気の知れた良い仲間ばかり

そんな暖かいわが家を後にしておじいさんは白い犬と二人で妻との思い出の地をめぐる旅に出るのです

様々なシーンから愛する妻への思いが溢れているのが分かり時にホロリと来たりポカポカ(使ってみたかった!)したり

この映画で夫婦を演じているお二方は実際に夫婦で実に息の合う会話を見せてくれます

アメリカ版白い犬とワルツを 以外にも日本版の同作もあり愛されている作品であることがわかりますね

暗いニュースばかりでテンション上がらない時はこんな映画を見て暖かい気持ちになるのも良いかもしれません


不思議惑星キンザザ

2010-08-16 17:07:14 | 映画


不思議惑星キン・ザ・ザ

ずばりこれを見ているあなた!あなたはこの作品を知っていますか?

知らなくても全く不思議ではない作品なのでご安心を(笑)

ソ連の隠れた名作として一部で有名なSFコメディ映画
…という説明だけではパンチに欠けるのでリオデジャネイロ国際映画祭1987 特別受賞作品であることを一応付け加えておきます

地球に住む主人公が見知らぬ惑星に飛んでしまうところから物語は始まります

その惑星は砂漠で覆われ体制は共産主義、物資は常に不足し密告が幅を利かせる社会だった…

…これ、ソ連を比喩しているらしいです。もちろんこの作品自体ソ連映画ですから監督も同国出身、自らの国を比喩する辺り凄い度胸ですね

尚且つそんな物語をコメディタッチでユーモアたっぷりに演出し舞台は地球ではない事や監督が有名だった事等もありソ連政府の検閲をかい潜り上映出来た作品

バカバカしくもありCG全盛な現代では逆に新鮮に映るローテクなSF描写
そして最後にはホロッとさせる物語、人間の喜怒哀楽を見事物語に組み込んだ素晴らしい作品だと個人的に思っています

『ク~』

『ク~』はキン・ザ・ザを表す代名詞的な言葉で語尾を上げたり下げたりで意味合いが全く違います

『カツェ』

『カツェ』はキン・ザ・ザでもっとも貴重な物でこれが主人公の運命を左右する…かもしれない地球に住む我々には特に価値のない有り触れた物資(笑)


日本ではAKIRA、アメリカではスターウォーズやブレードランナー等世界には有名なSF映画が沢山あります
キン・ザ・ザも個人的にはこのラインナップに入れても良いのではないか?そう思っている程名作だと考えていたり


…と、キン・ザ・ザを見た後では名作と言えるのですが実は自分自身は購入を見送った作品でもあったりします

基本的に当blogで紹介している写真は自身のコレクションを撮影編集した物なのですが(レントは友人に借りた物)
キン・ザ・ザは、実は僕の彼女が購入したDVDなのであります
現在もですが毎月多数の映画作品ソフトがリリースされていますよね
当時はDVDが主流だった訳ですがキン・ザ・ザがリリースされた月も沢山新作があった訳で個人的には見たことがないソ連映画よりも手堅い作品を選んでしまう事は必然だったのです
しかも有名な作品よりマイナーな作品の方が値段も高いですし(^-^;
二人で買い物に行ったDVD販売店の店頭でキン・ザ・ザを発見し(二人共作品の存在は知っていた)手には取ってみたものの…僕は買う決断を出来ず断念、そんな僕の横で『じゃあ私が』と即購入決定の意思を見せた僕の彼女(あんたスゲェよ!見たことない、後悔するかもしれない作品を高い値段出して買っちまうなんて!と思いましたね)
ちなみにその時、『これも見たいから』とキン・ザ・ザと一緒にチェブラーシカを持っていた彼女の決断はその後すぐに正しかったと証明されたのでした

キン・ザ・ザもチェブラーシカもソ連ロシア映画だよね
同時にこの二作品を買っちまうあんたぁスゲェさ~!


そんなこんなの不思議惑星キン・ザ・ザ

隠れた名作とはこれのこと!機会があれば是非ご覧下さい★


ボーイズンザフッド

2010-07-26 17:29:45 | 映画


ボーイズン・ザ・フッド

犯罪地区として有名なロサンゼルス サウスセントラル地区
黒人達が多く住むこの危険な街でトレ、リッキー、ダウボーイの幼なじみ達は生まれ育った

トレは厳格な父フューリアスのもとに育てられ 恋人との堅実な生活を夢見る若者

リッキーはフットボールの花形選手で大学からスカウトが来るほどの有望株

ダウボーイはストリートギャングとして悪友達と派手な生活をおくっていた

平凡でごく当たり前な日常を本人が望もうが望むまいが容赦の無い世界がこの街には広がっていた


80~90年代の黒人ストリート系ギャングをテーマにした映画
映画とはいえ実際のストリートギャングが出演していたり物語も非常にリアリティがあり過酷なダウンタウンでの世界を垣間見る事が出来る名作

監督はジョン・シングルトン、代表作はサミュエル主演のシャフト等
主演はトレ キューバ・グッディングJr.
リッキー モーリス・チェスナット
ダウボーイ アイスキューブ
フューリアス ラリー(現:ローレンス)フィッシュバーン

ローレンス・フィッシュバーンの演技は相変わらずナイスですしキューバ・グッディングJr.も若くして名演技を見せてくれています
そして個人的にはダウボーイ役のアイスキューブが俳優初挑戦にして良い味を出してくれている事を評価したいですね

アイスキューブは俳優よりもDJとして有名でしたがこのボーイズンザフッドで俳優に挑戦しその後様々な作品に出演し楽しませてくれました
ヴィン・ディーゼル出演のトリプルXの続編はアイスキューブが出演を勤めたのは…日本では有名じゃないのかな(^-^;

ちなみに先程も書いた通りこの映画には本物のストリートギャング達が出演しておりギャング同士の揉め事が撮影現場でおこり発砲事件にまで発展していたり(^-^;怖っ

当たり前の日常や平和ってなんだろう?
そんな日本では考えたりしない事をこの映画は伝えようとしている気がします


アーミーオブダークネス キャプテンスーパーマーケット 死霊のはらわた3

2010-07-12 17:28:23 | 映画


アーミー・オブ・ダークネス(原題)

キャプテン・スーパーマーケット(邦題)

死霊のはらわた3(邦題2)

計三種類のタイトルを持つこの映画、特に三つ目邦題である『死霊のはらわた3』からホラーを連想される方が多数だと思いますが実は誰でも見れるB級アクション映画!

確かに前二作がホラーだったのでこの邦題はしかたないかもしれませんがアクション映画なんだから原題のままでも良かったんじゃないかな?と個人的に思います

さてタイトルだけで話をしていても進まないので監督から紹介

監督 サム・ライミ

そうなのです。スパイダーマンやダークマンの監督として知られるサム・ライミが監督なのです

主演 ブルース・キャンベル

日本では全く有名ではありませんがスパイダーマン1、2、3、三作品全てに出演していたりするのでこの映画を知らない人もちらっとは見覚えがあるかもしれませんね

そんなサム・ライミに見出だされたブルース・キャンベルはこのシリーズのファンからカリスマ的な人気を誇り、公開から随分月日が流れたにも関わらずいまだにフィギュア等のグッズがリリースされたりしておりカルト的な人気の程が伺えます

あなたにとってヒーローといえば誰か?
答えは人それぞれ、仮面ライダーやウルトラマン、スーパーマンやバットマン辺りが王道でしょう

しかし僕のヒーローといえばアッシュ(ブルース・キャンベル)なのです!

ドジで愚痴ばかり言っているし頼まれた呪文は忘れるけどやる時はきっちりやり通す
アッシュカッコイイー!!

映画的な話題になればそれはもう安っぽいですが見ていてスタッフや監督が楽しんで撮影したであろうオーラが全てを包み癒してくれます

予算はないけれど、アイディアと情熱で作り上げたぜ!!
そんな思いが画面から溢れてただのB級映画ではないことを見る人は感じるはず!

敵も、もう一人のアッシュだからこれまた憎めないし(笑)

見たことがない方は騙されたと思って一度試して欲しい!そんな映画



そして当blog恒例のフィギュアな話題

様々なメーカーからフィギュアがリリースされているアーミーオブダークネスですが僕が所有しているのはサイドショウトイの三種類!
主役アッシュ、敵役イーヴィルアッシュ、そして劇場公開版でしか見られない限定版Sマートアッシュ

今ではほとんど見かけなくなりましたがリリース当時は結構な数のお店に入荷していた記憶があります
最近ではネカからもアーミーオブダークネスフィギュアがリリースされましたがどこかのメーカーがまた新作をリリースしてくれると信じておりますよ~!

そしてサムライミさん、もうそろそろ4なんて撮ってくれたら嬉しいのですが駄目?