昨日無事にマカオから帰ってきました!
飛行機は台風直下ということで、大変な乱気流に巻き込まれて、正直生きた心地がしなかったのです。
でも、機長さんがすばらしい操縦をなさって、無事に成田空港に着くことができました。
お礼を申し上げたいと思います。
いろいろマカオに行って考えたことがありました。
ひとつは・・・「カジノって必要ですか?」ということです。
マカオはもちろん、カジノで大変有名です。
どのホテルにも、またマカオ島では豪華絢爛な娯楽場(カジノ)が乱立していました。
街は不夜城のごとく燦然ときらめき華麗でした。
でも、どうでしょう?
カジノって必要なんでしょうか。
日本もカジノをつくるべく、
自民党の菅さんや横浜市長の林さんたちがずいぶんと動いています。
でも、本当に必要なんでしょうか?カジノ。
実際にカジノはやりませんでしたが、夫と見学してみました。
カードゲーム、花札(?)、スロットマシ―ン・・・といろいろにぎやかにありました。
観光客の方々がずいぶん興じておられました。
でも、みんな顔がとても暗かった。
結局、勝てる賭け事ではないからです。
ちゃんとホテルが儲かるようになっているからです。
朝方、カジノのちかくのレストランで朝食をいただいていると、
とてもすさんだ表情のひとたちが、食事をとるのでした。
たぶん、カジノですってんてんになってしまっていたのだと
私たち夫婦は推察しています。
レストランのひとたちも24時間はたらいているので、
とてもつかれた顔をしていました。
やっぱりいろいろな意味で無理が生じるのではないかと
おもいます。
日本でカジノが導入されたら、確かに町は一変して華やぐと思います。
でも、働いているひと、そこで遊ぶひとたちは、
結局フラストレーションをためてしまうのではないかと懸念しています。
観光立国をいそぐあまり、
そこですごす人々の幸せを、無辜のものにしてしまうのではないでしょうか。
マカオの美しい空と、文化遺産、そして国際音楽祭のすばらしさに
魅了された私としては、
やはりカジノの存在は異様に映るものでした。