桂木嶺のGO TO THE THEATER!~Life is beautiful!~

歌舞伎中心とした演劇・クラシック音楽・美術展・映画など芸術全般のレビューを書きます。優れた芸術は応援します!

つよく生きていきます!

2018-01-10 17:24:27 | きょうのオピニオン

いろいろこのブログのことで悩んでいましたが、

誰が、私のことを誹謗中傷しているか、大体わかったので、ブログを再開します(^^)

ま、いわせておけばいいでしょう。いろいろ私を非難しているひとが誰だかわかったので、あとは私がどう出るか、お楽しみに(^_-)-☆

きょうはへこみまして、いろいろな過去の事情も聴いていただいて、ありがとうございました。...
でも、過去は過去。気にしたって仕方ないですからね(^^)

とりあえず、打つ手はすべて打ちましたので、
対応策を考えます。

ま、敵はじっくり責めるにかぎります。


(わたしを怒らせるとどういうことになるか、 みてのお楽しみです!)


 


高麗屋三代の新春を寿ぐ~歌舞伎座夜の部「勧進帳」に想う~

2018-01-06 05:34:32 | 劇評

巻、躍動感あふれる弁慶役者の誕生に、歌舞伎座は連日大いに沸いている。歌舞伎座百三十年、二代目松本白鸚・十代目松本幸四郎・八代目市川染五郎 三代同時襲名披露興行は、またひとつの伝説を生んだといえよう。

歌舞伎を私がいつも見ていく中で、「血」の重さや「芸」が代々受け継がれていく事の醍醐味を、あまり意識せずにいた。しかし今回、新・幸四郎の「勧進帳」の弁慶と、吉右衛門の富樫をみながら、しきりとその感慨の深さを感じ取ったのである。

すなわち、七代目幸四郎・初代吉右衛門~十一代目團十郎・初代白鸚・二代目松緑兄弟~当代白鸚・吉右衛門兄弟~そして、当代の幸四郎や海老蔵たちにつづく、「伝統」という名のDNAのリレーが見事に渡されていることを、私もようやく認識したのだった。

新・幸四郎の弁慶の成功は、一つ一つの動き、台詞、型を丁寧に演じるだけではなく、曾祖父の七代目幸四郎などへの畏敬の念を最大限表した点にある。顔の拵えも、叔父の吉右衛門の面影を宿すのに___それは初代白鸚へのリスペクトにほかならないのだが__私は驚嘆したものである。

小顔で、弁慶役者には不向きという声を横目にして、新・幸四郎は堂々たるセリフ回しと踊りの入った身体性を最大限生かすことで、弁慶のもつ躍動感、疾走感を全力で演じ切ってみせた。特にそれが最大限生かされているのは、山伏問答の「たとわば人間なればとて」と見せるすさまじい怒気や、石投げの見得のマスクの立派さ、延年の舞の晴れやかかつ爽快な充実ぶりにであった。

吉右衛門が富樫につきあい、美少年の新・染五郎が義経を演じることで、この家のDNAがまさに「勧進帳」のために生まれてきたことを改めて痛感させたのである。

また、感心なのは、花道の引っ込みの折に、一切手拍子を起こさせなかったこと。観客の意識の高さもうかがえるが、新・幸四郎の弁慶の気魄の賜物であり、気力の充実ぶりが舞台の芸となって昇華したといえよう。まさに渾身の弁慶であった。

吉右衛門の富樫にも触れよう。まさにそびえたつ巌のごとく、新・幸四郎弁慶の前にたちはだかり、巨大な存在感を見せ秀逸であった。初代白鸚への敬意とともに、彼自身の矜持を感じさせる、またとない味わいの富樫であり、超一級品の出来ばえである。名乗り、見とがめ、そして泣き上げ・・すべての動きが規格正しく、芸術品のように美しい。この舞台をみたら、泉下の初代吉右衛門、初代白鸚もそれぞれ涙するに違いない。そう思わせる、まさに至芸。80歳で弁慶を演じたい、と常々語る吉右衛門であるが、その未来像が大変たのしみでもある充実の舞台であった。

驚嘆すべきは、義経を演じた、12歳の新・染五郎の抜群の存在感である。その端正なたたずまいは花道の出から尋常ならざるものがあり、発声はまだ変声期だからやむをえまいが、品格といい、貴族性といい、第一級の義経になっていたのは立派である。「判官御手をとりたまい」の美しさは、比肩できぬものであり、この個性が大事にすくすくと育つことを願ってやまない。行く末恐ろしき大器である。

四天王も豪華。鴈治郎、芝翫、愛之助、歌六と並ぶと、誰が弁慶で誰が富樫でもおかしくない配役だが、これも世紀の襲名興行ならではのごちそうであろう。芝居のひとつひとつの動きが丁寧であり、ドラマに並々ならぬ緊迫感を生んだのは、この四天王あってこそと思う。高麗五郎、吉三郎、吉五郎の番卒も神妙である。里長、三右衛門の長唄も、朗々と冴え、高麗屋の春を寿ぐ。

歌舞伎の未来にまたひとつ、大きな星がきらりと光った。新春の風にふかれ、芝居談義もあちこちでわく、東銀座の夜であった。


あけましておめでとうございます! 今月の観劇・音楽鑑賞スケジュール

2018-01-01 01:17:22 | かしこいくらし

みなさま、新年あけましておめでとうございます!!!

旧年中は大変おせわになり、各方面のみなさまありがとうございました。

昨年は大変すばらしい出会いもあり、うれしい一年になったと思います。

今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、ビックリすることに、4月の誕生日で、なんとわたくし、

50歳になります!!!

精神年齢はあいかわらず幼いですが、これを機会に、落ち着いた大人のレディ

として、頑張っていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

さて、今月の観劇・音楽鑑賞スケジュールです。

1月5日 歌舞伎座 夜の部

1月8日 国立劇場

1月11日 歌舞伎座 昼の部 / 新橋演舞場 夜の部

1月14日 浅草公会堂 第1部/第2部

1月15日 新橋演舞場 昼の部

1月16日 新国立劇場「アンチゴーヌ」

1月18日 NHK交響楽団(サントリーホール)

1月21日 読売交響楽団(初めて伺いますので楽しみです)みなとみらいホール

1月26日 日本フィルハーモニー サントリ―ホール

1月28日 NHK交響楽団 (NHKホール)

今月もなんだかんだと忙しくなりそうですね!(^^)

劇場・ホールでお見掛けくださいましたら、

どうぞお声かけくださいませ(^^)

 

では今年もどうぞよろしくごひいきのほどお願い申し上げます<m(__)m>

 


ウーマンラッシュアワーさん、がんばれ!!!\(^o^)/\(^o^)/

2017-12-24 01:54:01 | きょうのオピニオン

よくぞ言ってくれました!ウーマンラッシュアワーのおふたり!!!\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

https://twitter.com/chiko_katsuragi/status/944608909657960448

胸がすくような漫才とはこのこと!

テレビ界のみなさん、彼らを干すようなことがあったら、

承知しませんよ!!(^_^)/(^_^)/(^_^)/

すばらしい私たちへのクリスマスプレゼント、ウーマンラッシュアワーのおふたり

ありがとう!!!!

いつも心に太陽を!

 


メリークリスマス!!すばらしい出会いに感謝です!

2017-12-24 01:17:15 | 家族・なかまたち

みなさま、いよいよクリスマスイブとなりました!

 

 

今年もすばらしい舞台、音楽、人との出会いに恵まれ、感謝しております!

特に、吉右衛門さんとマエストロ・パーヴォ・ヤルヴィ!

私の人生をいつも勇気づけ、励ましてくださったことに感謝しています!

このブログを通して、たくさんの方々に、

芸術のすばらしさと感動をお届けできた事に、とても満足しています!

 

「家族・なかまたち」・・・・はじめはとてもちいさな単位でした。

このブログをたちあげた2004年、ごらんいただいていたのは、

たったの8人、という状況でした。

それがいまでは、

一日1000人を超える方々がお見えくださるブログに成長しました!

本当にありがとうございます。

 

ときどき、こころが揺れ動くこともあるけれど、

神様がいつも大きな道筋をつけて、私たちに赦しを与えてくださることに

大きな愛を感じています。

 

いつも、真実と愛を求める勇気を、

お互いにもって人生をあゆんでいけるように、

がんばっていきましょう!

すばらしいクリスマスをお過ごしください!!!


I am thankful for having such a wonderful stage, music, people meeting this year!
Especially, Mr. Kichiemon and Maestro Paavo Järvi!
I am grateful that I always encouraged and encouraged my life!
Through this blog, to many people,
I am very happy that I was able to deliver the wonder and excitement of art!

"Family / friends" ... The beginning was a very small unit.
In 2004, when I gave this blog, I saw that,
There were only 8 people.
It is now,
More than 1000 people have grown into a blog that you can see!
thank you very much.

Sometimes my heart is shaking,
To God always giving a big path and giving us forgiveness
I feel great love.

Always, the courage to seek truth and love,
In order to keep on living with each other,
Let's go do our best!
Have a wonderful Christmas! ! !


米吉に六世歌右衛門の面影を見る~伝統歌舞伎保存会「本朝廿四孝 十種香・奥庭」を観る

2017-12-23 10:30:52 | 劇評

あでやかな大輪の華が一輪、またあらたに生まれた。米吉の「本朝廿四孝 十種香・奥庭」の八重垣姫である。かれの八重垣姫を見て、私は、歌舞伎役者のもつ「輪廻」ということについて考えさせられた。

きのうは第21回伝統歌舞伎保存会の研修発表会が国立劇場の大劇場で催された。吉右衛門ら幹部俳優による、ざっくばらんな「お楽しみ座談会」につづいて、非常にここちよい緊張感をたたえながら舞台に登場したのが、米吉の八重垣姫であった。彼にとっては初の大役といってもよいだろう。父の歌六が座談会で、大変恐縮しながら息子の晴れ舞台を寿いでいて、それはまた歌舞伎のもつ「永遠の家族性」を感じさせる感慨深いものであった。

米吉は、どちらかといえば、いままで可憐な容姿の中に驕慢さとおきゃんな一面をのぞかせる娘役が多く、そこにはかれなりの現代青年の主張を感じ取れたものだ。しかし、三姫のひとつである八重垣姫には、その現代性を抑制しつつ、むしろ恋の神話に生きるはかりしれない情熱と狂乱が求められる。また、私ももちろんみたことのない、六世歌右衛門の若き日の美貌が、米吉の横顔にふと宿り、米吉の未来の立女形としての可能性を現出したことは、今回の舞台の大きな特筆すべきことであった。

舞台の描写に戻ろう。まず、振り返った時の姿のうつくしさ、みずみずしい感性は、今日の若手女形随一のものであろう。ときにきんきんとしたセリフ回しになるのを直すのは今後の課題だが、若い米吉なりの、2017年の「八重垣姫」像を見せ切ったのは、圧巻でもあった。八重垣姫の、勝頼への恋情のはげしさは、「十種香」ではまだ淡彩だ。が、つづく「奥庭」での狂乱で米吉は八重垣姫のマグマのような想いを描きつくして見せた。狐の精に取りつかれる場面も気魄十分。精一杯、歌舞伎役者の青春を舞台にぶつけ、清新な舞台を生んだ。ここで驕ることなく、謙虚に舞台に精進してほしい。

また清新な配役、一日限りの大役に体当たりでいどんだ若手・中堅たちに拍手を贈りたい。勝頼の音一朗は、気品にあふれ、これからの有望株。菊史郎はベテランだが、濡衣のかなしみを丁寧に魅せた。圧巻だったのが、吉兵衛の長尾謙信で、朗々としたセリフ回し、堂々たる風姿は、師匠の吉右衛門ゆずり。しかも、どこかその風格には、17世羽左衛門の篤実な面影もやどり、おもわず落涙した。蝶三郎の原小文治、白須賀六郎の吉二郎はごくろうさま。吉二郎はセリフがきっぱりしているが、イトにのっての動きがさらにきびきびしたものになるといいと思うので、精進してもらいたい。人形遣い(狐)の蝶八郎は端正な舞台で好感が持てる。全体に非常にレベルの高い舞台で、監修をつとめた雀右衛門・菊之助・又五郎の労をねぎらいたい。また葵太夫の指導のもと、舞台をつとめた、拓太夫、樹太夫ら竹本連中にも清新な魅力を感じたものである。

一日限りの舞台に情熱をもやす若者たちの白熱した演技に、心洗われる思いの、隼町の師走の夜であった。芝居のことしの見納めとなったが、すがすがしい感動とともに、劇場をあとにした。(了)

 


 

 


来年から、正式に劇評活動をスタートさせます!

2017-12-22 10:36:24 | 劇評

みなさまにご報告です。

夫とも相談しまして、就職活動はやめることにいたしました。(いわゆる一般企業さまですね)
理由は様々ですけれども、やはり、夫が正式に、劇評をかくことを認めてくれたのが、いちばんの理由です。

これから、どういう形で、出版社の方々や、関係各位とコネクションを築き上げていくか、私なりにうごいていきたいと思っておりますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

この決断を下す間に、お世話になった皆様には本当にお礼を申し上げます。

なにか、評論・インタビュー・コラム記事などご用命がありましたら、ぜひご連絡をたまわりますよう、お願い申しげます。
FacebookのMessengerでも、また、Twitterのダイレクトメッセージでも結構です。

精一杯がんばります!よろしくお願い申し上げます。


2017年師走雑感。

2017-12-21 04:43:41 | きょうのオピニオン

Twitterを再録する形になりますが、そろそろ今年もあと10日となりましたので、今年の私、そして今年の文化各界、日本の在り方などをかんがえてみたいと思います。

歌舞伎の未来については、やはり海老蔵さんの今後がどうなるのか、みな結構悩んでいるのだなと思います。彼の舞台は大入り満員なのはよろこばしいことです。しかし、いずれ訪れる團十郎襲名にむけての、芸の充実がとみに望まれますね。市川宗家として、来年は台詞の言い回しも含めて、奮起を期待したいところです。

海老蔵さんと同世代、あるいはその前後の世代の役者たちが、充実してきて、歌舞伎の人気の裾野を広げるのに一助となっていますね。菊之助、松緑、染五郎、愛之助、猿之助、中車、勘九郎、彦三郎、七之助などなど。来年も彼らの動きから目が離せません。また、若手台頭の一年でもありました。ワンピースの成功で一躍スターダムにかけのぼった、尾上右近、隼人、巳之助、そして若女形として、梅枝、児太郎、米吉、壱太郎、その充実ぶりが見逃せない 松也、坂東亀蔵 なども、めきめきと力を付けてきており、若年層など幅広い年代層への歌舞伎の遡求の一助となっていると思います。

また、襲名披露でなかなか私は地方まで見に行けなかったのですが、芝翫、あるいはその上の雀右衛門といった人たちの活躍も忘れてはならないでしょう。芝翫については、立役としての本道を究めてもらい、吉右衛門、仁左衛門らにつづく歌舞伎の立役として、りっぱにつとめを果たし成長してもらいたいと願っています。

私自身は、今年は吉右衛門論を歌舞伎学会で発表した後、いろいろ劇評について悩むことが多かった一年でした。歌舞伎評論の表現は独特ですが、その域にとどまることのない表現方法が求められるのではないか、もっと普遍性を求めるべきではないかと痛感するからです。

また、SNS時代の評論については様々な意見があり、存在意義を改めて考えました。現在、私のブログは、常時500~最高で1000アクセス(一日あたり)来訪していただいているので、このブログの影響の大きさも痛感し、責任も芽生えた一年でした。新作歌舞伎の台頭も含め、これらをどう受容するか問われます。

また、歌舞伎のみならず、現代演劇についても、さらに来年は考察をふかめ見聞をひろげていきたいと考えています。いま、佐藤誓さんにすごく注目していますが、今後どんな才能が飛び出してくるのか、しっかり見守りたいと思っています。

一方感謝したいのがクラシック音楽との出会い。クラシック音楽を聴くことで、歌舞伎という「古典の現代的な意義をどう考えるか」というテーマを、より深く照射し、客観的に考えることができたように思います。パーヴォ・ヤルヴィさんやNHK交響楽団、国内外の様々なコンサートを仄聞する事で、心がより豊かになれ、日本の文化の成熟ぶりを実感できました。演劇、映画、音楽、美術と日本の芸術は爛熟を迎えていると思います。このブログを通じて、もっとたくさんの方に広げたいと思います。

クラシック音楽はまだまだ勉強中で、みなさんの教えを賜りながら書いていきたいと思いますが、終生のひとつの私の精神的支柱になったことはまちがいなく、6月25日、30日のパーヴォ・ヤルヴィさんとの出会いに感謝したいと思っています。

日本の社会情勢についても考えさせられ、批評家としての立ち位置を改めて問われた一年でした。憲法問題がクローズアップされることは今後否めませんが、日本の安全保障、外交が転換点を迎えつつあります。しかしながら、世界に平和国家としての信頼を取り戻すのは急務だと思います。また、真の裕福さとは、貧困とはという現実も突きつけられました。

批評家としての活動をどうこれから展開させていくか考える一方、就職活動を通じ、日本の経済成長の現実も見ることができました。求人は確実に増えています。が、求められる人材は「働き方改革」を標榜しながら、実際は企業に滅私奉公できる人材が求められていて、個の確立には道半ばの感があります。

日本の教育という問題についても、考察をする機会に恵まれました。森友・加計学園問題を通じて浮かび上がったのは、政治の「忖度」という問題もさることながら、日本人の精神的な支柱である「教育」を公権力がどこまでコントロールすべきなのか、あるいは、教育現場の自主性がどれだけ不可欠かというテーマだと思います。教育は国家100年の大計であることはいうまでもなく、政治権力はその行使にあたって、真摯かつ慎重にすべきと考えます。

子供たちの未来だけでなく、人生100年時代の生涯教育をどう考えるか、私なりに来年も考察を深めたいと思います。がんばります。どうぞよろしくお願いいたします。

 


ブログの方向性、だいぶかたまりました(^^)

2017-12-16 18:18:14 | かしこいくらし

だいぶ、自分のブログの方向性がきまってうれしい限り。好きなひとはもちろん好きで応援しますが、もっと幅広い人・ジャンルで書いていきたいですね。テーマがレビューに絞られてきたので、文体もずいぶん変わるかも。お蔭様で多くのアクセス数をいただいているので、今後は落ち着いた文体を心がけます。

いままでちょっと個人的な体験や感想もずいぶん書いていたのですが、これを機にレビュー執筆に絞りたいと思っています。過去は過去のご縁としてありがたく自分の財産としていきたいと思いますし、さまざまな出会いに感謝して上手に卒業したいと思います。これからは「未来」を語っていきたいですね。

来年からは、夫が演劇のチケット代を出してくれることになりました。いままで手弁当でやっていたので、ちょっと一息つけそうです。また就職先も決まれば、経済的にも安定しますので助かります。

個人的なご報告は、Twitter等でつぶやいていきますが、たのしく前向きに語っていきたいです。いままで支えてくださったり、フォローしてくださった方々に感謝し、未来志向で考えていきたいですね!

これからもどうぞよろしくお願いたします!

 

 


N響とデュトワ、独壇場!サントリーホール定期演奏会レポート

2017-12-15 03:15:08 | 音楽

シャルル・デュトワとN響のコンビもまた、盤石と思えるすばらしい出来映えの、サントリーホール定期演奏会だった。12月14日、討ち入りの日ではあったが、この日の溜池山王は、クリスマスムード満点。ドゥトワとN響の独壇場ともいうべき、すばらしいハーモニーに、私も聴衆たちも酔いしれた。

ハイドンの交響曲「女王」は端正に。そして、圧巻はやはり、2013年に発表されたという、細川俊夫作曲「嘆き」であろう。日本の現代音楽が演奏されるとどうしても難解な印象をあたえてしまいがちだが、細川のこの作品は、東日本大震災の死者へのかぎりない哀悼の念と、自然への畏怖と警句に満ちたものとなっている。特にすばらしかったのはパーカッションで、日本的な原風景_竹藪や風のささやきなども緻密に表現していた。適切かどうかわからないが、勅使河原宏監督や、篠田正浩監督、市川崑監督などの映画のような、哲学的な要素を思わせる曲である。弦楽器、管楽器も非常に巧みな技術を駆使していた。またソプラノのアンナ・プロハスカの厭世的な雰囲気も、不可思議な霊魂の世界を現出しており、大変な成功をおさめた。細川俊夫というひとの才能にも、非常に舌を巻く思いであった。

また、つづくメンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」も、非常に華麗ななかに哀感あふれる名演となった。はじめは哀愁ただよう曲調で始まり、やがて豪奢な旋律が現れる。ドゥトワは、繊細かつ豪快な指揮で、女王メアリー・スチュアートの在りし日の威容をたたえる「スコットランド」の大地と幻影を描きつくした。やがて訪れるスコットランドの悲劇も思わせて、秀逸な出来栄えであった。

事実上、N響元年ともいうべき体験をした私だったが、パーヴォ・ヤルヴィの指揮に魅せられて、N響の今日の充実と実力を知り、また、昨日のシャルル・デュトワ、あるいは、トゥガン・ソヒエフ、クリストフ・エッシェンバッハなどのすぐれた才能に出会えたのは、誠に僥倖ともいうべき一年だった。来年もどんな奇跡をN響が生み出すのかはかりしれず、その可能性に、私もめいっぱい賭けてみたいと思う。

年の瀬の風が、ここちよい、溜池山王の夜であった。

 


面接に行ってまいりました。みんな涙ぐんでいました・・・。

2017-12-14 03:18:32 | くらしのくふう

きのうは就職活動に行ってまいりました。実は今までの私の就活の中でもかなり異色の場所でして、正直最初はどうなるかな?と心配でした。でも、実はハローワークにも登録しているのですが、「かつらぎさん、実はこういうお仕事のほうが合うのではないかとボクらも思っておりまして」と言ってくださって、ご紹介してくださった面接先だったのでした。

ハローワークさんには日ごろから大変良くしていただいていて、いろいろなご相談に乗ってくださっているのですが、今回は履歴書・職務経歴書・自己PR書や志望動機など、かなり丁寧に赤をいれてくださいました。おかげさまで、ずいぶん立派な応募書類になってしまいました。

よく面接で聴かれるのが、志望動機です。「かつらぎさん、ずっと宣伝や広報のお仕事が長かったですけれど、今回こういうお仕事を希望されるのはなぜですか?」という具合です。でも、それをきっちり誠実に答えたのが、きのうの内容でした。面接官のみなさんは、はじめフムフムと聴いておられましたが、やがて、私の答えにハッとして、思わず涙ぐまれる方もおられました。私もいろいろ葛藤をかかえながら生きている人間なので、すぐにご理解いただけるのかどうかわかりませんでしたが、みなさん涙ぐみながら、「・・・それはおつらかったですね」と必ずおっしゃってくださるのが、ありがたかったです。こうした、優しい方々のもとで働きたいと思った次第です。

面接自体はとてもアットホームな中で進んでいき、面接官の方々もとても優しそうな方でした。こういう方々のもとで過ごしていけるなら、私も安心して業務に取り組めるだろうという気がしました。

ぜひいいご縁にめぐまれるといいなと思っています!

ハローワークのみなさまにも感謝です!

 

 


愛之助・中車・松緑、新時代!12月歌舞伎座劇評

2017-12-12 08:21:05 | 劇評

当月歌舞伎座は、三部制興行である。玉三郎を上置きに、愛之助、中車、松緑が競い合う形になったが、結果的に非常に好舞台の連続となった。ことに愛之助の「実盛物語」は私が20年この戯曲を見た中でも屈指の出来であり、渡辺保先生もご指摘があったが、彼の今後のおおきな当たり役になろう。また2部の「らくだ」、3部の「瞼の母」の中車がまったく対照的な役柄を鮮やかに演じ分けており、ことに「瞼の母」では歌舞伎座史上に残る大熱演を見せた。また、好調・松緑が家の芸である「蘭平物狂」を豪快に演じ、1部の「土蜘」でも不気味な存在感を見せた。ますます祖父・2世松緑にセリフ回しといい、面構えといい似てきたのは、立派である。

特に印象にのこった舞台をふたつ。そのうちの「実盛物語」は愛之助は東京では初めてだが、切ってはめたような爽やかさと義太夫味が身上で、かれがこの世代でいちばんの義太夫役者であることを証明した。仁左衛門に驚くほど似ているが、仁左衛門よりもずっとシャープで鋭い芸風である。これに愛嬌が加われば、石切梶原も彼の掌中に収まるのは自明の理だろう。「うきつしずみつ」の調子のよさ、小万の腕を切り落とした「物語」で、彼自身と合戦の様子が浮かび上がるセリフの妙、そして、扇をパッと鮮やかに開いて決める型の美しさなどで、観客を華麗に魅了した。九郎助の松之助、瀬尾の片岡亀蔵、葵御前の笑三郎と手練れがそろい、当月きっての好舞台となった。

「瞼の母」は長谷川伸の名作だが、私はじつは初めてこの作品を見た。あまりにも有名な作品だが、中車と玉三郎の真摯な演技の取り組みによって、すばらしい劇的成果を上げた。番場の忠太郎の一本気で男気あふれる性格を、中車が丁寧に演じていて、好感が持てる。また、玉三郎の母・おはまも、泣く泣く我が子・忠太郎を手放したかなしみを、ずっと内に秘めつつ、あえて冷淡に突き放すおんなの葛藤を、実に見事に演じた。おはまの横顔を見ているだけで、玉三郎の白い頬に、人生の苦渋がみてとれる。中車の妹役・梅枝に「なんでおまえは可愛く思えるのに、あの子はそうは思えないのだろう・・!」と嘆くありさまに、母子の相克がみてとれて、私は思わず涙を禁じ得なかった。

中車は、「ひでぇや・・・ひでぇや・・・」の詠嘆と絶唱に、彼自身の人生をオーヴァーラップさせ、よりふかい感動に観客をいざなう。新歌舞伎では彼の個性と、すぐれた脚本への解釈が生きるように思うし、今後もぜひ新歌舞伎に光を当ててほしいと願っている。いずれ「暗闇の丑松」も手掛けてみてほしい。

若手中堅では、やはり彦三郎、梅枝、児太郎が光る。彦三郎の短気だがまっすぐな性格の半次郎は、そのまっすぐさゆえに幸せをつかむにふさわしい。児太郎はなにをやらせてもうまい。立女形への道をまっしぐらである。梅枝は、玉三郎のイキをよくのみこんで、熱演していて好ましい。萬次郎もよい味をだしているし、歌女之丞の夜鷹は殊勲賞物の出来ばえである。

とにかく、ぜひ好劇家ならずとも、若い歌舞伎ファンの方々にも見ていただきたい、今月の歌舞伎座である。

ともあれ、今年も1年、いろいろあった歌舞伎界だったが、すばらしい舞台に出会えるのは本当に僥倖ともいうべきことである。来年も高麗屋三代襲名からスタートする歌舞伎界なので、ぜひ記録にのこるビンテージイヤーになることを願ってやまない。(了)


エストニア大使館、いきな計らい♪

2017-12-10 23:12:25 | たのしいエストニア情報

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171209-00000173-sph-soci

 

TBSさんには大変申し訳ないのですが、実に心温まるニュースなのでご紹介させていただきます。

つまり、TBSさんの番組で、エストニア・ラトビア・リトアニアの位置を間違えて

報じてしまったのですが、エストニア大使館が、大変粋な「クレーム」をつけました(笑)

私は、この”サンシャイン池崎”さんという方を初めて知りましたが、

これは非常にたのしいユーモアだし、

エストニアへの好感度がますますあがりました(^^)

パーヴォのふるさとでもありますし、

こんなにユーモアを解してくれるのなら、

ぜひ遊びに行ってみたくなりますね!(^_^)/(^_^)/(^_^)/

 

ひさびさの神対応、素敵なエストニア大使館のお話でした(^^)

 


パーヴォが正式にチューリッヒのトーンハレ交響楽団の首席指揮者・音楽監督として就任することに♪

2017-12-09 03:07:54 | パーヴォ・ヤルヴィさん関係

http://www.harrisonparrott.com/news/paavo-jarvi-named-chief-conductor-music-director-tonhalle-orchester-zurich-201920

 

「あれ?パーヴォのことはとりあげないんじゃないんですか?」と思われた方も多いと思いますが、

やっぱりパーヴォにはいろいろお世話になったので、こちらのニュースを掲載させていただきます。

パーヴォの在籍しているクラシック音楽の世界的大手エージェンシーでもある、

HARRISON PARROT からの情報です。

(日本人だと辻井伸行さんが所属されています。きょうになって私、初めてそのことをしりました!

私、いつも「なんでいつもパーヴォはこの方やこの方と共演されているのかな」と思っていたのですが、

なんのことはない、所属事務所が一緒だったというわけです♪ 日本の芸能事務所さんと理屈は一緒でしたね)

 

以前から伝えられていましたが、正式にパーヴォが、

チューリッヒのトーンハレ・交響楽団の首席指揮者・音楽監督に

就任する旨が伝えられました!

上記サイトから記事がよめますので、みなさま頑張って翻訳してみてください(^^)

パーヴォのコメントは以下の通りです。

素晴らしい歴史と素晴らしい演奏力を持つオーケストラであるチューリッヒのTonhalle-Orchestreの音楽監督の役割を担うことは非常に光栄です。私がオーケストラと一緒に働く特権を持っていた最近の機会に、私はミュージシャンと経営者の両方と非常に強い化学を感じ、彼らのコミットメントに圧倒されました。音楽と個人的な関係を強化することを楽しみにしています。チューリッヒのオーケストラ、経営者、特に観客と一緒に、私たちの音楽生活の新しい章を一緒にしていくことを楽しみにしています。」

意欲をみせています。期間は2019年/20年から5年間です。

2019年からは、がんばってチューリッヒ詣でもしたいところですね!(^^)

めずらしく、パーヴォが背広ネクタイ姿で会見にご登場(^^)

とてもお元気な様子に、ほんとうにわたしもほっとしましたし、うれしくなりました。

N響さんもあるし、ドイツカンマーフィルブレーメンもあるし、文字通り世界をまたにかけての大活躍となりますが、おからだに気を付けて、がんばっていただきたいですね(^_-)-☆

さて、パーヴォはどんなマジックをつかって、トーンハレもすばらしいオーケストラに仕立て上げるのでしょうね!

楽しみです♪


がんばってくださいね、マエストロ・パーヴォ♡♡

 




 


就職先が決まりそうです(^^)

2017-12-08 18:45:13 | くらしのくふう

朝は、ぴぃぴぃと泣いていた私でしたが、

午後は元気に就職活動に行ってまいりました。

うまれて初めて派遣の登録をしました!

いろいろ説明を受けたのですが、まぁ・・・大変!これだけの規則を憶えなくてはならないなんて!

 

でも、詳しくはあまりかけないのでこの辺で(^^)

 

登録をすませてみると朗報があり、

なんと、私に就職先のあっせんが!!!

いろいろな条件がぴったり合っていて、

しかもとても意外な職場でした!(@_@)(@_@)

 

ちょっとまだこの場では発表できないのですが、

いままでの私の経歴からすると、かなり異色の職場となりそうです。

いったいどうなるんでしょうね(^^)楽しみです!

まずはやっぱり「ライフ・イズ・ビューティフル」をモットーに、

がんばります!\(^o^)/\(^o^)\(^o^)/